1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) 日ごろ国有林問題について御高配を賜っていることに対しまして、心から御礼を申し上げたいと思います。 私のきょうの発言は、現場に勤務している方々を代表しまして意見を申し上げたいと思っております。 私たちは、一九七八年以来、二十年後のバラ色の国有林ということを夢見ながら、よりよい直営、厳格かつ効率的な民間実行の推進に向け、当時は労使対決の時代でありましたけれども、その後、労使協調、労使一体の路線でこの改革の推進に
1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) ただいま先生から御指摘があったとおりだと考えております。まさにこれが最後のチャンスだ、最後の改革だという根性で労使で真剣になって論議をして、早期にまとめて、そして国民の負託にこたえられるようにしたいというふうに考えております。
1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) 私は、営林署問題がこのたび突然一方的という表現で私らの苦労している姿をあらわしているつもりでありますが、このようなことになるということは、営林署問題というのは山づくりの拠点であると同時に、流域管理システム、平成三年度に森林法を改正してまでいわゆる民国一体で経営をしよう、あるいは上流、下流の人方の協力を得てやろうというところの拠点だと考えておるわけであります。 そういうものを外していった場合には、一方的に地域の理
1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) 私は専門家ではありませんので、口幅つたいことを言うつもりはありません。私は、冒頭、意見陳述でも申し上げたとおり、すべて民間実行はだめだなどということや、あるいは直営事業に戻してほしいなどということを言っているつもりではありません。私は、やっぱり民間事業も経営をやっている限りにおいては企業的な運営をせざるを得ないし、あるいは利潤も追求せざるを得ないものだと思っておりますが、ただいま先生からおっしゃられたように、今日、
1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) 申し上げます。 今の新しい改善計画でいきますと、営林署を二百二十九から九十八にするということでありますから、一署当たりの管理面積が非常に大規模になっていきます。そうなっていきますと、その際にそれを補完するということになれば、ひとえに森林事務所、昔の担当区でございますが、その森林事務所に仕事が非常に過大にかぶさっていく、比重が高まってくるであろうということは想定できると思います。 森林事務所は、現在は主任が一
1998-10-13
参議院
○参考人(吾妻實君) 先生がおっしゃるとおりだと思います。 民有林の場合は、大内先生がおっしゃったように、これは結果的に大幅におくれざるを得ない経済事情あるいは経済環境にあるんだと思います。したがって、私どもが構想している考え方の中には、国有林の現場にそういう基職の人方、定員外の職員を置いて遊ばせておくのではなくて、国の山の管理もあわせて、また地元で民間の人方が労務がなくて間伐が進まないという場合はそちらの方にも動かせるような、言葉
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 おはようございます。 国有林改革法案の審議に当たりまして、当該労働組合の参考人意見陳述の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。また、森林・林業、国有林問題について日ごろ御高配を賜っていることに対しまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。 私は、本日は国有林問題を中心に意見を申し上げさせていただきたいと思います。 国有林は、御案内のとおり、過去二十年間四度の改善計画の策定、見直しを行い、労使一体で
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 今御指摘があったように、現状はどうかということの御質問だと受けとめました。 今現在、定員内、定員外という職員がございますが、約一万三千人規模で国有林の維持管理に努めておりますが、実際は、やるべき業務と実際行っている業務との間には、量的に、また質的に、質の面でも非常に見劣りがしているのが現状でございます。せっかく国民の期待にこたえるべく努力はしているのですが、何せ金不足という問題と、それから現場の労務の事情が非常に逼迫を
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 率直にお答えします。 私は、確かに債務を借りているという事情がある身でありますから、強腰部なことを言うつもりはありませんけれども、結論から申し上げまして、現実的には無理がある、やれと言ってもこれはできない相談ではないかというふうに考えております。 理由を申し上げておきます。 私は、今この五千二百人規模という話が出ておりますが、現実的にこの背景には、民間に全面的に事業を移しかえるということが前提になっております。
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 国有林で災害が起きて非常に私ども危惧しておりますのは、今現実的に大幅なリストラをやってきて、現場では森林巡視とかあるいは一人作業問題が非常に多くなってきております。 ところが、先般も実はこの一人作業で死亡災害が起きましたけれども、一人で山に行っているものですから、クマに襲われたりあるいは事故が起きた場合、夕方でなければその本人が安全かどうかというのが不明である。過日の災害の場合は、夕方になって帰ってこないということが初
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 私どもは、この改革、改善を行うということは、そこに働く労働組合、そして使用者がまさに気持ちを一つにしてやらなければ完遂できないものだと思っておりまして、昨秋の、政治レベルで労使関係を大事にして、あるいは尊重ということを言われておりますが、私は、それを踏まえて、かつまた大事にして、今後とも国有林業務に尽くしてまいりたいというふうに考えております。 とりわけ、私どもにとって今一番心配しておりますのは、やはり要員規模問題につ
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 エージェンシー問題については、昨年の一連の行政改革会議で結論を見ているものだとは考えております。 しかし、あえて問われましたので、私なりに考えてみますと、私は、外国で行われているエージェンシーという問題には、その国の経済事情、森林を取り巻く地形や気象、あるいは装備など、幾つかの条件の違いを棚に上げておいて、形だけエージェンシーというのにはなじまないのではないかと思います。我が国のように急峻地で、しかも効率性を問われても
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 第一点目の、現場の作業員の御質問がございました。 御指摘のとおり、先生がおっしゃられるように、平成十五年度の段階では、まだその目的値に達成できなく、このままいきますと、生首問題というか、強制にわたる解雇的な問題が生じるというようなことがあり得ると思います。したがって、御指摘のように、そういう不幸なことが起きないようにソフトランディング的なことをぜひ考えていただきたいということが第一点。 もう一つは、やはり森林経営と
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 お答えをいたします。 私は、今回の改革案の枠組みは、いわゆる債務処理を考える場合に、いわゆる要員・組織面を重視したリストラが前提になっているのではないかというところを問題意識として持ってはおります。 私は、そのために、過去二十年間余を振り返ってみれば、そのことが効果をあらわしていない、逆に債務が拡大するということからすれば、森林や林業、そしてまた国有林が抱える制度的な、構造的なといいましょうか、そういう基本的な問題
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 正直申し上げます。 私は、かねてから、これは林野自身だけでは難しい、いわゆる財政関係当局にもいろいろな御協力、御支援をいただいてきておりますけれども、さらに特段のお願いをしたいという立場で参りました。 そして、平成二年の十二月の段階で、当時の政治でいきますと、自由民主党それから社民党の間で政治的な合意が行われまして、当時は二兆三千億の債務でございまして、そのうちの一兆円は財政当局が工面する、残りの一兆三千億円は林野
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 五十年のスパンといいますと、私らもこの先を想定すること、あるいは客観的に、固定的にこれをということはなかなか断言できないのが現状だろうと思います。 これは過去にも、林野庁が改善計画の前回の改定の際にもやはり長期見通しを出しましたが、その計画を組んでから五年余もたたないうちに再度今の見通し、試算を出さざるを得ないということで、過去にもこれが一致したこともなげれば、あるいは見通しが当たったためしがないという中に今日の改革を
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 これまでの要員といいましょうか職員の数が減ってきているというのは、そもそもが森林の保全管理をしようとしないために減っているのではないと私は思っております。むしろ逆に、そうではなくて、国有林の債務処理のためには国民の理解と合意が必要だということの大義名分と言っては語弊があるのでしょうか、そういうことに重きを置くがゆえには自助努力が先だという中で要員が減らされてきているのではないか。 したがって、森林保全管理の分野にシフト
1998-09-09
衆議院
○吾妻参考人 要員問題については、今、林野庁と仕事の実態やあるいは今後の山づくりのあり方問題などを含めて精力的に交渉を詰めさせていただいております。 私らとしては、確かに、国有林の山管理の問題とあわせて政策的に考えますと、いわゆる民有林の行政などにも目配りをし、また中山間地政策的な、定住化的なことも構想しながら、今話題を提供し論議をしている最中にございます。したがいまして、これらについては労使で精力的に交渉をまとめるつもりでございま