小滝彬の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(小滝彬君) 私どもの説明がまずかったかもしれませんが、制裁というような意味でやったのではないけれども、行き過ぎがあったということは認めるという意味で申したつもりでございます。もちろん、昔の部隊にはいい点もありましたが悪い点もあったので、そういう悪い点を持つようになっては大へんでありますから、十分教育の面にも力を、これまでの先任者の方も入れてこられたようでありますが、さらにこの点については、十分全部に行きわたってそういうことをさせないような教育が一層必要であろうかと思いますので、その点は十分努力しなければならぬと思います。ただ普通の自衛隊員に接触いたしますのは、何としても昔で言えば大尉とか少尉の、今で言えば一尉とか二尉、三尉とかいうような人たち、こういう方面は昔の軍隊にいた人は非常に減って参りました。たとえば陸上自衛隊の全部を例にとりましても、将官級は依然として昔の人が多いのですけれども全般で見れば約二割くらいになっておるのですから、下の方は新しい教育を受けて入ってきた人が大部分である。またよく申すことでありますが、とにかく今の自衛隊は昔と違って国民のほんとうの信頼がなければ、そうでなくともいろいろと批判がされておるのに、ますますもって大手を振って歩けないというようなことになる。そうして志願制度であるというような点もありますから、昔のようになぐる、けるというようなことであればりっぱな人も入ってこない。またそうなれば、現在でも下の者といえどもそれに対するいろいろ是正を求める方法も十分認められておりますし、公正審査会とかいろいろの組織もありますので、前よりはそういう可能性はよほど減っておるのであります。こうした制度と同時に精神的の面でそういうことをさせないようにいろいろな角度から注意いたしまして、そうした危険がもしあるとすれば、絶対にそういうことにならないようにこの事件を契機といたしましてそうした傾向を根絶させるということに最善を尽したいと考えます。