科学技術振興対策特別委員会
○井坂参考人 井坂でございます。 私は、現在、日本原子力研究所労働組合の中央執行委員長であると同時に、JRR4という原子炉で運転及び保守の業務に携わっております。そういう立場から発言させていただきたいと思います。 まず初めに、原研の労働組合が、これまで「むつ」の問題につきまして、いろいろと労働組合として検討してきまして、その検討してきたことがパンフレットあるいは報告書という形でまとめて報告されておりますので、それについて若干紹介
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発言数 19件
初発言日: 1980-05-14 / 最新発言日: 1980-05-14 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○井坂参考人 井坂でございます。 私は、現在、日本原子力研究所労働組合の中央執行委員長であると同時に、JRR4という原子炉で運転及び保守の業務に携わっております。そういう立場から発言させていただきたいと思います。 まず初めに、原研の労働組合が、これまで「むつ」の問題につきまして、いろいろと労働組合として検討してきまして、その検討してきたことがパンフレットあるいは報告書という形でまとめて報告されておりますので、それについて若干紹介
○井坂参考人 まず最初に、研究者の意見として今後の舶用炉の研究ということで「むつ」は役立たないのじゃないかという意見があるということを最初に述べましたけれども、これは原研の労働組合として主催した会議の中で、そういう意見が出されてきたということを紹介したわけで、それが唯一のものであるというふうに考えているということではありません。そうじゃないという意見も含めて研究者、技術者の意見を十分聞くべきであるというのが、私の主張の要旨であります。
○井坂参考人 労働組合としても、研究所の意見を聞きたいと思って、申し入れをしたいと思っているところですけれども、そういう話は一切研究所からは聞いたことがありません。
○井坂参考人 研究者自身に提供されてないということであります。私も、なぜ提供されないかということを、非常に疑問に思っているわけなんですけれども、発電炉でのいろいろな事故、故障などがたくさん起こっていて、それによる貴重なデータというのがかなりあると思うのですけれども、そういうのが集積されて、原研の研究者に提示されれば、貴重な研究材料になるのではないかというふうに思うわけです。「むつ」においても放射線漏れが起きた時点でいろいろなデータをとっ
○井坂参考人 当然、炉にも問題があるのではないか、それはそう思います。先ほど研究材料として余り役立たないのではないかといった意見が出てくる背景としては、第二船以降の原子力船、これは当然「むつ」と同型ではないということは確実だと思うのです。それから陸上炉の実績があるという話がありますけれども、陸上炉と舶用炉では制御方式が違うといった点もありますし、そういった点も考慮しながらいろいろ研究をしていかないと、実際の研究というのは進まないわけで、
○井坂参考人 舶用炉の研究をやるということにつきましては、小型で重量が軽くて性能も非常にいい、そういった炉を開発していかなければ余り意味がないことだと思うのです。そういった点から考えて、長期にわたってそういう炉を開発していくために、責任のとれる体制をつくっていかなければならないのではないか、そういう意味では事業団は、出向者がかなり占めているような状況でもありますし、非常に入れかわりも激しいというような状況の中で、継続した研究を進めるのは
○井坂参考人 それは原子力開発に取り組む政府の姿勢にかかっているのではないかと思います。原子力研究所などでそういうことをぜひやってほしいということで、そういう姿勢で政府が研究所の方にも言ってもらうというようなことをされれば、そういう機会はできるのではないか、そういう点が欠けているのではないかと思います。
○井坂参考人 全く意味がないことだというふうには思っておりません。ただ、研究をやる場合に、単に「むつ」のことだけを考えていろいろ進めるというのは、問題があるのではないかと思います。そのほかの研究との関係とか、そういう総合的に検討をされて、それで今後「むつ」を改修して動かすというのだけれども、三百三十億もかけてやるだけの価値があるのかどうかということを考えた場合に、それほど価値がないのじゃないかということだというふうに御了解願いたいと思い
○井坂参考人 第一歩からやり直せという結論を出しているわけではありません。現在の状態で全くその第一歩からやらなければならないか、あるいはいまの船を有効に使う道があるかということも含めて検討してほしいということであります。
○井坂参考人 それは後ろの方の安易な考え方で統廃合をされることが問題であるということで、統廃合そのものにすべて反対しているということではありません。
○井坂参考人 統廃合してどういうメリットがあるのか、それから、そういう統廃合するためには、当然メリットを考えて統廃合するのだろうと思いますけれども、そのことが現在の状態では非常にあいまいな形で統廃合されようとしているのではないかという点が危惧されているわけであります。ですから、事業団を原研に統合してやる場合に、舶用炉の研究をやるというのであれば、どういう体制で舶用炉の研究をやっていくのか、人員の問題もありますし、予算の問題もあります、そ
○井坂参考人 私は、いまJRR4という原子炉で働いているわけなんですけれども、JRR4は、現在遮蔽の実験というのは非常に少なくて、照射が主な仕事になっているわけであります。それで、同じ部屋に遮蔽研究室があるのですけれども、そこには研究員が二人いるだけで、遮蔽関係の予算はほとんどゼロに近いというふうな状況の中で、他の研究予算をもらってきて研究を細々と続けているといった状態であります。
○井坂参考人 舶用炉の研究をやるという研究テーマは与えられていると思うのですけれども、実際に研究者が力を入れてそれを十分やれるような体制になっていないというのが現状だと思います。
○井坂参考人 詳しくは存じておりませんけれども、JPDRの設置目的の一つに、舶用炉の研究開発という研究テーマがついているというふうに聞いております。しかし、このJPDRは、JP2に改造後事故、故障などが相次ぎまして、舶用炉の研究というような形での研究は進めていないといった状態ではないかと思います。 それから、このJPDRの故障を修理する費用ですけれども、年間二、三億あるいはそれ以下ではないかというふうに聞いております。「むつ」の今後
○井坂参考人 大体そのように受け取ってよろしいのではないかと思います。
○井坂参考人 四十七年の二月にJP2の改造工事が終わりまして、運転が開始されたわけですけれども、その後の大きな事故としては、五十年の十二月、五十一年の一月にダンプ系の減圧管の破断、それから五十一年三月にはクリーン・ドレーン・サンプの水漏れ、五十二年の春には制御棒が動かなくなったというような事故とか故障が続きまして、五十四年の八月にJPの検討委員会というのが発足いたしまして、その委員会の中で検討されてきた結果、竣工しないまま廃炉の方向にい
○井坂参考人 十分に論議したというところまではまだいっておりませんけれども、現在の段階で現場からの報告として聞くところによりますと、JPDRは、今後改修していっても新しい安全審査の審査基準には合格しないであろうから、動かすのは無理なのではないかということで廃炉という方針が出されたという説明が現場でなされているということを聞いております。
○井坂参考人 先ほどJPDRの問題で廃炉にする方向が決まったということを申し上げたと思うのですけれども、実はこれは五月十日に新聞報道されていまして、ここで原研の天野所長が、JPDRはいつでも使える状態にあるのだが、廃炉技術の開発が大切なので廃炉にするのだというようなことを言っているわけであります。これは先ほど話した現場での話と全然違うわけで、国民あるいは現場の者どちらかを欺くということになるわけですけれども、そういったことはないようにぜ
○井坂参考人 むずかしい質問でありますが、まず、どういう状態にするかが満足されれば賛成するかという点については、そういう点について研究者、技術者集めて検討さしていただくような措置をとっていただきたい。特にその中でやはり言わなければならないことは、研究目的がどういうもので、それに対してどれだけの人員が必要で、どういう体制が必要なのかというようなことについては、それをやるために各方面の研究者を集めて検討して、どういう組織が必要なのかというこ