赤松勇の発言 (法務委員会)
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○赤松委員 それでは次の機会に本委員会で報告をしていただきたいと思います。
次に、姫路市会の議長選挙の汚職の問題についてお尋ねをします。
この事件は、姫路市会の中に公友会というものがあって、この公友会の九人の議員が地検に対しまして告発をいたしました。その内容は、九人の一人である米田専一という市会議員に、昨年六月の議長選挙の際、井上前議長を議長にするため買収費として、岸本光二市会議員が三十万円、瀬川武雄市会議員が二十万円を米田市会議員に届けてきたが、これを突き返したというものです。それに、公友会の中の市会議員二、三人にも、それぞれ一人当たり二、三十万円もしくは五十万円の金が流れておる、こういううわさが盛んになりました。そして単にうわさでなくて、現にこの買収を受けようとした市会議員は、姫路の神戸地検姫路支部に対しまして告発をしたわけであります。
そこで、姫路支部のほうでは、中村勉主任検事を中心に津村節蔵検事が捜査に着手をしました。そうして、ことしの六月開会の市議会議長選が大詰めになった十二日に、岸本市会議員に任意出頭を求めて追及すると、岸本議員はあっさり自供しました。翌十三日には瀬川、十五日には井上前議長と矢つぎばやに逮捕いたしました。捜査は非常に順調に進んだわけであります。
ところが、この捜査の過程におきまして、追及のほこ先がにわかに鈍ってきた。現に、神戸地検から卜部節夫次席検事が同支部を訪れて、そうして三人の市会議員の供述書を検討した。ところが、調査の内容は三人を起訴するには不十分なものであったので、中村、津村両検事が督励される一幕もあった。そして二十三日、汚職事件捜査のベテラン、神戸地検の正木良信検事が来援したが、余罪追及どころか、三市議の供述調書のつくり直しをせねばならぬ始末であった。結局、姫路市議会の浄化を市民が期待しておったにもかかわらず、しかも歴然と買収を受けようとした人たちが告発したにもかかわらず、事件は三人だけにとどまってしまって、結局、これが他の捜査が十分行なわれていない、こういうことが新聞に報道された。さらに、七月三十一日、湯川という神戸地検の姫路支部長の発表では、捜査は事実上終末を告げたということを記者会見においてやっておるわけであります。新聞は一斉にこれを取り上げまして、これは東京都議会のように特捜部を設けてやるべきだ、しかるに、経験未熟の検事をたった二人でもってやらしたというところに問題が明らかにならなかった理由がある、こういうことを盛んに書いておるのでありますが、この間の事情について明らかにしていただきたいと思います。