行政改革に関する特別委員会公聴会
○井下田公述人 地方の姫路からやってまいりました井下田でございます。 今回、お集まりの皆さん方の前で公述人をさせていただきますけれども、少しく長い間地方自治絡みの勉強を地方でしてきた者にとっても、とても感慨の深いものがございます。 御承知のように、今回の分権改革は、場合によっては、明治維新の動きあるいは戦後改革に並ぶ第三の改革と一般的に言われていますように、改めて、そのような重い意味を今回の分権改革は持っているように思われてなり
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発言数 11件
初発言日: 1988-03-22 / 最新発言日: 1999-06-07 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○井下田公述人 地方の姫路からやってまいりました井下田でございます。 今回、お集まりの皆さん方の前で公述人をさせていただきますけれども、少しく長い間地方自治絡みの勉強を地方でしてきた者にとっても、とても感慨の深いものがございます。 御承知のように、今回の分権改革は、場合によっては、明治維新の動きあるいは戦後改革に並ぶ第三の改革と一般的に言われていますように、改めて、そのような重い意味を今回の分権改革は持っているように思われてなり
○井下田公述人 今岩國委員から、とても大事な、しかし奥行きの広く、かつ深いお話が提起されたかなと思います。 私は、百点満点で換算できる代物が今回の分権一括法案ではないと思っていますので、点数の評価はできませんけれども、基本的には、先ほど申し上げましたように、依然としてやはり中央関与の側面が余りにも強過ぎるかなと思います。といいますのは、逆に言えば、依然として地方不信を払拭できないままに今回のような一括法案が組み立てられているところに
○井下田公述人 地方分権の推進は、基本的には、人が生活している地域レベルで、あるいは身近なところで、できることならば、自主裁量権が保障され、あるいは自己決定権が保障されることが最も望ましいと思います。 国の省庁の省益あるいは省エゴに立つことではなくて、人の身近なレベルで、物事の中身がより具体的で、かつ目に見える形で決められていくことが、恐らく地方分権の趣旨の上からいってとても望ましいことだろうと思うものですから、改めて、確かに議論の
○井下田公述人 先ほどは、委員の質問時間が短くなることを考慮して、あえて短いお答えをしてみましたけれども、ポイントは、私は次のように判断したらよいと思います。 先ほどの地方事務官絡みでも同じことなんですけれども、でき得るならば、中央政府権限の多くを国民、市民、民に最も近いレベルにどのようにして引き戻すことができるかという、この視点をとても大事にしたいと思います。この観点に立てば、先ほどのような地方事務官絡みのお話が出てくるかなと思い
○井下田公述人 先ほど来から、私は、あえて原則論あるいは原理の問題にこだわって申し上げてきました。 今畠山さんの方からとてもよい御指摘を伺って、私なりに改めて納得させていただいたところなのですけれども、政治のポイントは、今御指摘のように、現場主義に立ち返ってみるということだろうと思います。 今御指摘のように、それこそ全国のあちこちでは、悩みやうめきや苦しみを持っている人たちがいっぱい出てきています。それらの人々と最も身近な部分で
○公述人(井下田猛君) 私に与えられましたテーマは社会保障関係となっておりますので、この部分に焦点を絞って、少しく常日ごろ考えておりますることの一端を申し上げてみたいと思います。 御承知のように、社会保障関係部分は極めてすそ野が広い領域を持っておりまして、したがってこの昭和六十三年度、新年度の社会保障関係予算も、生活保護費、社会福祉費、社会保険費、保健衛生対策費、そして失業対策費というふうに、大きく五つほどの領域から政府予算案も成り
○公述人(井下田猛君) 御指摘のように、シルバー産業とかかわる部分についても、今ではかなり憂慮せざるを得ないレベルに既に追い込まれているのだというふうに、総括的には申し上げなければならないのかなと思われます。残念ながら、国レベルもそうですけれども、全国の都道府県やあるいは市町村もまた、とかく民間活力の導入といった下請あるいは民間転嫁主義が全国的に今支配的な時の流れになろうかとしておりまするけれども、そうではなくて、公的責任を明確に果たし
○公述人(井下田猛君) 今日という時代は、人の顔つきが違っていますように価値観もまた随分と多様なものに分かれています。政治や行政というのは、恐らく、異なっている価値観を調整しながら最終的には統合していくものだと言えるかなと思います。 先生御指摘の側面と関連させて申し上げてみますると、異なっている価値観を調整、統合するということは、まさしく国レベルの課題、役割だろうと思われます。しかし、短兵急を制すると言うのでしょうか、余りせいては異
○公述人(井下田猛君) 千葉先生の御指摘のように、残念なことではあるわけですけれども、まだまだ言葉の正しい意味で男女対等の社会が成り立っているわけではありませんから、御婦人たちの多くはいわば二重苦といいましょうか、あるいは三重苦を抱えております。そしてこの社会保障は、御承知のようにずっと以前ならば家庭内の私的な扶養、私的扶養のレベルでよかれかしとする時代が長く続いたわけですけれども、どこの御家庭でも、場合によっては寝たきりのお年寄りを抱
○公述人(井下田猛君) 大事な御指摘を今承ったわけですけれども、もともとボランティアの皆さん方は必ずしも専門家ではありません。そしてまた、篤志家といった特定の人たちによる特定の活動であるわけじゃありません。それこそ、名もない家庭の主婦であるかもわかりません。あるいはまた、昼の時間に勤めを持っておいでの、場合によってはBGの方である場合もあろうかと思います。 しかし、投資の論理が優先する現代の社会にあって、計算することなく活動する最も
○公述人(井下田猛君) 時間の制約もありますから一分ぐらいでここの場ではお答えせざるを得ませんけれども、投網式に広く導くといったいわゆる間接税方式の御議論がもちろん世の中にもあります。しかし、もともと社会保障という理念は、人の所得の再配分あるいは再分配とかかわって、お互いの実質生活のかさ上げを社会的に図ろうとするものが多分社会保障と言わざるを得ませんので、この定義にのっとれば、今あえて低所得の、生活に、あすの御飯の問題に困っている国民が