藤原帰一
国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) 二点お答えいたします。 第一の抑止の問題は、大変古いジレンマですね。相手に対して攻撃をしたら反撃をするぞと明確な脅しを事前に加えておいたら、攻撃の効果を恐れた相手は攻撃しないだろう、これが二国間の非常に古典的な抑止の在り方です。 この抑止が緩まる、抑止の安定性が損なわれる状況は二点あります。 第一は、我々が核の傘とか呼んだりしますけれども、拡大抑止という言い方の方が正確です。核兵器とは必ずしも限らない
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国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) 二点お答えいたします。 第一の抑止の問題は、大変古いジレンマですね。相手に対して攻撃をしたら反撃をするぞと明確な脅しを事前に加えておいたら、攻撃の効果を恐れた相手は攻撃しないだろう、これが二国間の非常に古典的な抑止の在り方です。 この抑止が緩まる、抑止の安定性が損なわれる状況は二点あります。 第一は、我々が核の傘とか呼んだりしますけれども、拡大抑止という言い方の方が正確です。核兵器とは必ずしも限らない
国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) かなり広いお話になるのを、要点をまとめるのが難しいんですが、イスラムという焦点がアメリカの外交にどう生まれてきたのかということで考えますと、これは、決定的な瞬間は何よりも九月十一日の同時多発テロ事件。その前に導火線はありました。既に、湾岸戦争の後、冷戦終結期ですけれども、サダム・フセイン、イラクの政府との関係が湾岸戦争が終結した後でも国内政治の争点となります。 私はこの湾岸戦争において越境攻撃を控えたことは正
国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) 今は、まさに核心をつく御指摘でした。難民の支援が日本の比較優位だと申し上げたときに、間違っても現在の難民キャンプのままで大丈夫と考えていません。 第一のポイントは、何よりも破綻しているんですね。もう全くキャパシティーを超えた規模に広がっていて、それ自体が問題。まあ、もうヨルダンの場合にはそちらの方が先というぐらいでしょうが。その次が、今おっしゃった、これは難民キャンプでは一般的に出てくる問題なんですけれども、
国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) 複雑な長い歴史があるということに反論をするつもりはありません。ただ、これでは問題の把握になるかどうか実は分からないんですね。また、植民地支配がいけないんだという話に持っていけば問題が説明されるというものでもありません。絶妙なバランスの秩序とおっしゃったものを具体的に解明することがいかに大変なことなのかは、地域研究をした者は誰でも知っていることです。ですから、問題をつかまなければいけない。 では、どこに問題があ
国際経済・外交に関する調査会
○参考人(藤原帰一君) 本日は、参議院国際経済・外交に関する調査会にお招きいただきまして誠に光栄に存じます。藤原帰一でございます。 本日は、国際政治の中でも、特にテロまた中東について御専門の方がこの後お二人おいでですので、大きな枠組みのようなことを中心に申し上げることになろうかと思います。とはいいながら、だらだらしゃべるのもなんですから、このレジュメ一枚物がありますけれども、大まかに言えば(4)のところですね。 今、安全保障の課
国際経済・外交に関する調査会
○会長(柳田稔君) ただいまから国際経済・外交に関する調査会を開会いたします。 国際経済・外交に関する調査を議題といたします。 本日は、「国際平和と持続可能な国際経済の実現に向けた我が国外交の役割」のうち、「国際テロを含む国際平和実現に向けた諸課題と我が国の取組の在り方」について参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 本日は、東京大学大学院法学政治学研究科教授藤原帰一参考人、公益財団法人公共政策調査会研究室長板橋功