守田直の発言 (法務委員会)
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○最高裁判所長官代理者(守田直君) 弁護士から裁判官になる人数が非常に少ないというその一つの原因に、やはりただいま御指摘のように恩給年金といったようなもの、あるいは退職金といったようなものが非常に裁判官としての在官年数が少ない関係上わずかしか支給されない。そのために自分の地盤を捨てて裁判官になっていくというような決意を鈍らしておるということは御指摘のとおりでございます。私どもといたしましても、現在の退職金制度が在職年数が長くなければ有利にならない、それから恩給制度もそのとおりでありまするので、この点を解決するために、従来からいろいろ財政当局に交渉して参りましたし、現に交渉しつつあるわけでございます。できれば弁護士としての職務をとった年限の何分の一かを在官年数として組み入れて、退職金を計算する。それから恩給年金のことでございますが、現在では、昔のようにいわゆる恩給という制度がなくなりまして、共済組合法によりまして、保険システムによる掛金制度で退職年金というものが支給されておる状況でございます。したがいまして、掛金をしないで、よけいの退職金をもらうということになりますと、他人の掛金で不当に利得をするということになるわけでございます。そこで私どもといたしましては、そういう他人の掛金を食うというような状況にならないように、すなわちその部分は国庫で負担するというような扱いで退職年金制度というものを弁護士に有利に解決し得るようにひとつ考慮してほしいということで、現在も財務当局及び総理府その他に対しまして、その理解を得るために努めておる状況でございます。