科学技術振興対策特別委員会
○奥田参考人 私は若干準備をしてまいりましたので、岡本先生の時間を多少いただきましてお話申し上げたいと思います。 現在私は宇宙開発、特にロケットやミサイルに関しまして全くのしろうとでございます。ただ納税者として、また一般国民としての立場から、わが国の宇宙開発の現状につきまして日ごろから若干考えておるつもりでございます。 重要な科学研究や技術の開発につきまして国家が多額の研究費、開発費を出して、重点的にこれを援助するということは、
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発言数 9件
初発言日: 1965-08-12 / 最新発言日: 1965-08-12 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○奥田参考人 私は若干準備をしてまいりましたので、岡本先生の時間を多少いただきましてお話申し上げたいと思います。 現在私は宇宙開発、特にロケットやミサイルに関しまして全くのしろうとでございます。ただ納税者として、また一般国民としての立場から、わが国の宇宙開発の現状につきまして日ごろから若干考えておるつもりでございます。 重要な科学研究や技術の開発につきまして国家が多額の研究費、開発費を出して、重点的にこれを援助するということは、
○奥田参考人 その点につきましては、小さな意味の政治ロケットと大きな意味の政治ロケットといろいろございます。一つは、やはりこれまでやってきたのである、したがって、少なくとももっと先に進みたいというためのいろいろのかけ引きのようなことも政治ロケットの一つかと思うのでありますが、しかし、もっと大きな意味で、たとえば米ソを含めまして各国が人工衛星を打ち上げるということは、これはかなり政治的な効果というものをねらっている面がございます。現に、わ
○奥田参考人 もちろんそういう意味も含めておりますが、世界の大勢に災いされないということだけではなくて、日本はそう金持ちの国ではございませんので、やはり乏しいお金で一番有効にそれを使っていくということが必要になってまいります。そのときに、こういう問題はやはり何となく国民的な景気をつけるということが必要かと存じますけれども、しかしその場合でも、やはりわれわれの税金を使ってやるのでありますから、かなり有効に、経済的に、しかも、じみちにおやり
○奥田参考人 競争をあせるということもございますけれども、非常によく申し上げますならば、世界の大勢におくれまいというような学者的なあせりといいますか、それもおありになることはそのとおりだと思います。それから非常に悪い言い方、悪い見方と申しますか、邪推して考えますと、やはり何か国内的な科学技術庁との対立ということで、そういったものが心理の底におありになるのではないかと私は心配するわけであります。ただ技術的に東大のミュー計画というのがほんと
○奥田参考人 大体そのようなことでけっこうだと思います。ただ私は、東大の糸川先生はじめ、ロケット研究グループは、これまで非常に苦労をされて、それこそ多少の宣伝もまじえなければとても予算なども出していただけない。それが日本の現状だと思うのでありますけれども、そういうことで、予算を獲得されるためにも非常な御努力をなさった。実際にもいろいろな御苦労をなさってここまでこられておるのであります。ですから、人工衛星まで打ち上げたいというお気持ちは、
○奥田参考人 たいへんむずかしい御質問でありまして、私といたしましては、郵政省あたりで宇宙通信の関係をやっておられる、あるいは運輸省とか建設省とかそれぞれいろいろおやりになっていますけれども、そういったようなものの研究調整をするのがまた科学技術庁の任務なわけでございます。研究調整とは何か。つまり交通巡査も非常な権力を持っておりますと、おいこらということを言えればたちまち調整がうまくいくわけであります。しかし交通巡査が非常に低姿勢で公僕、
○奥田参考人 いろいろとセクショナリズムとか、あるいは官僚主義だとか、あるいはそういったようなものは、日本の社会には、どこの社会にもあるものでございまして、必ずしもロケットあるいは宇宙開発関係だけにそれがはなはだしいのだというふうには私は考えないのであります。ですから、これは人が悪いとか、あるいは機構が悪いとか、そういう問題ではなくして、最初に日本のロケット開発の初めからかいつまんで申し上げましたけれども、歴史的な必然というか、そういう
○奥田参考人 現在、高木先生が東大宇宙航空研究所長と科学技術庁の宇宙開発推進本部長というものを兼任されまして、両者を融合させるということについてたいへん御努力をなさっておることには、私もたいへん敬意を払っておりますし、いろいろな協議会とか実際の会議なども、両方の人がなるべく一緒に出てお互いに討議をする、話し合うという場をつくっていらっしゃるやに承っております。また、それはそれなりに非常に成果をあげつつあるように聞いております。こういうだ
○奥田参考人 まず第一点でありますけれども、宇宙開発の目的と申しますか、動機と申しますか、これをかなり割り切って申し上げますと大体六つあると思います。 一つは、人類の好奇心あるいは未知なる自然に対する征服欲といったようなものを満足させること。第二は、学術的な探究心、いわゆる科学研究を発展させること。第三は、気象、通信、航海、測地など実技的な応用。第四が、関連する科学技術、ひいては工業水準の飛躍的な向上。第五には、軍事面への応用の可能