宮家邦彦
予算委員会公聴会
○公述人(宮家邦彦君) 私は外務省で、国際法の専門家ではありません。地べたをはいつくばっておりましたので、必ずしも正しいお答えができるかどうか分かりませんが。 おっしゃるとおり、フィリピンのやり方というのは、いわゆる領有権の問題ではなくて、領有権以外の問題について裁判所にうまく管轄権を持たせた非常にうまいやり方だったろうと思います。中国からすればとんでもないやり方だろうと思います。 しかし、あれはそれで効果がありましたけど、じゃ
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「宮家邦彦」の検索結果 50件
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○公述人(宮家邦彦君) 私は外務省で、国際法の専門家ではありません。地べたをはいつくばっておりましたので、必ずしも正しいお答えができるかどうか分かりませんが。 おっしゃるとおり、フィリピンのやり方というのは、いわゆる領有権の問題ではなくて、領有権以外の問題について裁判所にうまく管轄権を持たせた非常にうまいやり方だったろうと思います。中国からすればとんでもないやり方だろうと思います。 しかし、あれはそれで効果がありましたけど、じゃ
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○公述人(宮家邦彦君) 大変核心に迫る御質問だと思っています。慎重にお答えをしなければいけないと思っています。余りぺらぺらしゃべると手のうちが見えるのかもしれませんが、しかし、私は政府の人間ではありませんから、一つの考え方をお話しします。 今おっしゃるとおり、法的な問題、そして物理的な存在の問題というのはもちろん大事なんです。私はそれは否定しません。ただ、もしこれを動かしていくとなると、もし私が責任者であれば、法的な問題、物理的な存
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○公述人(宮家邦彦君) 今おっしゃったのは議論の飛躍でございます。私があそこで支持すべきだと言ったのは、確かに検証した結果なかったことはそうでしょう。しかし、あのとき当事者として横で見ていましたけれども、イラクはかたくなに査察を拒否したんです。もし本当にないんだったらば見せればいいんです。それだけのことなんです。我々もそれがされたら、もうそれは無理だよねと思っていたんですが、最後までかたくなに拒否をした部分がありました。したがって、それ
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○公述人(宮家邦彦君) 短くならないかもしれませんが、簡単に申し上げれば、日本があの武力行使を支持した理由は、大量破壊兵器があるかないかとかそういうことではなくて、私の理解では、一九九〇年、九一年のあの一連の事件、クウェート侵攻があって、その後国連安保理決議ができて、その安保理決議に従ってイラクが義務を負っていたのにもかかわらずその義務を十分果たさなかった、それが私は理由だと思っています。その意味では、日本があの行動を支持したことは正し
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○公述人(宮家邦彦君) 長くしたくないので簡単に言えば、幾つかあったあの種のグループの中で、それまではどちらかというと中東域外のアメリカとか欧州をターゲットにするグループもいれば、そうではなくて、同じような考え方ですけれども、より領域を持って中東の中で活動していくというグループがありました。その人たちの一部がイラクで追い出されましてね、アメリカが入ってきた後、そして、その中でグループができて、シリアが内戦によって力の空白ができたためにそ
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○公述人(宮家邦彦君) もう既に狙われており、実際に実行はされているわけですよね。私の知る限り、アルカイダができて、そして行動を起こして、もうかなり早い段階で、二〇〇一年か二年か忘れましたけれども、その頃にもう既に日本は対象になっていました。日本が何か悪いことしたわけでも何でもないんですけれども、勝手に彼らが言うわけですよね。 ですから、その意味では、幾つかこれからお話があると思いますけれども、少なくともアルカイダ系、そして恐らく、
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○公述人(宮家邦彦君) 私が二度目のイラク勤務を終えて帰ってきたとき、それからその前にアメリカから帰ってきたときも特に思うんですけれども、日本は本当に平和な国なんだなとつくづく思うわけです。 例えば、自動車爆弾がやってきてどうやって止めるんだろうと。日本は本当に簡易なものしかない。あれで止められるのかどうかは、やりませんよ、私はやったことありませんから分かりませんが、あんなもので大丈夫かなと。イラクは完全に要塞化している。これはやり
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○公述人(宮家邦彦君) 突然の御質問ですので、非常にどうお答えしていいか分からないのですが、学術的にはお答えできませんので、私の経験から申し上げましょう。 テロというのは、基本的に戦闘行為ではないですから、要するに、非戦闘員が、軍隊はテロやりませんから、非戦闘員が武装するなりなんなりして、そして何らかの政治的目的を達するために、恐怖を与え、そしていろいろな事件を起こすものだと思っています。私は中東の方しか分かりません、ほかの地域のテ
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○公述人(宮家邦彦君) 大陸と海洋で対応は違います。 大陸においては、先ほども申し上げたとおり、大陸の中でのバランス・オブ・パワーが必要です。したがって、大陸の中に一つの強大な覇権国家ができないように、先ほど申し上げたように朝鮮半島においては自由で、独立した、安定した、繁栄した朝鮮半島国家、まあ、どう統一するかは別としてですね。それから、東南アジアについても同じです。陸続きのところについては、同じような形で自由で安定した地域が生まれ
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○公述人(宮家邦彦君) 日中が今後二度と戦争をしない、対立をしない、それはもう七二年から合意されていることですし、それを変える必要は全くありません。戦おうと言っているのではありません。 ただ、中国のような大きな国が、人口も大きく、領土も大きい国が更に拡大をしようということになれば、それは当然、周辺の国との摩擦なり関係悪化が既にもう起きているわけですね。その中で日本も実は例外ではないでしょうと。 昔、私が中国語を勉強を始めたのは田
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○公述人(宮家邦彦君) EUとはまた別の日本は関係がございますし、イギリスとはある程度切り離してもいいと思っているんです。私は、EUについて一番心配をしているのは、今後のフランスの選挙、それからドイツでの選挙です。もしここで今、先ほどから申し上げている大衆迎合的な民族主義に流された政権ができてしまうと、それはEUの弱体化につながる。これはイギリスとは全く関係のない欧州大陸の中の世界として十分日本は関心を持たなければいけないし、そういうこ
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○公述人(宮家邦彦君) イギリスとは、昔、同盟関係にありました。そして、アメリカの横やりで日英同盟を廃棄して、そして、その後、イギリスは香港から離れ、そしてアジア太平洋国家であることをやめたんですね。しかし、その後、イギリスは、どうでしょうか、EUに、ヨーロッパになり切れなかったんじゃないんでしょうか。そして、やはり彼らは自分たちが海洋国家であるということを再認識したんじゃないんでしょうか。彼らがすぐにアジアに帰ってくるとは思いません。
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○公述人(宮家邦彦君) 私の見るところ、オバマ政権の戦略的忍耐というのは宥和政策の一環だと、一部だと思っています。 話合いだけで物事が解決するならばこんなすばらしいことはないんですが、恐らく、私の経験からいって、ちょうど私が北京にいたときに、二〇〇四年か、六者協議があの頃始まりましたですね。私は見ていて、中国もこの問題を解決する気がないなと思いました。なぜかというと、六者協議で話合いをするということで、結局、北朝鮮は六者協議の足下を
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○公述人(宮家邦彦君) 朝鮮半島に必要な抑止力というのは、過去、別に最近急に強まったわけではなくて、一九五〇年以降しっかりと米韓で、そして日米で、そして間接的ではありますけれども日韓で抑止力を、まあ育んできたと言っていいでしょう、それがあるからこそ今のような形で済んでいるんだと思います。もし抑止力がなかったとしたら、より多くの挑発が起き、より大きな変化が起こり得たと思うので、私は今の状況が特に大きな変化が起きたというふうには思っておりま
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○公述人(宮家邦彦君) 日本が資源のない島国として生きていくために、いろいろ考えた結果、私の結論はシーレーンの防衛だということを先ほど申し上げたわけですが、このシーレーンというのはどこまで行くかというと、中東、湾岸地域まで行くんです。そして、御承知のとおり、第七艦隊はインド洋まで、そしてその先は第五艦隊が守っているわけであります。これが実態であり、そこでどこの一つが切れても日本に石油は入ってこなくなるんです。そのようなことを考えたときに
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○公述人(宮家邦彦君) ありがとうございます。 私、意見違います。私が申し上げたのは、冷戦時代の方がより安定していて、より確実性があった、逆説的に言っているんですよ。確かに恐怖の均衡はあったかもしれないけれども、それなりの安定がありました。しかし、その時代が終わって、そして、国際主義が崩れて各国で醜いナショナリズムが出てくるようになると、むしろ世の中はより不安定になり、より不確実になっていく、これは当然だと思うんです。その中で各国が
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○公述人(宮家邦彦君) 私が外務省におりましたときも、日本のSM、いわゆるイージス艦を入れるときに中国は物すごい反発をして、毎日私は怒られていたんです。私は言い返したんですけれども、このミサイル防衛システムというのは日本にミサイルを撃つときに使うんですよ、あなた、日本にミサイル撃つ気あるんですか、撃つ気がないんだったら全然心配ないんですよということを言ったんですが、全然言うことを聞いてくれませんでした。ということは、やはり政治的な意味も
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○公述人(宮家邦彦君) ありがとうございます。 普遍的価値については、トランプ政権はちょっと今までとは違う考え方をしている。そして、先ほどもお話ししました、戦後つくられたシステムというのは、あれはアメリカのエリート層とそれから国際機関若しくは国際的な企業の利益になるものであって、それは正さなければいけないんだという全く違う考え方を持っている人がブレーンにおります。そういうことを考えますと、やはり日本が、日本にとっては自由貿易そして国
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○公述人(宮家邦彦君) 非常に難しい御質問です。日韓関係の重要性、対話の必要性、連絡の必要性、もうおっしゃるとおりだと思います。しかし、これ、あくまでも一時的に事務的に帰しているわけですよね、大使を引き揚げたわけでもないし。その意味では、その微妙な差というものが必ずしも韓国側で理解されていないのかなというのは残念だと思います。売り言葉に買い言葉のマレーシアと北朝鮮のような関係にはなってほしくないので、やはりお互いに冷静に考えて、戻すべき
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○公述人(宮家邦彦君) 大変難しい御質問でありますが、私なりのお答えをいたします。 まず、トランプ政権について言うと、私は、彼はまだ選挙キャンペーンのモードから統治モードに完全に移行し切っていない。恐らくトランプさん自身は四年間これからツイートをし続けると思うし、その意味では彼はずっとキャンペーンモードのままなのかもしれません。これがまず第一に。そういいますと、申し上げるということは、例えばキャンペーン中に金正恩さんに会うとか会わな