外交防衛委員会
○参考人(伊藤融君) 防衛大学校の伊藤でございます。本日は、お招きいただきありがとうございます。 私、所属機関は防衛省になりますけれども、私たちは一般大学と同様に独立した研究者として認められております。ですので、今日ここで述べますことも一研究者としての個人としての見解であることをまず御了解いただきたいかと思います。 私の専門としておりますのは、インドを中心とした南アジア地域の国際関係でございます。インド、パキスタン、印パ関係であ
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発言数 12件
初発言日: 2017-05-30 / 最新発言日: 2017-05-30 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(伊藤融君) 防衛大学校の伊藤でございます。本日は、お招きいただきありがとうございます。 私、所属機関は防衛省になりますけれども、私たちは一般大学と同様に独立した研究者として認められております。ですので、今日ここで述べますことも一研究者としての個人としての見解であることをまず御了解いただきたいかと思います。 私の専門としておりますのは、インドを中心とした南アジア地域の国際関係でございます。インド、パキスタン、印パ関係であ
○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。 パキスタンのやはり情勢というのはかなり混沌としているのはおっしゃるとおりであります。これは、そもそもやはり九・一一以降のムシャラフ政権が進めた対米協力、ここに端を発するわけですね。それ以降、やはりこの過激主義というものが、つまりパキスタンの政府をアメリカと同等にみなして反発する動きというのが広がっているわけです。それが非常に懸念される状況になりつつあり、また、パキスタンの中で、一部はやは
○参考人(伊藤融君) 私、現地におりました、現地で大使館で専門調査員をしておりましたときに起きたのが二〇〇一年の国会議事堂襲撃事件でありました。このときにはインドは、パキスタンとの国境線、それからカシミールのライン・オブ・コントロール、管理ラインという、実効支配線というふうに言った方が分かりやすいでしょうか、そこに軍を大動員して、パキスタン側もそれに対抗する措置をとって、十か月ほど対峙するというそういう緊張があったわけですね。我が国も退
○参考人(伊藤融君) パキスタンの対日感情は決して悪いわけではありません。我が国がパキスタンを支援してまいったことも十分分かっているわけですね。ですので、パキスタンを見捨ててしまうということは我々は避けるべきだと思うんですね。パキスタンが、ちょっと言い方が悪いですが、北朝鮮化してしまうような事態というのは最悪のシナリオであります。それはもうまさに失うものがない状態になったパキスタンがどういった行動に出るかということを考えてみていただきた
○参考人(伊藤融君) それは、米印協定の中に入っているのであれば、インドは当然受け入れたと思います。そこまでかたくなではないと思います。
○参考人(伊藤融君) まず第一点目ですけれども、インドのNSG、二〇〇八年の合意以降のインドの中でそうした取決めといいますか規範を守っていくような世論があるのかどうかということですけれども、基本的にインド国内でこういった問題に関する関心というものはさほどないわけです。インドは民主主義国家でありますけれども、基本的には、電力は欲しい、だけども原発がどう、もちろん現地の住民で原発ができるところの住民の反対運動というのはもちろんございますけれ
○参考人(伊藤融君) パキスタンですか。 パキスタンも、その問題に関しては、インドが対応すればもちろんパキスタンも対応するという姿勢でありますけれども、基本的にはパキスタンは、結局インドだけを、インドを見てそれに行動するところがありますので、今のところ大きな動きはないというふうに思います。
○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。 今おっしゃった点は、インドがどうしても電力が欲しいということで日印原子力協定を本当に欲して、だからこそ公文テキストのような文言を受け入れたのかどうかという御質問だったかと思いますけれども、それはちょっと私は違った見方をしておりまして、むしろインドは、先ほど来申し上げておりますように、別にインドは日本とたとえできなくてもほかの国と、ロシアからも、それから先ほど申し上げたオーストラリア等から
○参考人(伊藤融君) はい、それはそのとおりだと思います。 常に、日本が六年掛かって、非常にアメリカとは協定が早くできたけれども、日本との間の協定に時間が掛かっている、でも、それは日本が唯一の被爆国だからそれは理解できるということはさんざんインド側が言っていることだと思います。
○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。 それは先ほど申し上げましたように、ロシアの場合には今非常に緩い規定になっているわけですから、インド側からすると極めて有利な規定になっているわけですから、それは明らかに拡散のリスクというのも高まるだろうし、核軍拡競争というものにつながるリスクというのも高まる可能性は理論的には考えられるかと思います。 さらに、インドとロシアの戦略的な関係の強化というものが進めば進むほど、当然、パキスタン
○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。 インド側は、このNSG加盟に関してはかなりこれ、実はNSGの例外化だけではなくて、今インドが物すごく重要な外交課題にしているのがNSG加盟であります。今度あるNSG総会でインドは再度、というのは、去年NSG加盟にチャレンジしたんですが、中国がブロックしたということで、これ時間がないので余り詳しく申し上げませんけど、今、印中関係、インド、中国の関係は非常に厳しくなっているんですね。中国側は
○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。 原子力協定は、インドと日本の間の関係進展の中の一つとして位置付けられてきたわけですね。それが、日本側が国内の困難な問題がありながらもこれを結んだということをもうインド側確かに評価していることは事実です。ですから、それはもちろんこれが一つのステップになることは事実ですけれども、たとえそれが、実際に日本の民間企業が入るかどうかというのは民間の判断になってくるかと思いますけれども、確かにこれは