議院運営委員会

2025-02-04 衆議院 全138発言

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会議録情報#0
令和七年二月四日(火曜日)
    午後二時開議
 出席委員
   委員長 浜田 靖一君
   理事 村井 英樹君 理事 田野瀬太道君
   理事 井出 庸生君 理事 井野 俊郎君
   理事 青柳陽一郎君 理事 道下 大樹君
   理事 吉田はるみ君 理事 中司  宏君
   理事 村岡 敏英君
      上田 英俊君    鈴木 隼人君
      中曽根康隆君    深澤 陽一君
      三谷 英弘君    森下 千里君
      五十嵐えり君    井坂 信彦君
      高松 智之君   長友よしひろ君
      柚木 道義君    金村 龍那君
      田中  健君    吉田 宣弘君
      山川  仁君    塩川 鉄也君
    …………………………………
   議長           額賀福志郎君
   副議長          玄葉光一郎君
   事務総長         築山 信彦君
   参考人
   (検査官候補者(上智大学非常勤講師))      田中 淳子君
   参考人
   (検査官候補者(検査官))            挽  文子君
    ―――――――――――――
委員の異動
二月四日
 辞任         補欠選任
  高木  啓君     中曽根康隆君
  伊藤 俊輔君     柚木 道義君
  臼木 秀剛君     田中  健君
同日
 辞任         補欠選任
  中曽根康隆君     高木  啓君
  柚木 道義君     井坂 信彦君
  田中  健君     臼木 秀剛君
同日
 辞任         補欠選任
  井坂 信彦君     伊藤 俊輔君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 参考人出頭要求に関する件
 検査官任命につき同意を求めるの件
     ――――◇―――――
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浜田靖一#1
○浜田委員長 これより会議を開きます。
 検査官任命につき同意を求めるの件についてでありますが、去る一月二十八日の理事会において、橘内閣官房副長官から、内閣として、検査官に上智大学非常勤講師田中淳子さんを任命し、挽文子さんを再任いたしたい旨の内示がありました。
 つきましては、理事会の申合せに基づき、検査官の候補者から、所信を聴取することといたしたいと存じます。
 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
 本日、参考人として検査官候補者田中淳子さん、検査官候補者挽文子さんの出席を求め、所信を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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浜田靖一#2
○浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
    ―――――――――――――
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浜田靖一#3
○浜田委員長 まず、議事の順序について申し上げます。
 最初に、田中参考人、挽参考人の順で所信をお述べいただき、その後、それぞれの参考人の所信に対する質疑を順次行いますので、委員の質疑に対してお答えいただきたいと存じます。
 それでは、田中参考人、お願いいたします。
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田中淳子#4
○田中参考人 田中淳子でございます。
 本日は、このような機会を頂戴いたしまして、厚く御礼申し上げます。
 まず、会計検査院につきましては、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、その結果に基づいて検査報告を作成し、内閣を通じて国会に御報告するという重要な使命を課されているというふうに認識しております。
 また、検査官につきましては、三人で構成される検査官会議の一員として、会計検査院の意思決定に関わり、事務総局を指揮監督するという大変重い職責を負っているというふうに承知しております。
 近年、日本の社会経済は、人口減少そして少子高齢化に伴う社会保障費の増大、また、安全保障環境が厳しさを増す中での防衛費の増額、さらに、物価の上昇や円安などを受けた国民の生活への不安といった現実への対応が喫緊の課題となっております。
 そうした中、会計検査院では、不正不当な事案に対する正確性、合規性の観点からの厳正な検査に加えまして、こうした社会経済の動向を踏まえながら、経済性、効率性、有効性といった観点からの検査を重視し、行財政の透明性や説明責任の向上、さらに、事業運営の改善に資するような分析そして評価を行っていくことが重要になっているというふうに考えております。
 私は、昭和六十三年に大学を卒業後、NHKに取材記者として入局し、去年まで三十七年間にわたって勤務しておりました。この間、ワシントン支局長を務めるなど、国際分野での報道に携わったほか、日本の外交や産業政策などの各分野、そして日本企業の動向など、国内外の政治、行政、経済について取材や報道に携わってまいりました。また、広報局長として広報の業務に従事したほか、複数の部署で組織のマネジメントに当たってまいりました。
 仮に検査官に任ぜられるとするならば、私は、こうした活動を通して得た知識や経験を生かし、国民の皆様の御関心の所在、そして国会における御審議の状況に常に注意を払うなど、多様な御意見に耳を傾けながら、検査官会議における公平かつ均衡の取れた意思決定に寄与することによって、職責を全うしたいというふうに考えております。また、社会経済の動向を分析し、検査官会議の議論に貢献するとともに、国民の皆様の目線に立って、少しでも分かりやすく会計検査の結果をお伝えする方策についても事務総局に助言していければというふうに考えております。
 以上、簡単ではございますが、私の所信を述べさせていただきました。
 本日は、このような機会を頂戴いたしまして、改めて厚く御礼を申し上げます。
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浜田靖一#5
○浜田委員長 ありがとうございました。
 次に、挽参考人、お願いいたします。
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挽文子#6
○挽参考人 挽文子でございます。
 本日は、このような機会を与えていただき、厚く御礼を申し上げます。
 近年、我が国の社会経済は、急速に進行する少子高齢化や人口減少、潜在成長力の停滞、自然災害の頻発化、激甚化、厳しい安全保障環境、行政のデジタル化の遅れなどといった難しい問題に直面しており、これらへの対応が喫緊の課題となっております。
 会計検査院は、このような社会経済の動向を踏まえつつ、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、検査の結果に基づき検査報告を作成して、内閣を通じて国会に御報告するという重要な使命を課されております。
 会計検査院の組織は、意思決定を行う検査官会議と検査を実施する事務総局で構成されており、三人の検査官から成る検査官会議は、合議によって会計検査院としての意思決定を行うほか、事務総局を指揮監督しております。
 私は、昭和六十二年に大学を卒業後、一橋大学大学院の教授等として、会計学、特に管理会計、原価計算について研究、教育を行うとともに、この間、政府の審議会等の委員を務めさせていただくなど、政府の施策等についても知見を深める機会を得ました。
 そして、令和五年に両議院の御同意をいただいて検査官に就任し、以降、一年五か月弱、検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に携わってまいりました。
 前回の所信で申し上げましたように、事務事業などのライフサイクルコストや品質コストを検討する際に、私は、安全性と有効性を重視し、中長期的な視野に立ち、経済性を追求することが重要であると考えております。また、行財政の透明性、国民に対する説明責任の向上や事業運営の改善に資する検査が必要と考えており、私は、検査官として、これらのことを常に意識しながら、現在の社会経済の動向、国民の関心や国会での御審議の状況などにも注意を払って、検査官の職務に専念してまいりました。
 この間、三件の国会及び内閣への随時報告、一件の国会からの要請に係る検査結果の報告を行い、また、昨年十一月六日には、令和五年度決算検査報告を取りまとめて内閣に提出したところでございます。
 そして、令和七年次の会計検査について、国会における審議の状況に常に留意するなど、引き続き国会との連携に努めることとするなどの基本方針を定め、これに基づく検査の実施について事務総局の指揮監督に当たっております。
 仮に検査官に再び任ぜられるとするならば、私は、これまで研究者として、また、検査官として職責を果たしてきた中で培った知識経験を生かし、国民の皆様の関心の所在や国会における御審議の状況に常に注意を払うなど、国民の目線を大切にしながら、検査官会議における公平かつ公正な意思決定に貢献することによって、検査官としての職責を担ってまいりたいと考えております。
 以上、簡単ではございますが、私の所信を述べさせていただきました。
 本日は、このような機会を与えていただき、改めて厚く御礼を申し上げます。
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浜田靖一#7
○浜田委員長 ありがとうございました。
 これにて参考人からの所信の聴取は終了いたしました。
 挽参考人は、お呼びいたしますまで別室にてお待ちいただきますようお願いいたします。
 議長、副議長は御退席いただいて結構でございます。
    ―――――――――――――
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浜田靖一#8
○浜田委員長 これより田中参考人の所信に対する質疑を行います。
 質疑は、まず、各会派を代表する委員が順次三分以内で質疑を行い、その後、各委員が自由に質疑を行うことといたします。
 井野俊郎君。
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井野俊郎#9
○井野委員 自由民主党の井野俊郎でございます。
 本日は、こうして田中さんに御出席いただきまして、ありがとうございます。
 会計検査院の検査官という役職ですけれども、田中さん自身は、先ほどおっしゃっていたとおり、マスコミの御出身ということで、これまで行政経験等は全くないということで、経歴を拝見をさせていただきました。
 その上で、任命理由として内閣が考えているのは、国民に分かりやすく広報していくことなども考えているということでありまして、国民に開かれた行政というのは、それはそれで今の時代に求められていることなのかなというふうに私も思うところはありますけれども、しかしながら、いわゆる広報というものもまた難しくて、今、マスメディアの在り方等も問われています。テレビ、新聞等はオールドメディアと言われる時代にもなりましたし、SNS等が発達してきていて、様々な情報が錯綜してきております。そういう中に、かえって情報が錯綜するようなことがあっては、これは国としての正確な情報発信ともまた違ってくるわけでありますから、きちんとした情報発信、やるんだったら正確かつ丁寧に、かつ、それはまた職責の範囲内でやっていただきたいなというふうに思っております。
 これはちょっと自民党のある議員の方がおっしゃっていましたけれども、前任の田中弥生さんという方が、今院長でいらっしゃいますけれども、この方は検査院検査官、院長でありますけれども、何か、どこかのテレビ番組で、PBは黒字化しなきゃならないというようなお話をされたということで、指摘等もございました。それはそれで、その人の考え方ではありますけれども、果たして検査官としての立場としてはどうなのかなと私は感じるところであります。
 そういったところも踏まえて、検査官としての仕事を田中淳子さん自身はどのように感じて、考えて取り組んでいこうと思っているのか、マスコミ等の対応を含めて教えていただければと思います。
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田中淳子#10
○田中参考人 御質問ありがとうございます。
 御指摘のとおり、メディア出身で初めての検査官候補者ということで、大変緊張感を持って、重責というふうに受け止めております。財政監視機関として重要な使命を担う会計検査院の最終的な意思決定機関である検査官会議の一員ということで、大変重い職責というふうに捉えております。
 今委員がおっしゃられたように、広報というのは一部の仕事ではございますけれども、私、広報というのは広く捉えておりまして、一義的には、やはり国の会計をしっかり検査して、それを国会に御報告するというのが第一の使命である。その成果物というのが報告書、毎年御提出している報告書になりますけれども、それをまず正確に、そして充実した内容にする。さらに、分かりやすく説明する。しかも、社会のニーズに合ったテーマにフォーカスをして提示する。様々な点で、そこの伝え方、報告書の伝え方も含めて、広い意味で広報かなというふうに捉えております。さらに、その先に、国民の皆様に税金の使い方について関心を持ってもらうといいますか、国民の皆様の知るニーズに応えるというところが広報としての範囲かなと思います。
 その点でいいますと、まず、メディアでこれまでやってきたこと、国の行財政のチェック機能という点でも重なるところがございますし、また、国民の知る権利に応えるというところでも重なるところがあるかなというふうに思っております。
 特に、メディアの中で、取材者として様々な行財政も取材してまいりましたけれども、それに加えまして、例えばニュースデスクですとか支局長ですとか、監修者の立場で、より広い様々な取材情報を集めて、それを吟味をして、分析、評価をして、放送という成果物として出すというところまで責任を負う、そうした仕事、訓練を積んでまいりましたので、そうした仕事が検査官における仕事と重なるといいますか、役立てたいなというふうに考えております。
 検査官の仕事というのは、やはり、非常に広い、多岐にわたる検査報告、検査結果、実務を担う事務総局が検査したその結果を収集して、それを適切に評価をして、分析をして、分かりやすく出していくというところの最終的な意思決定に関わる役割と考えておりますので、メディアにおける私のそうした経験が生かせるのではないかなというふうに思っております。
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井野俊郎#11
○井野委員 私も、正直、今の院長の田中弥生さんがもしかしたら意図せずにそのような発言をされた、もちろん、無駄はないようにした方がいい、若しくはプライマリーバランスも黒字の方がより望ましいというふうに考えていらっしゃるのであれば、それはそれでいい。だけれども、それをのりを越えて言うべきことでもないですし、はたまた、正直言って、PBの黒字化という言葉自体が逆に躍っていってしまったのかも、切り取られたのかもしれません。それはちょっと私にも分かりませんけれども、そういう点では、かなり、発言ないしはマスコミへの発表の仕方は気をつけてやっていただきたいなというふうに思っています。
 済みません、質疑が終わったということでありますので、これにて終わりにさせていただきます。
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田中淳子#12
○田中参考人 田中院長の御発言ということで御指摘いただきましたけれども、大変申し訳ありません、私、その詳細を把握しておりませんで、私の立場でちょっとコメントすることはできませんが、先ほども申し上げたとおり、会計検査院というのは、財政の、予算がどのように使われたかということを事後的に、決算を検査して、それを国会に御報告するという役割ですので、そこのところをしっかりと肝に銘じて、仮に御同意をいただけた場合は、職務に取り組みたいというふうに思っております。
 ありがとうございました。
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井野俊郎#13
○井野委員 ありがとうございました。
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浜田靖一#14
○浜田委員長 次に、柚木道義君。
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柚木道義#15
○柚木委員 立憲民主党の柚木道義でございます。
 田中淳子検査院候補にお伺いをさせていただきます。
 まず、御承知かと思いますが、今、国会で予算委員会が開かれていて、少数与党という中で、与野党がまさに知恵を出し合って、例えば、あしたからは予算委員会で初となる省庁別審査が行われます。是非、会計検査院としても、まさに検査官としても、より民意に沿った、例えば我々は予算の組替えなど、税金の使われ方の優先順位、こういったものについても是非検査、公表していただきたいと思うんですね。
 ちなみに、会計検査院が二〇二二年度補正予算で検査、指摘しておられるのは、例えば、三十四事業、計一兆四千八百七十三億円が使用されずに次年度に繰り越されていますね、コロナ対策とか。これを、今まさに国民的なニーズも高い、例えばガソリン減税とか、授業料、給食費の無償化とか、年金の壁の引上げ財源などへと、予算の組替えに資するような検査、まさに役割を是非今後果たしていただきたいと思います。そういった機能を強化していただきたいと思いますが、答弁を求めます。
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田中淳子#16
○田中参考人 ありがとうございます。
 先ほど答弁が長くなってしまって、大変失礼いたしました。
 委員御指摘のとおり、今、国会において予算について本当に様々な議論が交わされているのを拝見しております。御指摘のとおり、会計検査院は、その議論に資するような情報を提供する、そこのところで貢献していく使命を負っているというふうに認識しております。
 令和七年度当初予算の内容につきまして、国民の皆様が高い関心を寄せられていること、私どもも認識しておりますけれども、私としては、会計検査院の検査の結果が予算の編成や執行に適切に反映されること、そして、検査を通じて予算の執行状況に対する透明性の確保及び説明責任の向上に貢献していくことが大事であるというふうに考えております。
 これまでもそのような観点で様々な報告をしてきたというふうに承知しておりますけれども、引き続き、仮に御同意をいただけた場合は、そのような観点から取り組んでまいりたいというふうに考えております。
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柚木道義#17
○柚木委員 まさに、時代に即して会計検査院自体の役割、権能もやはり対応していただきたいということで申し上げておりまして、更に具体的に言いますと、我々、例えば、基金なんかは積み過ぎ額が百一基金七兆七千八百十二億円、これは先日、予算委員会で我が党の城井委員からも指摘もさせていただいて、そういったものをまさに組み替えていくとか、あるいは、昨日は本庄委員の方から、予備費についても、特定目的予備費が五千億、一兆円に積み増して、もちろん理屈は分からぬでもないんですけれども、でも、積算根拠が不透明であれば、例えばそういうもの、基金ルールで三年、ちゃんと根拠がなければ積み増ししないというのも、これも既に形骸化していて、例えば宇宙基金なんかはその代表例と指摘もされておられますね。五千億円あったら、小中学校、公立の子供たちは全部、給食無償化できるわけですよ。
 そういうような、まさに基金ルールの実効性を高めるとか、あるいは、本予算と補正予算がセットで、無駄使い削減を実現するための何らかの実効性のあるルール、尺度、こういったものを是非検査院としてもお示しをいただきたいと思いますが、御所見をいただければと思います。
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田中淳子#18
○田中参考人 ありがとうございます。
 お尋ねの基金ルールにつきましては、デジタル行財政改革会議におきましてそのようなルールを制定していると承知しております。
 基金ルールは、基金の予算措置等に係るルールであり、会計検査院ではそのような基金ルールを策定する立場にはないと承知しておりますが、検査において、デジタル行政改革会議等で定められた基金のルールに沿って基金の見直しがなされているのかといった観点から検査を行い、不適切な事態が見つかれば、適切なタイミングで検査の結果を報告していくことが大切と考えております。
 また、お尋ねの本予算と補正予算や予備費に関してですけれども、無駄遣い削減を実現するために何らかの実効性のある尺度、ルールを作るべきではないかといった点につきましては、予算編成のルールをどのように定めていくのかという問題であり、検査官候補者である私がコメントする立場にはございませんが、会計検査院は、予算の執行状況につきまして適切に検査を行い、報告を通じて国会そして国民の皆様に対する情報提供を適切に行っていく。その際、委員の御意見も踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。
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柚木道義#19
○柚木委員 ありがとうございます。
 先ほどの御質問の中でも、まさにNHK時代、広報部とか、たしか、キャスターというか、そういうことも私は拝見しました。答弁が長いという指摘がありましたが、あの「北の国から」の名優、田中邦衛さんの娘さんということもあって、おしゃべりが多分上手だと思いますが、ちょっと最後、端的に、まさにこの予算の組替え、優先順位化、今、下水管の問題が埼玉で起こったり、ああいうことを全国点検するとか、まさにそういう優先順位を柔軟に変えていく、こういう広報を是非しっかりとしていただきたいと思いますので、是非、ワシントン支局長と、シドニーもですね、世界の流れも含めて、そういった役割を担っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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田中淳子#20
○田中参考人 ありがとうございます。
 おっしゃるように、限られたリソースではございますが、社会のニーズを踏まえて検査対象を戦略的に組み立てていくということが大変重要になっていると思います。
 その際、やはり国民の安全、安心、今御指摘があった道路の問題もございますけれども、インフラの問題も、安全性もございます。そうした安心、安全というのはやはり最優先にならざるを得ないと思いますので、その点は、公共放送でもそれは重点分野でございましたので、私もそこのところはもう一丁目一番地と思っております。仮に検査官に任ぜられた場合は、そのことを肝に銘じて取り組んでまいりたいと思います。
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柚木道義#21
○柚木委員 終わります。ありがとうございました。
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浜田靖一#22
○浜田委員長 次に、中司宏君。
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中司宏#23
○中司委員 日本維新の会の中司宏です。
 質問の機会をいただき、ありがとうございます。本日、田中淳子参考人に御出席いただきました。そしてまた、ただいま所信を述べていただきました。私から何点か質問させていただきます。
 所信で述べられましたとおり、会計検査院、重要な使命を課されているということ、そしてまた、三人の検査官、極めて重い重責を担っておられる、そういうわけでございます。田中参考人はジャーナリスト出身として初めての検査官候補だとお聞きしますが、先ほどは、国民の関心の所在に、ニーズに耳を傾ける、そしてまた国民の目線に立って国民に伝えていく、そういう思いを述べられたわけでございます。
 私は、これまでの御経験を大いに生かしていただきたいと思うわけでありますが、まず、検査官の重みをどう感じ、どういう点を期待されると自ら感じておられるか、そして、これまでのジャーナリストとしての御経験を検査官としてどう生かしていかれるのか、その辺をお聞きしたいと思います。
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田中淳子#24
○田中参考人 御質問ありがとうございます。
 会計検査院は、憲法第九十条に基づいて設置された国の財政監督機関で、内閣から独立した立場で、予算の執行結果等の厳格な評価、検証、そして国会への御報告、さらに、国民の皆様に対する説明責任を果たすという財政民主主義にとって重要な役割を担っていると理解しております。その検査官会議の一員である検査官というのは非常に重要な、重い職責であるというふうにひしひしと感じているところでございます。
 また、内閣から独立した立場で国の行財政のチェック機能を果たすという会計検査院の使命には、メディアの役割とも相通じる部分があると感じております。
 さらに、国民の皆様に必要な情報を提供するという機能につきましても、これまで報道の現場で内外の政府それから企業の関係者などを取材してきて、行財政や産業界などについて理解を深めてきたことが生かせるかなというふうに考えております。その中には、例えば、アメリカで会計検査院のカウンターパートに当たるGAOなどの機関も日常的に取材してまいりましたし、TPPなど、日本の行財政に関わるところも取材してまいりました。その取材者の立場に加えまして、先ほどもちょっと言及させていただきましたが、監修者として、幅広い情報を分析して評価して分かりやすく伝えていくというその経験が、検査官の活動にも生かせるのではないかなというふうに考えております。
 仮に検査官に任ぜられた場合、私は、メディア、特に公共放送の一員として得たそのような経験や知識を踏まえて、検査官会議に多様な視点を提供することで、公平かつバランスの取れた意思決定に貢献してまいりたいというふうに考えております。
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中司宏#25
○中司委員 これまでも、情報発信とか広報活動の強化が必要だという意見はたくさんあったわけでございます。田中参考人、NHKの在職中、記者として活躍をされた、また管理職としての経験もおありということで、現場とマネジメントをどちらもよく理解をされていると思います。今後、会計検査官として、国民の皆さんに分かりやすく情報発信をする、また、会計検査について広く国民の皆さんに知っていただくことで各省庁への理解を深めていただく、そういう役割が期待されていると思います。
 そこで、どこに課題があって、国民に対して伝えたいことは何なのか、どのような手法で国民に分かりやすく伝えていかれるのか、お聞きいたします。
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田中淳子#26
○田中参考人 国民の皆様に伝えたいことでございますが、国の予算執行の適正を期するためには、納税者である国民の皆様お一人お一人に税金の使い方について関心を持っていただくことが必要であるというふうに考えております。そして、そのためには、会計検査院がどういった活動をし、どのような検査結果を報告しているのかという点を、まずは国民の代表である国会に御報告した上で、国民お一人お一人に関心を持っていただく、理解していただくという活動をしていければというふうに考えております。
 そのために私が果たすべき役割でございますが、メディアの環境が今激しく変化しております。その中で、なかなかどのメディアも急速な環境の変化に適応するのに苦労しているところかと思いますけれども、基本となるのは、やはり正確な情報と、それから信頼できる分析だと思います。なかなかそれが届きにくいという、今、皆さんのアテンションが短くなっていることもありまして、丁寧に説明しなくてはならない、ただ、そうすると見てもらえないというジレンマがございます。そこをどう乗り越えるかというのは本当に永遠の、永遠といいますか、今最大の課題で、私自身も一つの正解を持っているわけではございませんけれども。
 重要なことは、国民にそういう、例えば長期的な影響といった説明が難しいことも、本当は知る権利があると思うんですね。そこを丁寧に情報開示をして説明をしていく責任というのが私たちにもあると思いますので、そこは、何というか、メディア環境の変化についていくのがやっとの部分もありますけれども、それだけではなくて、やはり、しなくてはならないことというのをきちんと果たしていく、そのやり方は工夫が必要だと思いますので、これから探ってまいりたいというふうに考えております。
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中司宏#27
○中司委員 二〇二三年度の決算検査報告では、コロナの対策に関わる事業で大規模な不適切な受給が見つかる、そういうことがありました。合わせて六百四十八億円余りが不適切に使われていたのではないかと指摘をされているわけでございます。また、コロナ禍を契機として予算の予備費の額が急激に増えたということ、また同時に基金の事業も増加をした、そんな状況があります。
 そこでお聞きしますが、毎年多くの税の無駄遣いが指摘されているものの、指摘を受けてもなかなかしっかりと反映されない。そのようなことで、同じような指摘が繰り返されるということがあると思います。まず一点目として、無駄遣いや不正を根絶するにはどうすればいいのかということ。そして二点目として、予備費や基金事業の検査に関して、今後の課題とか取組についてどう考えておられるのか。答えられる範囲で結構ですので、お聞かせいただきたいと思います。
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田中淳子#28
○田中参考人 二点、お尋ねいただきました。
 まず、無駄遣い、不正の根絶に何が必要かという点でございます。
 ちなみに、この無駄遣いというのは、なかなか、どこをラインに無駄遣いと呼ぶのかというのが難しいということで、会計検査院では、無駄遣いという言葉自体は表現として使っていないそうです。報告書にも書かれていませんし、対外的な説明にも使っていないというふうに伺いました。
 その上で、委員が御指摘の点、よく分かりますので、お答えさせていただきます。
 まずは、会計検査院が報告した不適切な事態について、指摘を受けた当局が再発防止を着実に図るとともに、内部統制の体制整備、そして職員の適正かつ効率的、効果的な予算執行に対する意識の向上などについて不断の努力を図っていくということが必要であると思います。会計検査院は既にそうしたフォローアップを相当丁寧にやっているというふうに見受けておりますけれども、これはもう、やってもやっても完全ということはないと思いますので、それを、地道な作業ですけれども、繰り返すことで抑止効果につながっていくということを期待しております。
 そして、もう一問の、予備費及び基金の検査に関する御質問ですけれども、御指摘のとおり、会計検査院、予備費について、既にこの新しい検査報告で報告しております。また、基金事業につきましても、これまで、経済性、効率性、有効性の観点から、未利用になっていて今後も利用されない見込み、利用される見込みのない資産はないか、あるいは社会情勢の変化等を踏まえた資産の活用が図られているのかなどに着眼して行った検査を報告していると承知しております。
 仮に検査官に任ぜられた場合は、これまでの取組を十分確認して、更にできることがないかということを探ってまいりたいと思います。
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中司宏#29
○中司委員 真摯にお答えいただきまして、ありがとうございます。
 田中さんならではの活躍を期待して、質問を終わります。ありがとうございました。
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