政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
○参考人(中西寛君) 本日お招きいただきまして、ありがとうございます。十五分間ということで時間限られておりますので、早速、報告、陳述に入らせていただきたいと思います。 お手元に骨子の二ページのものがあるかと思いますので、そちらを御覧いただきながら聞いていただければと存じます。 私、本日は、先ほど委員長からも御案内ありました開発協力大綱の改定に関する有識者懇談会の座長としてお招きいただいたものと思っておりますが、その内容につきまし
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発言数 20件
初発言日: 2001-03-05 / 最新発言日: 2023-04-28 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(中西寛君) 本日お招きいただきまして、ありがとうございます。十五分間ということで時間限られておりますので、早速、報告、陳述に入らせていただきたいと思います。 お手元に骨子の二ページのものがあるかと思いますので、そちらを御覧いただきながら聞いていただければと存じます。 私、本日は、先ほど委員長からも御案内ありました開発協力大綱の改定に関する有識者懇談会の座長としてお招きいただいたものと思っておりますが、その内容につきまし
○参考人(中西寛君) ありがとうございます。 やっぱり日本の強みというのは、庶民という、何というか分からないですけど、割と一人一人が道徳的だし、ある種の能力を持っている、そういうところで、外国から評価されるのもそういう日本人の人間性だろうと思いますので、そういう人たちが活躍できる体制というのがこの開発協力でも重要だと思います。
○参考人(中西寛君) 高橋委員、御質問ありがとうございます。 開発協力に、目的ということでお尋ねをいただきました。 開発という言葉がありますけれども、今日、開発というのは、ただ単に所得水準を上げるということではなくて、社会、文化全般において地球規模で課題を解決していくという側面が強くなっていると思います。 高橋参考人がおっしゃったように、現在の開発協力の考え方も、根本的には人類的課題の解決と、それから日本の国益の実現というも
○参考人(中西寛君) 一言で言うのは難しいですけれども、二〇〇〇年に始まって二〇一五年までミレニアム目標、そしてSDGsが十五年ということで、次、十五年だと二〇四五年、中途半端ですので、多分二〇五〇年が次の目標になるのかなと思いますが、今おっしゃられたように、包括的なことが二〇三〇年に残念ながら全て達成されるわけではないと思います。とりわけ気候変動については、御案内のとおり二〇五〇年がゼロ炭素という形で設定されることが多いですので、それ
○参考人(中西寛君) 御質問ありがとうございます。 お話ありましたとおり、人間の安全保障というのが、私が座長を務めた有識者懇談会報告書の中心概念、日本の開発協力の基本理念として改めて掲げるべきだというふうに書き込みました。これは、有識者のメンバー、皆さんいろいろな立場から御参加をされていたんですけれども、初回に皆さんの総括的な御意見を伺ったときに、基本的に全ての委員からそういうような御発言があったというふうに記憶をしております。
○参考人(中西寛君) ありがとうございます。 メディアの方でオファー型というのが大きく取り上げられておりまして、確かにこの大綱案の方に入っているんですけれども、日本の対外政策の中でこの開発協力支援、とりわけODAを位置付けようということは懇談会の方でもありました。 そういう中で、日本が考えている理念を反映するような援助をより強く訴えていくということは必要かと思いますけれども、いささか、メディアで、従来要請型だったのをオファー型に
○参考人(中西寛君) 御質問ありがとうございます。 私も、今、浜口先生おっしゃったところ非常に感じておりまして、本当に、全体として、JICAであってもNGOであっても、日本の開発協力に関わっている人たちは、真剣に、かつ重要なお仕事をされていると思うんですけれども、なかなか日本の中でODAというと、どうも、先ほど佐藤参考人からもありましたけれども、三十年前ぐらいのすごく無駄で誰かの利益になるようなことしかやっていないというようなイメー
○参考人(中西寛君) はい。 おっしゃるように、FOIP、自由で開かれたインド太平洋という言葉はありますが、個人的には、私は、これ地域というよりも、今、インド太平洋が世界の中で重要な、いろいろな意味で重要な地域になっていて、そこを中心に世界の課題を考えないといけないということで、決してグローバルなものを排除して特定の地域や国だけのことを考えるという概念ではないというふうに思っております。
○参考人(中西寛君) 御質問ありがとうございます。 OSAという枠組みは今回新たに設けられたものですけれども、従来、先ほど来ミャンマーへ船舶が供与されたような話がありましたが、ODAの枠組みで一定の範囲内では行われてきたものをよりきちっと分けてOSAという形にするという意図が一つはあると思います。 それと併せて、今御質問にありましたように、ウクライナに対するロシア侵攻後の状況を受けて、安全保障強化のための供与という枠組みにもなっ
○参考人(中西寛君) ありがとうございます。 地方自治体との連携というのも前大綱から重視している柱ですが、引き続き重視しているということで、いろいろな角度での関わりがあると思います。とりわけ、今ちょうどその国際機関のお話がありましたが、外国人研修生の制度についても国際機関からの指摘も受けて変更が検討されているというふうに承知しておりますが、従来、日本から援助、支援のために行くという形が比較的多かったんですけれども、外国から受け入れる
○参考人(中西寛君) 御指摘ありがとうございます。 おっしゃられるところ十分に理解しているかどうか分からないですが、私もある程度共有している観点で、先ほどの最初のお話でも申しましたけれども、どうしても日本では、ODAとか開発協力というと、日本が先進国になって途上国を助けるんだという観点が強くて、それはもちろん、その緊急援助とか支援ということはもちろん必要なところも当然あります。しかし、日本が東日本大震災のときに各国から支援を受けた、
○参考人(中西寛君) 次の山岡参考人が御専門だと思いますので、私は簡単に申したいと思います。 まず第一に、北朝鮮がASEAN地域フォーラムに参加したということは、ほかのことも含めまして、やはり北朝鮮の基本的な外交姿勢が昨年あたりからは変わったということの一つの証拠ではあるというふうに言えるかと思います。これは、協調的になったとか政治体制や対外的な脅威感が変わったということでは必ずしもないんですけれども、外国とつき合うということを積極
○参考人(中西寛君) ありがとうございます。 本日はこのような場にお招きいただきまして、ありがとうございました。 私は、アメリカ、特にことしの一月に発足をしましたブッシュ新政権の東アジア政策、特に東アジアの安全保障政策という観点からお話しさせていただきたいと思います。 アメリカのことですので、新聞、雑誌、テレビあるいはインターネット等で御列席の方々もよく御存じのことだと思いますけれども、私なりに調べたところをお話しさせていた
○参考人(中西寛君) ありがとうございます。 山本委員からジャパンウイッシングであるというようなアメリカのシンクタンクの方のお話を紹介していただきまして、私、この表現を知りませんで、大変興味深く拝聴しました。 山本委員がおっしゃっていた懸念というのは私も持つところでありまして、日本に対する期待といったようなものが、ない物ねだり、英語で何と言うか私、存じないんですけれども、アメリカが同盟国として日本に対して期待をして、それが果たさ
○参考人(中西寛君) 私もできるだけ簡潔にお答えしたいと思います。 日米同盟と日中友好は矛盾しないのではないかという高野委員のお話でしたけれども、その結論に私も同意いたします。 そこで、その矛盾しないようにする手段といいますか、そちらの問題なんですけれども、何が問題であるかというときに、対立や摩擦を避けて自己を主張しないようにしてきたことが日本外交の問題であるかどうかというと、半々ではないかというふうに私は思います。 つまり
○参考人(中西寛君) それでは、ブッシュ政権についての御質問であったと思いますので、私からお答えをさせていただきます。 三つ井上委員の方から御質問がありましたけれども、できるだけ手短にお答えをしたいと思いますが、まずNMDの問題でありますけれども、井上委員がおっしゃったように、ヨーロッパにおいてこの計画についてかなり強い懐疑があるということは事実であります。 特に大陸諸国、フランス、ドイツ、イタリアなどでは懐疑は強いんですけれど
○参考人(中西寛君) ASEANプラス3についてのお尋ねでありまして、私、これについて詳しく調べ直してくる余裕がなかったものですから、はっきりしたお答えはできないんですけれども、確かにASEANプラス3については、現在のところ金融とか通貨の問題が中心に動いておりますけれども、かなり包括的な共同声明がなされていた記憶はございます。 アメリカの反応でありますけれども、これについてもかなり憶測ということになってしまうんですけれども、クリン
○参考人(中西寛君) 高木参考人が一番の専門家でありますから、私として事実関係について高木参考人のおっしゃったことに何ら違う観点は持ちません。 ただ、若干私なりの観点を申しますと、高橋委員のおっしゃった一番目の中台関係が緊張感を増すことはないんではないかという御自身の御判断と、それから二番目に台湾、中国ともに内政がどうもしっかりしないということは、若干理論的には矛盾し得るわけでありまして、中国も台湾も内政がはっきりしないからどっちか
○参考人(中西寛君) 最初の海兵隊の削減についての具体的な動きということでしたけれども、これについては私は特に存じ上げません。先ほど御紹介があったグアムの基地建設が進んでいるということも私ははっきりとは存じませんでしたので、このことについて具体的にどうこうということはありませんけれども、どういう形で進むか、海兵隊のような精強で若い部隊を沖縄という土地に置いておくのは、どうも根本的には政治的に難しい問題があるというふうには、例えばアーミテ
○参考人(中西寛君) 今、高木参考人がおっしゃったことに全く賛成であります。 それから、東アジアの安全保障なり平和なりということは大変大きな問題でありますけれども、そのときに日本の信頼感が不足しているであるとかアメリカの過剰介入の危険といったようなことが一つの要素であるということは確かにあろうかと思います。 最初の日本の問題については、戦争責任とか歴史の問題とか、そういうことがしばしば取り上げられますけれども、確かにその点で日本