憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会
○ツェプター参考人(通訳) まず初めに申し上げたいのは、EUを形成していくということを、より長期的な視点で考えるべきであるということであります。 すなわち、目先の経済的な利害のみを追い求めるのではなく、長期的な視点からEUを構築していこうという場合には、やはりこれは疑問の余地なく、必ずヨーロピアンアイデンティティーということを形成していかなければならないということがあるかと思います。人は、そのようなアイデンティティーがあってこそ、こ
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発言数 14件
初発言日: 2004-03-04 / 最新発言日: 2004-03-04 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○ツェプター参考人(通訳) まず初めに申し上げたいのは、EUを形成していくということを、より長期的な視点で考えるべきであるということであります。 すなわち、目先の経済的な利害のみを追い求めるのではなく、長期的な視点からEUを構築していこうという場合には、やはりこれは疑問の余地なく、必ずヨーロピアンアイデンティティーということを形成していかなければならないということがあるかと思います。人は、そのようなアイデンティティーがあってこそ、こ
○ツェプター参考人(通訳) 実は、この問題については、長年議論の核心となってまいりました。すなわち、EUにおいて、CFSP、共通外交・安全保障政策をさらに進展させるという上での議論の核心をなしてきました。 このような進展ということですけれども、原則といいましょうか、私は簡素化されたビジョンと呼びたいと思うんですけれども、その中でEUがやろうとしたのは、NATOに対抗するということではない、すなわちNATOに置きかわろうということでは
○ツェプター参考人(通訳) 中山会長、近藤小委員長、このように、欧州統合プロセスと欧州憲法草案についてお話しする機会をいただき、心から感謝を申し上げます。本日、このような高名な憲法調査会並びに調査小委員会の皆様にお目にかかることができ、大変光栄に思います。 私は、法の支配に基づく議会制民主主義が、私たちの自由と繁栄の基礎を形成していることをかたく信じております。また、欧州と日本とは、互いに学ぶべきことが多くあり、着実にグローバル化が
○ツェプター参考人(通訳) では、非常に複雑な重要な問題に関して、簡潔にお答えしたいと思います。 私どもは、連合基本権憲章というものを創案いたしまして、実際に作成作業のコンベンションに私自身も同席しておりました。そして、この連合基本権憲章の内容というものは憲法草案の中の一部として今や統合されております。 ストラスブール人権条約でありますが、これも現在非常に重要なかなめとなっております。一つ明らかなように、このストラスブール人権条
○ツェプター参考人(通訳) 世界は、ますますグローバル化が進んでおります。ということで、我々は、今や、ヨーロッパが直面している安全保障上の問題は、単にヨーロッパのみの問題だとは言えなくなっております。同様に、アジアにおける安全保障の問題についても、アジアのみの問題だとは言えなくなっております。 ということで、ヨーロッパは、日本が例えばバルカン半島などにおいてエンゲージメント、関与をしていただいたときには、前向きに反応をいたしました。
○ツェプター参考人(通訳) はい、私どもは確立いたします。この憲法草案においても、こういった機関を設けることは義務となっておりますし、憲法が発効次第早期にこれは確立いたします。 一部の五十条及びパラグラフ二の最後のセンテンスとの絡みでもこういった機関はつくります。また、一つの可能性として、実際に憲法が発効する以前の段階においてもこういった機関をつくる可能性もあります。 といいますのも、将来、違法な、不法な行動、活動などが展開する
○ツェプター参考人(通訳) はっきりしていることがあるかと思います。 EUという存在ができ上がるまでには、あらゆる段階において、各加盟国がそれぞれの国の主権を移譲してきたということが不可欠でありました。しかしながら、それを実行する上では、やはりそれぞれの加盟国の国内において合意なしに、特に憲法という枠組みに照らして、合意なしにはもちろん可能ではありませんでした。ただ、各国の憲法がこの問題についてどのような根拠を与えているかということ
○ツェプター参考人(通訳) オンブズマンという考え方自身は決して目新しい概念ではありませんで、既存の条約の中でもこういったものは存在しておりまして、フィンランドなどが活発に活動をしております。 オンブズマンというのは、要するにEUの市民が、ブラッセルやストラスブールで決まっているということは、余りにも内容的に抽象的であり複雑である、そういった中で市民の声を届かせるということがねらいであるわけです。ブラッセルやストラスブールというのは
○ツェプター参考人(通訳) これもEUにおいて重要な動きとなっております。 先ほどの答えとも関連いたしますが、やはりEUにおいては透明性というものが必要であるということを申し上げました。市民がブラッセルの動きというものも透明性の中でフォローできるようにしなくてはいけないと思っております。 したがって、行政府及びブラッセルの執行部が行っていることと市民の間に距離がないように、また、市民に、彼らのやっていることがとてもコントロールで
○ツェプター参考人(通訳) 私ども、憲法において基本的な人権に力点を置いている理由でありますが、まず第一に、そういった伝統がヨーロッパに存在するということが挙げられます。 御存じのように、フランスというのは、まさに当然のことだと思いますけれども、人権宣言の創立国とも言えます。また、私どもの、既存の各国の憲法の中にもそういった基本的な権利に関する構造というものが盛り込まれているからですし、また、基本的人権に関しての言及も各国の国内法に
○ツェプター参考人(通訳) 大変おもしろい質問をしていただいてありがとうございます。ただ、今の御質問は、短いお答えはなかなかしにくい御質問だと思います。 なぜこのスピードが加速していったかということでありますが、私が思いますに、これは、歴史そのものの進展が非常にスピード速く進んだということが背景にありました。とりわけ欧州大陸という視点から見ますと、ベルリンの壁が崩壊したということ、そしてその後、ヨーロッパの政治経済の情勢も膨大な形で
○ツェプター参考人(通訳) 二度と我々の間で戦争を繰り返さないということは、やはり欧州共同体の創設の父たちにとっては重要なかぎを握る宣言でありました。といいますのも、過去の残虐な経験を乗り越えて、何か共通のものをつくり出そうということを目指していたからであります。 ですから、一方では、我々が歴史を認識しなければならないということが求められております。歴史の中で何が間違ったのかを認識するということであります。同時に、将来にも目を向けな
○ツェプター参考人(通訳) まさにプレゼンテーションの中でも明確に申し上げましたように、欧州委員会の考え方というのは、EUにおいてまだ共通の立場というものが確立されていない、そういう能力は欠落しているという見方であり、また同時に、共通の外交・安全保障政策の弱体性というものも示すことになりましたし、また今後は、こういったメカニズムを強化することを真剣に考慮しなくてはいけないというふうなことも示しております。そして、こういった決定的な問題に
○ツェプター参考人(通訳) 今の御質問というのは、初歩的どころか、非常に核心部分に触れる御質問であったと思います。 EU法と国内法との関係というものを手短にお答えすることはできないと思います。ただ、明らかなことは、また決して目新しくない点として、我々の憲法においては、国際法が優位に立つということは明記しております。 すべての人々が、世界における平和を望み、また国際関係の安定化というものを求めております。それはあくまでも法律のもと