阿部助哉の発言 (大蔵委員会)

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○阿部(助)委員 だから、貿易はふえる、輸入物資は非常に多い、それはわかるのです。そして、それをできるだけ自分の国の船で運びたい、さらに外国の貨物も運んでもうけたい、外貨をかせぎたい、そんなことは子供でもわかる理屈でありまして、だからといって、日本の経済全体のバランスというようなものも考えてこれは行なうべきであって、特に船だけ、これだけ今日まで過保護を続けてきた、それをなおかつこれから続けなければいかぬという理屈には、一つもならないじゃないですか。それは北欧の国のように船でかせいである程度外貨をかせぐ国はあるだろうし、あるいは物を生産して外貨をかせぐ国もあるだろうし、それを全部自分の国の船でやらなければいかぬという理屈もなかろうと私も思うし、また全体として見て、今日までの過保護で、何べんか繰り返して言うようでありますけれども、これだけ、世界の一位から四位まで占めるというようなところまで来て、それをなおかつこうやって開銀融資の最大の部面を占めなければいかぬ、利子補給はせなければいかぬというあり方は、問題があるのではないか。
 日本の企業の中にはまだまだやらねばいかぬ問題がいっぱいあるじゃないか。農業なんというものは、ちょっと米が余るといえば作付減反だ、いや物価の中で据え置きだというならば、もう少し農業基盤の整備に金をつぎ込むのがむしろ当然じゃないがという、私は幾つかの問題を感ずるわけでありますが、なぜ船にこれだけせねばいかぬのか。というのは、あなたの、貿易が伸びた、日本の貨物を運ぶ量がこれだけだからけしからぬというのは、何も理屈にはそれはならぬ、と言えば語弊がありますが、なおかつこれだけの援助をせねばいかぬという理由には薄弱過ぎると思うのですが、いかがですか。

発言情報

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発言者: 阿部助哉

speaker_id: 8442

日付: 1970-03-27

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会