外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 台湾問題に関するアメリカの見方ですが、中国が恐れていることは台湾の独立運動と私は思っている。中国の目的は、軍事的に台湾をとるよりも軍事的手続を使って政治的な影響を及ぼしたいというのが中国の目的だと私は思います。 李登輝大統領が去年アメリカを訪問したとき、アメリカは台湾の独立運動を支持していると中国はすごく心配したんですね。私は、アメリカのそういう運動、ちょっと誤解もあったかもしれないんですね。ア
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発言数 10件
初発言日: 1996-03-27 / 最新発言日: 1996-03-27 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 台湾問題に関するアメリカの見方ですが、中国が恐れていることは台湾の独立運動と私は思っている。中国の目的は、軍事的に台湾をとるよりも軍事的手続を使って政治的な影響を及ぼしたいというのが中国の目的だと私は思います。 李登輝大統領が去年アメリカを訪問したとき、アメリカは台湾の独立運動を支持していると中国はすごく心配したんですね。私は、アメリカのそういう運動、ちょっと誤解もあったかもしれないんですね。ア
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) どうして有事の場合ですとアメリカの目から見ると資本だけでは足らないかというと、やっぱりアメリカの世論は民主主義の気持ちが物すごく強いんですね。特に冷戦後、アメリカははっきりした戦略がないから世論の影響は物すごく強いんです。日本を守るために我々の人間は亡くなって、日本人は資本だけを使おうかと。いや、それはアメリカの世論に通じない話ですね。ですから、アメリカの大統領は、民主党でも共和党でもそれはちょっと
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 前は、朝鮮半島で何か戦争が行われるような心配があったとき、アメリカは日本に対して、異常の場合になったら日本の協力をお願いしたいという状態は非常にはっきりあった。カーター大統領が北朝鮮を訪ねてから、そういう異常な状態にまだなり得ないんじゃないかと。それからみんなほうっておいたんです。 ですから、多分同じように、今台湾の状態が緊張して、異常の場合に日本の反応がどうなるか、アメリカは危惧していると私は
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 寺澤さんの前提は正しいと思います。というのは、八九年の天安門事件の影響はアメリカ人に対して物すごく強かった。そういう気持ちですね。当時、寺澤さんがワシントンにいらっしゃるうちも繰り返したんですけれども、最近も同じ天安門事件のテレビ番組をまた繰り返すわけですね。中国の問題が大体アメリカのテレビに出ると、その八九年にとったフィルムをまた繰り返すわけです。ですから、そのインパクトは今でも物すごく強い。
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) それは継続すると思います。それは変わらない。そういう政策は、むしろアメリカの新聞は今もう少しはっきり台湾を支持するということを言いたいけれども、結局アメリカの利害関係を考えて、政権の専門家は今のあいまいさは必要だとよくわかっているから、そういう点は変わらないと私は思っております。
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) クリントン政権の目から見るとこういう問題があるんですね。七二年の上海コミュニケを守りたい、ただアメリカの世論が変わってきたからどういうふうにそれを整理したらいいかと。そういう問題はいつもあった。九四年ですか、李登輝はハワイ経由でメキシコに行きたかったが、当時はクリントン政権はほとんど断ったんです。結局、飛行機から出て少し遊ぶことはいけないという言い方だった。 だけれども、それ以後アメリカの世論は
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 今、高野さんがおっしゃったように、有事の場合ですと、日本は命をかけないで血を流さない。アメリカ人が亡くなれば多分日本に対する反応は非常に強い。アメリカはその点で世論がかなり強くなると私は思いますね。イラク戦争のとき日本はべらぼうの資金を使ってもやっぱり批判が残った。ですから、特にアジアの場合ですと、日本の近辺で例えばアメリカ人が亡くなって日本人が血を流さないと、アメリカの反応はすごく強くなると私は思
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 沖縄については、アメリカの国民は暴行事件のとき日本人の気持ちはよくわかったし、アメリカの人の気持ちも全く同じだと私は思うし、やっぱりアメリカ人の兵隊は非常に悪いことをしたと、どのアメリカ人でも非常にわかりやすいし、そういう気持ちがあった。 基地は、例えば沖縄にやるか本州にやるか、大体のアメリカ人はそれは日本人が決めるべきだと。今、例えば全国の地域の〇・六%ぐらいの面積に基地として日本の全体の七五
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 質問は非常に難しいけれども、まず経済と民主主義の発展の関係のことですね。 アジア全体で経済発展の前に民主主義の国は多分インドとフィリピン、その二つであったと思いますけれども、その後の各国は大体経済の発展を最初にやって、経済の発展の後でどんどん民主主義になって、それはでこぼこがない簡単な成長ではない。例えば日本の場合ですと、明治時代からの経済の発展とともに、大正時代はどんどん民主主義が強くなって、
○参考人(エズラ・F・ヴォーゲル君) 私は田中さんと同じように、四十年先のことはやっぱり学者に聞くよりも易者に聞く方が意味があるんじゃないかという気がするんです。 ただ、傾向として中国の経済発達は続くだろうと、大体の判断で。民主主義がふえるか。それも大体ふえると。そうしますと、台湾と中国の間の関係は多分もっと密接になると。今、台湾と中国との貿易関係、それは十年足らずですね。今のあれほど密接な関係ができたのは八七年ですからまだ十年にな