大蔵委員会
○草場参考人 ただいま委員長から御指名をちょうだいいたしました、全国銀行協会連合会の草場でございます。 きょうは、昭和五十九年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法律案に関しまして、私どもの意見を申し述べるようにとのことでございます。 そこで、まず五十九年度の予算についてでございますが、歳出面につきまして結論的に申し上げますれば、一般会計から国債費と地方交付税交付金を差し引きました一般歳出予算が三十二兆五
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発言数 34件
初発言日: 1983-05-11 / 最新発言日: 1984-04-20 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○草場参考人 ただいま委員長から御指名をちょうだいいたしました、全国銀行協会連合会の草場でございます。 きょうは、昭和五十九年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法律案に関しまして、私どもの意見を申し述べるようにとのことでございます。 そこで、まず五十九年度の予算についてでございますが、歳出面につきまして結論的に申し上げますれば、一般会計から国債費と地方交付税交付金を差し引きました一般歳出予算が三十二兆五
○草場参考人 先ほどの冒頭陳述でちょっと申し上げましたけれども、今度の予算におきまして一般歳出は、五十八年度当初比で〇・一%減に圧縮されておるわけでございます。ただ、そこの中で、物件費などの経常的な経費は原則マイナス一〇%あるいは公共事業などの投資的経費も原則マイナス五%、相当圧縮はされてきておられるように存じております。 ただ、財政再建の元年と言われました例の五十五年度から五年たってきておるわけでございますけれども、その間、やはり
○草場参考人 ただいま先生おっしゃいましたとおり、赤字国債の借りかえ問題に関しましては、財政法の精神から、国債そのものを発行しないのが本来の基本精神でもございます。その例外として建設国債の発行を認めてまいったわけでございまして、赤字国債というのは財政法自体も発行を予定していないので、そのために年度ごとに特例法を制定して発行している。こんな経過にかんがみまして、その意味でも赤字国債の満期の一括償還を義務づけてきたということは先生のおっしゃ
○草場参考人 ただいまの最初の国債大量発行によるクラウディングアウトというような問題でございますけれども、確かに市中金融機関の国債引き受けが中心になっておりますので、大量の国債を引き受けているわけでございます。したがいまして、私どもの民間の資金の吸収力が弱まったりいろいろな事情の中で、やはりクラウディングアウトということが発生しない懸念は全くないわけではございません。そういう懸念は常時あるわけでございますけれども、ただいま、過去数年間に
○草場参考人 堀先生の御質問、大変難しゅうございますが、ただ、確かに満期償還額が大量に一時点に集中するという問題から、今国債の発行手段の多様化と申しますか、その意味で短期国債も考えておられるというふうに聞いてはおりますが、まだなかなかここらの問題に関してのコンセンサスができておるわけでもございません。 ただ、確かに調達側にすれば、前回の六・一国債暴落時点でも国債の多様化をということを申し上げて、それ以来国債が非常に多様化されてきたわ
○草場参考人 ただいま先生の御意見がございましたとおり、金融の自由化は現在の世界の情勢の中で日本も、これは外圧ではございませんが、どうしても自主的に進めていかなければならぬ一つの大きな方向であろう、そういうふうに考えております。ただ、そこの中で、今御指摘がありましたとおり、郵便貯金というものが非常に大きな問題になっているというふうに私たちは考えておるわけでありまして、特に昭和四十五年ぐらいのときには各預貯金の中でのシェアが一九%ぐらいで
○草場参考人 私も、大変難しい御質問で、御返事が非常に申し上げにくいわけでもありますし、また、申し上げにくいほど少し難しい問題ではなかろうかというふうに感じております。 しかし、一応少なくとも六十五年の「中期展望」を出したのでございますし、また、今後の国債の発行量を見ていっても、やはりどう考えても少し多過ぎる。特に、五十九年度ですら約十兆円近い、九兆数千億の利払い資金があるのでございまして、そういった一般会計の中での恐らく二〇%弱ぐ
○草場参考人 今回日米円ドル委員会が開かれまして、金融の自由化、円の国際化というものが今進展している状況でございますが、ここ数年来、やはり世界の趨勢といたしまして、各国ともある程度自由化が進んできている。その意味で、私どもとしては自由化というものが何かということを考えますときに、やはり自由競争という問題の中で一つの金融の効率化に役立っている、あるいは資金の効率的配分にも役立っている、そういう意味で、やはり自由化はみずから自主的に推進して
○草場参考人 ただいま委員長から御指名をいただきました、全国銀行協会連合会の草場でございます。きょうは、金融・資本の自由化と直面する諸問題に関しまして私どもの意見を述べるようにとのことでございますので、意見を申し述べさせていただきます。 金融の自由化は、確かに今や避けて通れない一つの大きな流れでございまして、また、実際にも、これまでに自由化への布石が着々と打たれてきておりますことは、皆様御承知のとおりでございます。 さらに、円安
○草場参考人 今の堀先生の御指摘も確かに大変いい案だと思うわけでございますが、この前も日本銀行総裁が言っておられたように、例えば三カ月ないし六カ月というような、たとえ少額の規制金利であろうとも、そういった短い期間のものはやはり金利を自由化したらどうだろうか、そういうような御意見も承っております。私ども極めて賛成なんでございますけれども、ただそれをやると、今度はそういった高い、若干自由化された金利をてこにして、また新たな定額貯金をつくると
○草場参考人 確かに考え方としまして、理論的には、一つのTB市場といいますか、短期の市場ができる、オープンマーケットができるということは、私は非常に結構だと思います。 ただ、何度も具体的に今まで論議されている問題でございますけれども、やはりどうしても公募という段階の中で、少なくとも現在発行されている金利よりは高い価格で発行されると落ちつくんじゃなかろうかと思いますので、その点で、国の財政側との考え方がまだそこまで固まってないんじゃな
○草場参考人 ただいま先生おっしゃったとおりでございまして、現在の段階では私ども全銀協も、皆さん全部自主的に相当一生懸命ディスクローズはやっているつもりでございます。御指摘ございましたとおり、自発的に一つのアイテムをそろえてというお話でございましたので、これは持ち帰りまして十分検討させていただくつもりでおります。 それから、確かにこれからの金融自由化の中で銀行自身の効率化を進めて、それが実体的にはユーザーである国民の皆さんのために金
○草場参考人 ただいま堀先生のおっしゃいましたユーロ円の拡大と申しますか、先ほど私もちょっと申し上げましたけれども、円が貿易の決済手段あるいは資本の流通手段あるいは各国の準備通貨として、日本の体力に応じた中で、円の強さに応じた中で、極端に言えば、自然体の中で各国がそういった保有とかあるいは決済通貨に使われていくことに関しては私は異論はございませんけれども、政策的といいますか、極めて強い意味での円の国際化をやるということで円が海外で大量に
○草場参考人 今の堀先生がおっしゃいました円の使用の問題でございますけれども、現在、実態的には売り手と買い手とのどっちかというと力関係みたいなものもございますし、例えば造船みたいなものは日本の造船産業が非常に強いために円建てで輸出が可能である。しかし、エネルギーみたいなものは完全に世界の一つの慣行としてドル建てである。そんな形で売り手、買い手の力関係も非常に影響いたしますから、しかく簡単にいかれるかなというふうにも感じておりますし、もう
○草場参考人 先ほどちょっと私見を申し上げたわけでございますけれども、現状すぐ云々というわけではございません。しかし、先ほど申し上げましたとおり、貿易の決済通貨であるとか、資本の流通通貨であるとか、あるいは準備通貨という。ものが、貿易、資本の移動を通じながら徐々に徐々に、極端に言えば日本の国力を反映した範囲において円というものが国際化されていく限りにおいて、そう急激な変化が起こるとは思いませんけれども、極端にこういうものの激しい円の国際
○草場参考人 先ほど来堀先生からもお話がございましたけれども、我々の金融業務というものは、金利の自由化について何が大事かということは、国民の皆様といいますか、顧客にとってプラスになるというのが本来の建前でございます。したがいまして、先ほど先生がおっしゃったとおりに、中小企業の方々云々という問題に関しましては、預金をされる方、顧客から申し上げれば、運用される方は利回りが高い方がいいのだし、また借りる方は低い方がいいということは当然のことな
○草場参考人 今銀行と証券とのいろいろな垣根問題と称するものが新聞紙上等にぎわしております。その分野の一つは海外での業務でありまして、海外では銀行も一部証券業務を行っておりますし、証券業もまた一部銀行業務を行っておるという状態でございます。 国内におきましては、銀行が公共債の証券業務を、先般の銀行法の改正で昨年から初めて窓販等を行うようになってまいりました。それからもう一つ、証券業界では約四年前でございましたか、流動性が極めて高くて
○草場参考人 銀行協会全体で考えたわけではございませんが、ちょっと私見を申し上げますと、アメリカの銀行は全部銀行と信託の併営でございます。日本では御存じのとおり、銀行と信託銀行というのははっきり分離されておる。そういうような形になっておりますので、私見でございますけれども、たまたまモルガンと野村証券云々というような形のものが今出ておるやに聞いておりますけれども、証券と信託とが併営して一緒にやっているというのはアメリカでもないわけでござい
○草場参考人 確かに金融の自由化、特に金利の自由化というものを急速に進めてまいりますということは、極端に言えば実体的に自由競争が極めて激化するということでありますから、そこに大きなフリクションが起こるだろう。特にアメリカのケースでは、ここ数年間でも年に四十行とか云々とかという銀行がつぶれているというような状況でございます。もっとも、アメリカの銀行は現在約一万五千弱の数でございます。日本の銀行に比べればはるかに多いわけでございますが、そう
○草場参考人 金融機関が多過ぎる、銀行員の失業救済のためにこれだけ数があるんだというようなお話があるかと思いますが、率直に申し上げて、アメリカは商業銀行が一万五千ありまして、信用組合まで入れると約四万機関あるわけでございます。日本は全国銀行は八十六行でありまして、あと農協、漁協まで入れていきますと約七千三百くらいになりまして、アメリカに比べまして日本の方が、私ははるかに効率的であると思っております。また、高い収益を銀行だけが上げていると