経済産業委員会
○冨山参考人 おはようございます。冨山でございます。 本日は、こういう機会をいただきまして、大変ありがとうございます。 私の方から、お手元の「リスクマネーを巡る喫緊の重要課題」というレジュメをベースにして、とりわけ政府の、機関の側でいかにこのリスクマネーの問題に対峙していくかという点について、私自身の問題意識をお話ししたいと思っております。 まず一つ目ですが、「本格的なグロースキャピタルの不在」というふうに書いてございますが
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発言数 24件
初発言日: 2013-11-28 / 最新発言日: 2018-04-10 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○冨山参考人 おはようございます。冨山でございます。 本日は、こういう機会をいただきまして、大変ありがとうございます。 私の方から、お手元の「リスクマネーを巡る喫緊の重要課題」というレジュメをベースにして、とりわけ政府の、機関の側でいかにこのリスクマネーの問題に対峙していくかという点について、私自身の問題意識をお話ししたいと思っております。 まず一つ目ですが、「本格的なグロースキャピタルの不在」というふうに書いてございますが
○冨山参考人 御質問、どうもありがとうございます。 多分、御案内の方もいらっしゃるでしょうけれども、私ども、地方でバス会社を経営しております。東北地方、北関東で約五千人ぐらいの雇用を抱えております。 恐らく、生産性指標的にいいますと、地方バスの中では多分断トツに高い生産性になっておりまして、なぜそうなっているかというと、やはり今先生御指摘のように、実はITを非常に活用しております。例えば、ICカードを導入することによって路線別の
○冨山参考人 要は、まずガバナンス構造でいいますと、少なくとも世界の超長期的にちゃんと機能しているそういった基金、ファンドというのはいっぱいあるわけであります。あるいは、GICを始めとして、ソブリン・ウエルス・ファンドもございます。 やはりああいった仕組みというのをちゃんと謙虚に学んで、なぜあれがちゃんと機能しているかというところにやはり立ち戻ることが大事で、加えて、やはり超長期的にやっていくということは、問題は、特に人材がどういう
○冨山参考人 非常に重要なポイントでございまして、確かにこれは、産業再生機構でも、個別案件、特に上場しちゃうケースは公募価格でわかりますので全て自動的に開示されるわけでありますけれども、やはりMアンドA等で相手方がいる場合に、それをつぶさに開示するのは非常に難しい問題がございます。 ですから、基本的には、まず、ポートフォリオとしてちゃんと厳密に見るということと、それから、当然、会計検査院も再生機構に入っていましたから、その中で一定の
○冨山参考人 どうもありがとうございます。 自分のことを言うのはちょっと言いにくいんですが、産業再生機構をつくったときには、あの組織は、どちらかというと日本の中ではオールスターでありました、人材のクオリティーでいうと。トップの斉藤さんを始めとして、かなり世界的にも名前が知れた人間が集まっていた。当時の日本としてはそういうメンバーでやっておりました。 要は、そのクオリティーの人をどう集められるかということになるのですが、今御指摘の
○冨山参考人 非常に重要な御質問、ありがとうございます。 私も全く同じ考えでありまして、現状、実際の働き手の約八割は非製造業、その多くは地方で地域密着型の産業で働いております。そこの賃金水準が極めて低い、かつ生産性が低いという状況でありますので、そこの生産性と賃金をどう上げられるかというのは、もう日本経済全体の底上げにかかわる問題であります。 そこでの鍵は、むしろそういったイノベーションを利用するある種イノベーションですね、そう
○冨山参考人 貴重な御質問をどうもありがとうございます。 私、実は、東京大学の産学連携あるいは起業支援を二十年間サポートしております。事東京大学的な世界においては、この数年で明らかに風向きが変わりまして、もう今は起業の大ブームであります。その最大の理由は、東京大学の卒業生が典型的に昔就職していた役所と大企業がダサい就職先になったからであります。いいことだと思っております。とにかく大変なブームであります。特に、優秀な学生の第一希望はま
○参考人(冨山和彦君) ドイツは御存じのように二〇〇〇年代の初めにシュレーダー改革というのをやりまして、それまではドイツはシックマン・オブ・ヨーロッパと言われて、要するにヨーロッパの中でとっても経済成長しない、生産性の上がらない国、要は東西統一のいろんなコストを負担している状況だったわけで、それこそ今の議論と同じで、より失業なき産業移動、労働移動を進めていこうということでいろんな改革をやっています。 私は、どっちかというと、企業再生
○参考人(冨山和彦君) まず、大学の問題に関しても私も伊丹参考人と同様の認識でございまして、私、大学は東京大学で、大学院はスタンフォードです。スタンフォードの同窓会長もやっていたので、中のことは詳しいんですね。あと、ちなみにスティーブ・ジョブズの奥さんは私の同級生だったのでよく知っているんですが。 そういった背景から申し上げると、実はアメリカの大学、特に上位五校ぐらいですかね、には莫大なお金が入っています。これはもう考えられないよう
○参考人(冨山和彦君) 先ほどちらっと申し上げたように、私どもは今、福島交通という会社と会津バスグループという会社を経営しております。それぞれ九百人、四百人ぐらいの雇用をまさに福島県で持っております。それから、原発事故に際して、二十キロ圏からの退避、この主力の輸送力は私どものバスでございます。私どもの方から、十二日の早朝から百台のバスを出して、かなり命懸けの輸送を実はやっております、それ以外に輸送手段がなかったので。 そういうまさし
○参考人(冨山和彦君) ありがとうございます。冨山でございます。 まずは、本日はこのような機会をちょうだいしたことを深く感謝しております。産業競争力強化法という重要な法案について、微力ながら委員会の審議にお役に立てれば幸いと存じます。 私は、ちょうど今から十年前は産業再生機構というところにおりまして、政府部門だったわけですが、当時は産業再生が今回は産業競争力強化ということになったので、そういう意味でいうと、すごく十年たって前向き
○参考人(冨山和彦君) ありがとうございます。 まさに大事なポイントだと私は思っていまして、大量生産、組立ての比較的標準的なものをどんどこ造るという工場は、やっぱりどうしたって海外に出ていっちゃうんですね。そういった意味合いでいうと、実はこういう世界というのは、産業史でいうと、百年前にヘンリー・フォードがフォード生産方式を発明して賃金をどんどん上げていったわけです、彼は。それによってアメリカが偉大なる中産階級社会に一時期なったわけで
○参考人(冨山和彦君) 法案そのものは弊害が出るほど強烈ではないので、この法案そのものから強烈な弊害が出るとは思えないんですが、例えば、私も元祖官民ファンドの産業再生機構のCOOだったので、あのときの経験から申し上げると、ちょっとストレートに言うと、こういった政策を展開するときに、先ほどちょっと御批判はありましたけれども、一応ファンドですから、資本の論理でやるんですね。JALは私は細部やっていないので。ちなみに再生機構のときのケースでい
○参考人(冨山和彦君) ありがとうございます。 まず、規制改革関連なんですが、私の話の中でスマートレギュレーションということを申し上げましたが、じゃどこでスマートレギュレーションが大事なのかという話だと思いますが、これは恐らく一番メーンになるのは、いわゆる岩盤規制という言葉に代表される農業と恐らく医療と雇用の関連、この領域でどういうふうにより良いレギュレーション、ルールデザインをしていくかというのが多分恐らくテーマだろうと思っていま
○参考人(冨山和彦君) ほとんど同じでございまして、これももう皆さんに釈迦に説法も甚だしいんですが、地方の議会というのはなかなか生々しい議会でございまして、首長さんもある意味ではちゃんと議会と協調していかないといろんなことができないという背景がある中で、こういういろんな新しいチャレンジというのが多くの場合、地域の既得権を持っておられる方とぶつかる場合が多くて、その既得権をお持ちの方がそのまま地方議員だったりすることも結構あるので、そうい
○参考人(冨山和彦君) 今の話にかぶせてという感じになると思いますが、私、再生機構のときの案件も相当数中小企業だったので、今自分の会社でも中小企業の支援たくさんやっているので、実感として申し上げると、アプローチとして私も伊丹先生の感覚に近いです。ただ問題は、そこにもう一つ足し算があって、実は人材なんですよ、これもう最後は。それで、結局どういう優秀な経営人材がそこで仕事をするかというのにかかわっちゃうところがあって、これは実際、経営する人
○参考人(冨山和彦君) いい点は、これは今、伊丹参考人に近いんですけど、要は、ある種のメッセージ性として、最初に申し上げたように、産業再生的な話から競争力強化に向かうというのは一つのメッセージ性があると思うので、そういった意味でも、みんなを元気にするようなメッセージが出せるといいなと思います。 あと、物足りない点でいうと、ちょっとこれも先ほど申し上げたことと若干かぶりますが、どちらかというと、こういう法律の枠組みに反応してぱぱっと前
○参考人(冨山和彦君) 私、仕事がPDCAを回すことなので、その観点で申し上げると、PDCAを回すときに一番大事なのはバッドニュースなんですよ。要は、グッド・ニュース・イズ・ノー・ニュースなんですよ、経営者の立場からすると。良かったね、ああ、そうかそうかでおしまいで。大体、優秀な経営者はバッドニュースが上がってきたときの方がアドレナリンが出るんですね。そういうものです。 なので、ですから、ただ、行政というのはバッドニュースがどちらか
○参考人(冨山和彦君) 済みません、正直申し上げると、やっぱり消費を押し上げるベースは消費者一人一人が長期的に自分の所得水準が安定的に存在する期待を持つということと、それが願わくば増えていくという期待を持つことだと思うので、基本的には、済みません、経済人なので、どうしてもやっぱり生産性を安定的、持続的に高めていくことというふうに、済みません、なっちゃいます。
○参考人(冨山和彦君) 恐らく市場が、一般的な論理でいうと、やっぱり失敗しやすいのは先ほど来申し上げているように退出局面なんですね。それで、日本の場合、始めるときとやめるときに失敗が起きやすいんですよ。そこが最大の課題で、繰り返しになりますけれども、大きな会社のある種のコンソリデーションを促進するという意味でのあめの部分に関してはいろいろ考えておられるなというふうに思います。しかしながら、やっぱりあめだけでは現実に動かないという状況があ