厚生労働委員会
○参考人(中原のり子君) 私は、過労死遺族の中原のり子と申します。 早速ですけれども、お手元のスライド資料に沿って話を進めさせていただきます。 夫、中原利郎は、都内の民間病院に勤務する小児科医師でした。一九九九年、部長代行になって半年後、真新しい白衣に着替えて、勤務先の病院から投身自殺しました。享年四十四歳でした。そして、少子化と経営効率のはざまでという文章が残されました。医療費抑制政策、診療報酬の問題点、長時間労働による医療安
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発言数 20件
初発言日: 2018-03-13 / 最新発言日: 2021-04-27 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(中原のり子君) 私は、過労死遺族の中原のり子と申します。 早速ですけれども、お手元のスライド資料に沿って話を進めさせていただきます。 夫、中原利郎は、都内の民間病院に勤務する小児科医師でした。一九九九年、部長代行になって半年後、真新しい白衣に着替えて、勤務先の病院から投身自殺しました。享年四十四歳でした。そして、少子化と経営効率のはざまでという文章が残されました。医療費抑制政策、診療報酬の問題点、長時間労働による医療安
○参考人(中原のり子君) 私は、常々、医療と教育は本当に公共のものである、そして平等であるべきというふうに思っております。 そのためにはやはり、今、今まで私もちょっとお話しさせていただきましたけれども、やはり個人のそういう頑張りだけではもうとても無理なので、やはり財政面としてきちっと手当てが必要かと思います。診療報酬だけで足りないのであればそれなりの補助をするというような、そういった仕組みも必要かと思います。 今だんだん、私も薬
○参考人(中原のり子君) やはり私は、労働時間というところで、過労死ラインというのが私はどうしても引っかかります。特に、やはり医師の場合は、先ほども申しましたけれども、例えば脳・心臓疾患に関しても認定率が非常に悪いということで、余り医師労働を理解されていないんだなということを痛感しております。ですから、先ほども国民からの理解ということも何回か耳にしましたけれども、やはり国民の医師、病院へのかかり方とかそういうものがやっぱりまだまだ進んで
○参考人(中原のり子君) 私自身、自分が被災するまでなかなか労働組合の方たちと何か一緒に協力し合うとかいうことは考えたことなかったんですけれども、やっぱり自分が本当に弱い立場になったときにそういう周りの方たちの支援が有り難いということを、私はそれを知ったので、こういうことを、まあ、労働組合とかそういう支援とかそういったことが大切だというふうに思うんですが、やはり基本的に医者は、うちの夫もそうだったんですけれども、なかなか自分が労働者とい
○参考人(中原のり子君) 今、主治医制に相対する言葉でチーム医療という言葉もあるかと思いますけれども、やはりこの主治医制にすると、やっぱり一人、ある一人の限界というか、そういったところに偏りが出てきてしまうのかなというような思いはあります。できれば本当に、チーム医療、たくさんの人たちがいろんな手当てをする、そういったシステムが必要だと思います。 中にはやっぱり、患者さんがでもそれを許さないというところがあって、まずは主治医出てきてく
○参考人(中原のり子君) 私は、大学卒業して神奈川県の小田原市立病院というところに勤めていましたけれども、結婚と同時に辞めて千葉の方に移動しまして、その後、仕事をしませんでした。 夫からは、子供が、一番下の子供が小学校上がるまで子育てというか、専業主婦をやってほしいという依頼があったのでそういうふうに努めましたけれども、やっぱりそれはまさに今の働き方でいうと、私のような専業主婦が年間千八百六十時間ぐらい働く医者にサポートしていないと
○参考人(中原のり子君) 私の夫は、都内の民間病院ということで、中野区だったんですけれども、そこの病院には新宿区の方から、大きな大学病院から、週末になると、夜勤というか当直のアルバイトの先生方に大変お世話になっていたようです。 そうやってお世話になるということはもう数も足りなかったということなんですけれども、やはりうちの夫の場合は、やっぱり、うちの夫が部長代行になったときに三人の小児科医が現場を去ってしまったということが一番大きな原
○参考人(中原のり子君) 二〇一四年に過労死防止対策推進法ができまして、今もその二回目の大綱の見直しのために協議会も話し合ってはおりますけれども、残念ながら過労死は全く減っていません。むしろ、私たちがこの過労死という言葉を、まあ皆さんが言いやすくなったのか、あるいは本当に増えているのか分かりませんけれども、だんだん私たち家族会の仲間が増えていってしまっているような状況です。その法律ができたにもかかわらず、何でこれができないのか、進まない
○公述人(中原のり子君) それでは、貴重なお時間を頂戴して、ありがとうございます。東京過労死を考える家族の会、中原のり子と申します。 私の方からは、高度プロフェッショナル制度の取下げについての発言をさせていただきます。 今日、こちら、随行に来ている者も含めて、私たちは働き過ぎなどの業務が原因で大切な家族を失いました。また、長時間労働やパワハラで体調を崩している仲間もいます。その悲しみを越えて、悲劇が繰り返さないことを願う仲間たち
○公述人(中原のり子君) 私も山田先生と同じ意見です。 やはり人が死なないそういう働き方を、やっぱりせめて私たちのこういう被災した遺族も納得できるような、そんな働き方改革であってほしいというふうに思います。
○公述人(中原のり子君) はい。 私も山田先生と大まか同じような形なんですけれども、基本的に、インターバル規制も取れていない、インターバルを導入できているのは日本の企業の約三%、労使協定も守れない、今一八%を切っているような状況で、これが本当に労使協定なのだろうかとか、あと、やはり一日の上限時間の規制もなくて、私たちの家族会の中では、二十二時間連続勤務の後、帰宅のときにバイクで自損事故、居眠り運転をして亡くなってしまった過労事故死と
○公述人(中原のり子君) 私は、やはり労働に関しては、先ほどのマーくんの詩ではないんですけれども、やはり仕事は、仕事と命と比べたらやはり命を大切に、その命を守るための仕事であるというふうに私は考えます。 私自身も家族を過労死では亡くしていますけれども、私自身薬剤師として働いていれば、医療者の方あるいは患者さんたちとのコミュニケーションとかそういった社会的参画ができるということで、やっぱり仕事はきちんとするべきだと思います。もちろん、
○公述人(中原のり子君) 先ほども発言いたしました、やはり本当に生きがいを持って、子供が大好きで、自分は小学校の先生になるか小児科医になりたいという、それがもう小学校のときからの夢だったようです。それが、大学で小児科医になるということを決めてから、本当に生き生きと小児科医としての誇りを持って、夢と希望を持って始めた仕事がやはり長時間労働。特に夫が亡くなる前に、六人いたスタッフが三人に半減してしまったということですね、そこが一番大きなター
○公述人(中原のり子君) そうですね、先ほどの話にもちょっと、渡邉議員のお答えにもちょっとつながるかと思うんですけれども、やはり医者はどうしても長時間労働に陥りやすいということで、長時間労働というのはやはり人間の思考をストップさせてしまうという大きな落とし穴があるんですね。どんなに優秀な方でも自分でコントロールできなくなってしまうという、そこに当たってしまうことが多いのではないか。 医師の場合には、やはりまだ各地で、例えば奈良の産婦
○公述人(中原のり子君) 夫の場合は、やはり仕事量に関して、当直のときには寝れる日もあれば眠れない日もあるというような、いつ何が起こるか分からないという常に緊急態勢の下でのその仕事の長時間労働ということですね。要するに、時間管理ができていないということが一番の問題なのではないかと思います。 私の夫の場合もやはりタイムカードがなかったので労働時間の実態が把握をすることができませんでした。裁判所の方で私の夫の時間外労働は八十三時間という
○公述人(中原のり子君) やはりタイムカードがないと、全く、時間の申告というのが、こちら側が主張するものは認めてもらうことができませんでした。特に、裁量労働ということで、私たち家族会の仲間でも裁量労働で何人かお亡くなりになっているんですが、皆さんやっぱりその時間管理が、会社が時間管理していないので、こちら側が、原告というか遺族の方が主張する時間をなかなか労基署とか裁判官の方たちが認めてくださらないというのが実情です。これはもう本当に、や
○公述人(中原のり子君) やはり私たちの被災した仲間の中には、上司からの、昔でしたら仕事のやり取りは書簡とか切手貼って郵便物で受け取ったり、あるいは会社でいろいろ書類の受渡しでできたかと思うんですが、今は会社の中で上司から部下にLINEで連絡が来るというような状況で、LINEで連絡が来たときに五分以内にLINEを返さない、返事を返さないと翌日お叱りを受けるというような、その情報システムの、もう昔とはちょっと違う本当にスピーディーな、今す
○公述人(中原のり子君) やはり評価というのが、誰がどう評価するのかというのが非常に難しいと思います。私たち家族会の中でも、やはり、叱られ続けて評価をもらえなくて、残業代を申請したいと言っただけでAランクからBランクに落とされた労働者も、若者もいましたので、誰が評価してくれるのか、どう評価してくれるのかということですね。 うちの夫なんかも、やはり長時間労働で誰も評価してくれる人がいなくて、更に売上げを上げてほしいということで、小児科
○公述人(中原のり子君) ワークルールにつきましては、主に今、労働弁護団の先生方が一生懸命活動していらっしゃると思いますけれども、私たち、四年前に過労死防止法ができて以来、厚生労働省が後押しをしてくださって、私たち遺族と弁護士がセットになって、中学、高校、大学、専門学校などへのそういう過労死の啓発授業ということで、ワークルールを取り込んでもらおうということで、積極的に私たち動いております。 ただ、何分にも、遺族の数も、まあ変な話、限
○公述人(中原のり子君) 私は、今日、私の発言の中であたかも働き方改革大反対というふうに聞こえた方もいらっしゃるかと思いますけれども、今、社会の中では、それぞれの分野で働き方改革という言葉がまず入っていっていると思います。ただ、働き方改革のそのシステムにおいては、皆さん、国民は、まだちょっとよく分からないけれど、取りあえず何か改革が起きるのかなということを期待を持っているんじゃないかと思います。 ただ、企業は、やはりワーク・ライフ・