近藤道生の発言 (大蔵委員会)
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○近藤政府委員 ただいま御指摘の点、たいへん重大な問題でございまして、自己資本比率の改善につとめるにもかかわらず、自己資本比率が次第に低下をしてまいるということは、全体として非常に大きな問題であることは御指摘のとおりでございます。
そしてその大きな原因の一つは、やはり成長の角度が非常に高いという場合におきましては、どうしても他人資本に対する依存度が高くなる。大蔵大臣がしばしば申し上げておりますように、全体としての成長のスピードをある程度落としてまいるということが、大きな意味では自己資本の改善にも役立ち、健全な成長に資する。そういう意味におきまして、長期における成長のスピードというものを考えながら、財政金融の処理をしてまいるということが第一点として申し上げられるかと思います。
それから第二点の、大企業に偏重しておるのではなかろうかという問題でございます。これは前回の引き締め時までにおきましては、あるいは前々回と申し上げたほうが正確かと思いまするが、そういったような傾向もあるいは若干はあったのではなかろうかというふうに観察いたすわけでございますが、現在におきましては、今度の引き締めの一つの特色は、大企業における資金繰りのほうが、中小、中堅企業に比べてかなりきついと申します点は、やはり資金の流れにつきましてもそういう方向における研究、くふうというものができ、金融の体制もそれに向くような方向に向かっておる。したがいまして、今回の場合、大企業に対応する資金、大企業の資金需要の伸びが非常に著しいということに対するブレーキのほうが、中小企業に対する場合よりも相対的にはるかに強くかかっておるという形におきまして、いまお示しになりましたような方向に、たいへん御満足のいくような速さではないかと思いますが、徐々に向かいつつあるというふうに私は判断をいたしております。