内閣委員会
○参考人(井原聰君) 御紹介にあずかりました井原聰と申します。 この度、本法案に対する意見を申し述べる機会を与えていただき、感謝申し上げます。 私は、科学とは何か、技術とは何かを問うために科学史、技術史を研究してまいりました。科学者が戦争に協力した歴史を振り返ると、二度と過ちを繰り返さないために、科学者は常にいかにあり、いかになすべきかを問わなければなりません。 先端分野の革新的技術、AI、量子、宇宙航空、海洋、生命科学分野
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発言数 20件
初発言日: 2022-03-31 / 最新発言日: 2024-05-07 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(井原聰君) 御紹介にあずかりました井原聰と申します。 この度、本法案に対する意見を申し述べる機会を与えていただき、感謝申し上げます。 私は、科学とは何か、技術とは何かを問うために科学史、技術史を研究してまいりました。科学者が戦争に協力した歴史を振り返ると、二度と過ちを繰り返さないために、科学者は常にいかにあり、いかになすべきかを問わなければなりません。 先端分野の革新的技術、AI、量子、宇宙航空、海洋、生命科学分野
○参考人(井原聰君) 井原でございます。ありがとうございます。 これまでも政府は、まさにウクライナ、好機と言わんばかりに危機をあおり立ててきたというふうに私は見ております。心配な、住民が心配な点は十分理解できますが、だからといって武力を、軍事力を強化すればそれを防ぐことができるかというと、現実には、ウクライナもそうですし、あちこちで起きている紛争で必ずしも軍事力を増大させれば止めることができるというふうにはなっていません。 私は
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 全く私、同感です。現実には、これは立法の府でどういうことをするのかというのを具体的に決めないと、これは対応のしようがない。つまり、意見求められても、示されていないのに言えというのに等しいわけですね。 例えば、適性評価で仮に合格したとして、多分それは政府と関係者との秘密保護協定みたいなものを結ぶことになるわけで、秘密保全協定みたいな契約を結ぶときのその契約内容はどうなっているのかという
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 研究力の低下の背景というのは、それこそ文科省も含めていろんな形で今議論が進んでいて、少なくても一般の研究者が自分の思った研究を自由にやれるようなお金を出せというのがまず共通した見解ですね。ですから、大学の場合でいえば運営費交付金をもう少し柔軟な形でというふうなことで増やせということになっています。 もう一つは、何といいますかね、必ずしも日本の、何といいますかね、知識が外国に流出しちゃ
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 二点あると思うんですが、一つは、日本の科学研究の土台がかなり厳しい状況になっていくだろうというふうに思って、先ほどもちょっと指摘したんですけれども、目利きの方がこの研究面白い、あの研究が面白い、その面白いという内容はどういうのかというのはさておきまして、これ使えるぞというふうなことでピックアップしていくと研究分野が食い荒らされてしまう。特に先端分野はかなりいろいろ競っていますから、そこの
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 日本の政府あるいはメディアも、どちらかというと、やっぱりレピュテーションリスクというのが気になって軍事というのをなかなか表に出さない。そういう流れの中で、でも現実には、これ、特定重要技術というふうな、日本が指定しているような、二十項目あるんですよね。その二十項目は、今触れられたように、アメリカの国家戦略の中の、二〇二〇なんですが、これ毎年出てきます。でも、余り変わらないんです。何を軍事技
○参考人(井原聰君) 特定秘密保護法のときにかなりこの問題議論されて、経済まで取り込まない形で決めたんですよね、四つの項目を。にもかかわらず、今回、コンフィデンシャルといいながら、大事なものはシームレスで特秘法と一緒に運用しよう。だから、外国から見たら全然問題ないんですよ。コンフィデンシャルでいいんですね、だって重要なときは特秘法が入っていますから。そういう意味では、余り外国は心配しないでこれ見ているだろうと。だから、アメリカなんかはも
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 実態としてほとんど示されていないので推測を言う以外にないんですが、例えば秘密保持契約という、大学なんかで契約するときには非常にガイドラインなんかで定められていて、それに違反しないように契約するわけですけれども、それは、今ここでいう秘密保持契約というのは、セキュリティークリアランスを確保した人と政府との秘密保持契約、その秘密保持契約にどういうことが盛り込まれるかということと、大学で行ってい
○参考人(井原聰君) ありがとうございます。 特定秘密保護法自体、問題がたくさん含まれているので、私はそれ自体なくすべきだというふうな立場に立っていることが前提です。 ただ、今御質問のように、何といいますかね、ちょっと、今、済みません。
○井原参考人 ありがとうございます。 罰則という規制は、自由な発想を当然ながら妨げるわけです。それが企業の自由な活動を制約するというふうなことに利いてくるわけで、私は、やはり自主的な、自由な議論を企業等にお任せすることが大事ではないかと。 それからもう一つは、研究者、技術者の研究現場の罰則というふうなことを見ると、非常に大きな研究の制約というのが出てくるので、ユニークな研究が生まれにくいというふうに思っています。原則、自主的に守
○井原参考人 ありがとうございます。 私は、今回の法案について大きな疑念を持っておりますので、これに何をつけ加えたらいいのかということについてのお答えは困難でございます。 以上です。
○井原参考人 おはようございます。井原でございます。 本日は、この審議の場に参考人として意見を述べる機会を与えていただきまして、感謝申し上げます。また、立憲民主党や他の野党の御配慮に感謝申し上げます。 私の専門は、科学史、技術史でございます。歴史の見地から、この国の科学技術政策や学術体制、あるいは若手研究者の養成というふうなことに関心を持ってこれまで見てきました。在職中は先端分野の融合領域研究の若手研究者の養成に関わってきたこと
○井原参考人 私は、原則反対でございます。 人権に関わるわけですが、当人だけではなくて、その背後に連なる関係者たちにも大きな影響を与えます。 これは、御承知のように、企業と共同研究しているときに、特許で関わるようなそういう研究をするときに、隣にいる人とも口が利けないような、そういう環境というのは幾らでも、現状でもあるんですね。面白いというのはおかしな発言ですが、ドクター論文の審査のときに、白紙になっているんですよ。そういうので、
○井原参考人 ありがとうございます。 実は、第三期科学技術基本計画のフォローアップをしたときに、当時の理工系大学院の海外調査、比較研究というのをやらせてもらったことがありますが、研究の基盤的なところがどれだけ大事かということで、そんな経験を持っているものですから、これはやはり、先ほどもちらっと出ていたようですが、科学技術基盤、ここを育てないと、こういう研究やこういう課題を解決してほしいんだという、そういう社会的な課題はいっぱいあると
○井原参考人 端的に言いますと、今回話題になっている、省庁が支援伴走するというふうな形で、何しろ研究を社会的実装に持っていこうというふうにけしかけている。私から見ると、お尻をたたいて、早く研究しろというふうにしか見えなくて、研究者の自発的なアイデアが、そういうところで、やはり豊かな土壌がないと、どうしても出なくなっちゃう、実りが少ないというふうなことですね。 ここでちょっと野依さんの例を出させていただいて、やはり富士山の、裾野が広け
○井原参考人 ありがとうございます。 特許制度は、私もその資料に書いたとおりに、知的財産の問題、知財の問題だけではなくて、広く文化の問題だというふうに考えているんですね。 御承知の方もいるかもしれませんが、そこに書いてあるように、アインシュタインが冷蔵庫のある種の特許を取っていた。知っている方もおられるかもしれませんが、物すごく幅の広い研究の中から、えっ、そんな実用的なことを彼は考えていたのと。そういうものだと思うんですね。彼な
○井原参考人 ありがとうございます。 私は、経済制裁というふうな形はやはり一つの力、力と力だと。現状、今、ウクライナの問題でも、経済制裁ということで、もっと危険が迫るような、そういうことも起こり得ると。したがって、この問題は、やはり力と力から抜け出した形での工夫が必要だろう、それが恐らく自由貿易や自由主義ということだろうと思うんですが、我々は既に平和的な経験で国際的な商習慣を築いてきているわけで、それをやはりもう一度見直しながら、ど
○井原参考人 経済安保の中で若手研究者やあるいは特定の技術を育てていくということで、そこに経費が集中すると、一般的な研究基盤が、予算はパイが決まっていますから、低下していくというのはもう明らかなことなので、そういう意味で、私は、先ほども言った研究基盤を強くしていくというのは、まずそっちの方が基本であるというふうに考えております。 以上です。
○井原参考人 私は、先ほどから申し上げているように、これ自体が問題ですが、自由貿易主義あるいは国際協調主義というふうな観点から経済を見ていくということがとても必要で、力と力というふうな形で見ていくと、非常に、ここのところを強くしなきゃ、ここを強くしなきゃという、軍事の問題とかいろいろ出てくるわけで、当然、多様な問題が含まれているからそうなるわけですね。この法案自身がそもそもそのことを定義できていない。 多分、経過を見ながら内容も固ま
○井原参考人 ありがとうございます。非常に幅の広いお話だったので、どのようにお答えしたらいいのかちょっと迷っているんですけれども。 現在、この法案を議論しているということで、既に、緊張が隣国へ広がっていくような、そういう議論が含まれているというふうに私は理解しているので、やはり力と力、これは経済力の力と力も力なんですね。だから、何としてでも、何度も言うようですが、国際協調主義をやはり育てていくような何かいい知恵を生み出さなければやっ