坂本泰良の発言 (法務委員会)

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○坂本委員 なぜ私がこういうことを質問するかと申しますと、従来の例によりますと、入院中とか逃走中といって——いわゆる選挙についてはある一定の時期に捜査の打ち切りということがある、それをのがれればいいというので、結局選挙違反については、大きい選挙違反であり、また有名人その他、こういう地位にある人の選挙違反については、竜頭蛇尾の感がある。幸いにいま外務大臣をしておる人の選挙違反については、その主宰者が、沖繩に逃げかかっているのが鹿児島でつかまりましたから、その全貌がわかるということになった。なお、前回の参議院選挙の際の鮎川義介氏親子の選挙違反については、これはその捜査が急速に進められまして、その内容が判明いたしましたから、ついに両氏は、当選したせがれのほうも、その当時参議院議員であった鮎川義介氏も、その職をいさぎよくやめられて、そうして前非を悔いて、その裁判に対しての情状の点については、これは相当考慮があったと思いますが、そういうような処置に出られた点もあるわけです。
 ところがこの専売公社の問題につきましては、阪田総裁が責任をとると申しましたけれども、小林章氏は自民党と離党しただけで、何ら責任の点を考えていない。岡村氏派の選挙違反につきましては、その総括責任者は入院をしておる、その重要なる選挙の参画に当たった者は逃走中である。もしこれをいまにして逮捕し、あるいは入院者に対しては臨床尋問、こういうことでもして急速にやらなければ、その真相の把握はできない、こういうふうに考えられるわけであります。本件については、小林氏についても岡村氏についても、本人自身は何ら反省の色がない。ただ自分の所属する政党に迷惑をかけてはならないというところで離党しておる。しかしながら、選挙というのは参議院議員の選挙であり、当選をしておる。その当選をした者が、このような選挙違反が出た以上は、半年あるいは一年後の裁判の処置を待つまでもなく、この参議院議員の職を辞して天下にその恥をさらし、天下に申しわけないということを証明しなければならない。私は法は違反者を処罰するだけではなくて、それによって当選した議員そのもの自身は反省をしなければならない、それでなければ選挙の粛正も、公明な選挙も、幾ら口に言い、かね太鼓で騒いでもその実現はできない、こういうふうに思うわけであります。したがってこの岡村派の捜査については、その重要な者が逃走中であり、入院しておる、こういうことになっておりまするが、この点については早急に、どういうお考えを持っておりまするか、ひとつ大臣の御所見を承っておきたいと思います。

発言情報

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発言者: 坂本泰良

speaker_id: 26562

日付: 1965-08-06

院: 衆議院

会議名: 法務委員会