津田実の発言 (法務委員会)
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○説明員(津田実君) ただいま御指摘の点でございますが、短答式による試験を採用するということと、大学在学生の受験を容易にするということとは、直接の関連はないのでございます。大学の受験生の受験を容易にする点は、主として試験科目及び試験科目の範囲の問題でございまして、御承知のように、現在の新制大学におきましては、一般教養科目は前二カ年、専門科目は後二カ年、合計四カ年の授業年限になっている。そうしますと、在学中に受験いたしますのは、大体三学年の六、七月のころということになるわけでございますから、専門科目は、始めまして一年二、三カ月というときに受験するということになる。そこで、それらの点を考えまして、大学の各学年に配置いたしております授業科目とにらみ合せまして、なるべく試験科目をそれに近づけていこうということによりまして新制度の試験科目を選び出した。こういうことになるわけであります。と同時に、選択科目の範囲を広げまして、なるべく自分の得意とする科目で受けられるようにするということもいたしまして、あわせて在学中の受験を容易にするということを考えた。それから、短答式を採用いたしましたことは、本年まですでに短答式は三回、現行法のもとにおきましても施行しております。それは、現行法の筆記試験ということで、短答式と論文式をあわせて課しておる。ただ、現行法におきましては、筆記試験について合格、不合格を発表いたしておりますので、短答式によりまして不合格になつたか、論文式で不合格になつたかということは、本人にわからないということになっております。今度は第一次、第二次試験の筆記試験の中に短答式と論文式と分けまして、短答式についても合否を決定するということにいたすわけであります。その理由は、先ほど御説明いたしましたように、やはり七千名につきましてある程度のふるいを行わないと、論文の審査が精密になりかねますので、そういう技術上の問題もございまして、今回短答式を正式に採用することになった次第であります。