海野恒男の発言 (大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会)

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○海野説明員 為替レートにつきまして予測をするということはなかなかむずかしいわけでございまして、為替レートに影響を与える要因というのはいろいろなファクターがあるわけですが、当面円安になっているのは、先生御指摘のように、アメリカの高金利が相当程度影響しているということは確かだと思うわけでございます。アメリカの高金利がどういう方向に行くのかということにつきましては、高金利が下がっていく方向から見て明るい材料というのは、アメリカのインフレ率がかなり低下してきておりまして、アメリカのいわば実質金利がかなり高くなっておる、そういう意味で資金需要がかなり落ちてくるという明るい材料がある反面、御存じのように財政赤字が予想以上に高いという暗い材料があるわけでして、この明暗二つの材料を大きく見ますと、二つの材料が綱引きをして、どの程度までどっちの方向に上げたり下げたりするのかということによって、アメリカの高金利がどういう方向に動くのかということになるかと思うのです。
 当面、アメリカの財政赤字が議会と大統領との間でどういう妥協が成立するか予測がつかないわけですが、これからは高金利是正のための努力が政府部内あるいは連銀部内、両方力を合わせて引き下げの方向に努力するということに政策が移っていくということを考えますと、やはりアメリカの暗い材料になっております財政赤字を相当程度少なくする方向での努力がなされるのではないか。そういうことで、私どもはそれを期待しておるというところが現状でございます。

発言情報

speech_id: 109604640X00119820420_005

発言者: 海野恒男

speaker_id: 20127

日付: 1982-04-20

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会