決算行政監視委員会
○伊藤参考人 伊藤でございます。 この一、二年、公務員制度の改革論議が活発になってまいりました。政府サイドでは、昨年、公務員制度調査会が活動を再開されましたし、人事院でも、独自の研究会を組織して問題の検討に着手されたというふうに伺っております。国会サイドでも、公務員倫理法を制定しようとする動きが急になっていると伺っております。こうした流れを受けまして、本日、当決算行政監視委員会としてもこの問題を取り上げられたのだろうと承知しておりま
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発言数 10件
初発言日: 1998-03-25 / 最新発言日: 1998-03-25 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○伊藤参考人 伊藤でございます。 この一、二年、公務員制度の改革論議が活発になってまいりました。政府サイドでは、昨年、公務員制度調査会が活動を再開されましたし、人事院でも、独自の研究会を組織して問題の検討に着手されたというふうに伺っております。国会サイドでも、公務員倫理法を制定しようとする動きが急になっていると伺っております。こうした流れを受けまして、本日、当決算行政監視委員会としてもこの問題を取り上げられたのだろうと承知しておりま
○伊藤参考人 お答えいたします。 第一の点でありますけれども、おっしゃるとおりでございます。今までの制度の建前が、社会から切り離すという建前になっておりました。特に治安関係の公務員の場合には、腐敗というものは絶対あってはいけないということもございまして、例えば戦前の日本では、ドイツの制度に倣いまして、内務省のお役人が地方に赴任いたしますときに、自分の出身地へは絶対赴任させなかったわけであります。それは、くされ縁のようなものがあっては
○伊藤参考人 御存じのように、戦前は高等官と判任官という区別がございまして、非常にはっきりした身分的な区別がございました。こういう区別はいけないということで戦後の公務員制度ができたわけでありますけれども、事実上はキャリア、ノンキャリアという区別が残ってしまった。 その理由でありますけれども、一つは、そういう歴史的な土壌があったということと、それからもう一つは、やはり人事管理上の必要から何らかのグループ分けをしておくのが便利なんじゃな
○伊藤参考人 今御指摘になりましたとおりでございまして、人事院は約七百名の職員しかおりません。いろいろな仕事をやっておられまして、もしも八十四条二項を担当するということになりますと、またそれだけ大きな負担が課せられることになります。 私が考えておりますのは、今滝先生がおっしゃいました点の、特に二番目の、上位の者、局長とか次官、あるいはもう少し広げましてキャリア、こういうキャリア官僚が不祥事を起こしたような場合に限って人事院が対応する
○伊藤参考人 日本の場合には、今おっしゃいましたようなポリティカルアポインディーは、現在は制度としてはございません。ただし、戦前にはそれはございました。大正の終わりから昭和の初めごろ、一時日本の政党政治が非常に盛んでありましたときに、主として内務省でありますけれども、民政党寄りの知事がおられる、あるいは政友会寄りの知事がおられる。そうしますと、政友会が政権をとりますと民政党寄りの知事の方はおやめになる、そして政友会寄りの方が知事におなり
○伊藤参考人 今、いろいろな事実を御指摘いただきまして、私も知らなくて、大変勉強させていただきました。 イギリスで大勢の公務員が免職になっている。伝統的に、地方公務員の中ではかなり汚職があった。しかし、国家公務員の場合には比較的少なかったのでありますけれども、最近ではふえているということであります。ただ、この九百人の中には、政治的な理由による免職も含まれておると思いますし、それから不祥事、この両方だと思います。 御質問のポイント
○伊藤参考人 今御質問になりました点、私も仄聞をしておりまして、どう考えたらいいものかなと、正直なところ迷っているわけでありますけれども、かなりの方が、やはりこれは日本的な組織には合わないのではないかということをおっしゃる方が多いようでございますね。先ほど田勢参考人もおっしゃいましたけれども、協調ということが公務員として非常に大きな、必要な資質と考えられている、そういうような世界であれば、内部告発を奨励するということは、余計に組織の根幹
○伊藤参考人 私の意見は、最初の職業倫理の問題の二番目に申したことでありますけれども、目的意識と申しますか、あるいは使命感と申しますか、その点がわかりにくくなっているということが、公務員の間に一種の緊張感を失わせる、弛緩をもたらしているのではないかという感じがいたしますので、士気を高めるためには、もう一度国家目標と申しますか、あるいは社会的な目標というものを明確にすることが大事なのだろうというふうに私は思っております。そのために自分たち
○伊藤参考人 今御指摘になりましたように、天下りの慣行は戦後の現象だろうと私も思っております。戦前の場合には、大体五十前後で退職をされますけれども、先ほど申しましたように、恩給もたっぷりあったということで、悠々自適の生活を送られるというのが普通であったと思います。戦後になりまして、恐らく昭和二十年代、三十年代を通じてこういうような慣行がつくられてきたのだろうと思います。 その原因でありますけれども、いろいろな原因が考えられます。例え
○伊藤参考人 私の個人的な考え方でありますけれども、資本主義というのはもともとは倫理的なあるいは道義的な要素を持っていたと思うのです。アダム・スミスなどが考えました資本主義というのはそういうものだった。それが、外国に伝わっていきます間に倫理的な面が落ちてしまった、技術的な面だけが取り入れられてしまったということでありますが、やはり一番基本は、資本主義の担い手である企業なり企業家なりの倫理というものが厳しく問われなければいけない。そういう