小滝彬の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(小滝彬君) いろいろその当時の事情は調査いたしましたし、また衆議院側からも今御指摘になりましたような事実などについてもお知らせいただいた次第であります。先ほどから申しまするように、非常に妥当性を欠いて、とにかく勝とうということのためにこういう無理のある行進をしたということを、私どもはそれを率直に認めたものでございます。ただ医官についてお話がございましたが、私もいろいろ調べて見ますると、医官が直接そういうことを責任を持ってやるという組織になっていない。結局この大隊長以下の幹部が隊員の健康管理あるいは救護措置についての配慮が足りなかったというようになっておりますので、今後はこういう場合には、医官の方が統裁官、そこの指揮官の要求によって動く、そうでない場合は後尾についているというやり方でなしに、医官をもっと積極的に活用するような方法でも考えなければならないと考えまして、この点を注意いたしておるのであります。私はその発表の際にも申しました通り、今後もこういう訓練は十分行わなければならないが、しかし今度の事故にもかんがみまして、人命の尊重というものを基礎として科学的精神、合理性を持った運営をしなければならぬということを申しておりまするが、これについてはもっと具体的にいろいろ指示もしなければならないと思うのであります。幸いにしてこの次の日曜にも、陸上関係の各地の部隊長が皆集まって参りますので、みんなにもよく私の気持を伝えると同時に、事務的には内局の方でもすでにこうした点を検討さしておりますが、一体にこうした事件が再発することのないように具体的な措置を考慮中でございますので、これを今後実施することによって一つの目安とし、事前に防ぎたいという考えで進んでおるのでございます。