坂本泰良の発言 (法務委員会)

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○坂本委員 私は今回の参議院議員選挙に際しまして、選挙違反が続出しているのをまことに遺憾とするものであります。一番いま問題になっておりまするのは、専売公社関係の小林章氏の関係、これは官権候補といわれています。もう一つは全共連と申しまして、全国共済農協連合会の会長であり、立候補いたしました岡村氏の関係、これは金権候補だ、こういわれておるわけです。その他これに類する選挙違反は多数あると存じますが、この二つの選挙違反につきましてがいま非常に問題になっておりますから、まずこの二つの選挙違反に焦点をしぼりまして所見をお伺いしたいと思います。
 その第一は、選挙違反と申しますと、公職選挙法違反に対する事実を摘発して、それに対して処罰をする。さらには連座規定でその当選を無効にする、こういうことに焦点をしぼられるのでありまするが、私はここにさらに考えなければならないと思うのは、共済連の岡村候補は、動いた金は五、六千万円に達するのではなかろうか、こういわれておりまするが、岡村氏自身にはこのような金はないと私は思います。どこからこの金が動いたかと申しますると、やはり全共連を中心とした全国の農協、ことに農協中央会、これから出た金ではないかと思うのであります。したがって、私はこの際大臣にお聞きしたいのは、この行為は、これは選挙違反になると同時に、さらに刑法上の背任、横領の問題に関係すると思うのであります。したがってこの取り調べにあたりましては、単に選挙違反だけでなく、背任、横領の刑法上のこの責任が、私はさらに重大ではなかろうかと思います。それに対するところの捜査の方針等について承りたい。
 なお、あわせてこの小林章氏の関係、これは先日来参議院の議院運営委員会におきまして、阪田総裁並びに官房長官も出られまして、その責任を認めておった、そういうことの経過がありまするが、これは単に総裁がやめるだけの問題ではない。この専売公社に関連して選挙違反に問われた者は、公金を流用しておる。公金流用というのは、公金に対する背任、横領の問題だと私は思うのであります。したがって、捜査においては、刑法上の問題については、選挙違反に対しても重大でありまするけれども、なお重大だ、こういうふうに考えまして、双方を捜査して、そうして処分をしなければならない、こういうふうに考えますが、まずこれに対する大臣の御所見を承っておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 104905206X00219650806_002

発言者: 坂本泰良

speaker_id: 26562

日付: 1965-08-06

院: 衆議院

会議名: 法務委員会