「宮坂昌之」の過去の国会発言

発言数 20件

初発言日: 2020-11-17  /  最新発言日: 2020-11-17  /  1 ページ目 / 全体 1ページ

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2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 大阪大学の宮坂です。 本日は、ワクチンの有効率、副反応、開発で注意すべき点などについてお話しさせていただきます。 まず、最近、テレビ、新聞のニュースで、どこどこの会社のワクチンの有効率が九〇%だった、あるいは、きょうなんかでも、モデルナ社が九四%だったというニュースを聞きますと、ほとんどの方が、百人にワクチンを打つと九十人あるいは九十四人に効いたんだというふうに理解される方が多いと思います。私もワクチンのことを本当

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 まず最初に、第三相試験に関しましては、岡部先生と私は意見を同じくいたします。 すなわち、日本でもそれはやった方がいい。ただし、十分な数がそろわない可能性というのは十分にあります。したがって、時期、時間を決めて、できるだけ目標の人数を決めて、やることはやはりきちんとやらないといけないと思います。今後、例えばどこかで感染のアウトブレークが起こらないとも限りません。ですから、これはやることをやはり原則とした方がよいと思います

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 まず、集団免疫が、これまでの皆さんがおっしゃることは、社会の六割の人が抗体を持っていると社会に免疫ができるとおっしゃっているんですが、それは間違いであります。 すなわち、それはどういうことかというと、免疫というのは抗体だけで決まるわけではありません。抗体以外に、我々の中には大事な免疫細胞、何種類ものものがあって、抗体をつくるのはBリンパ球、B細胞ですけれども、B細胞だけが大事なんじゃなくて、実際に、先天的に抗体をつくれ

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 先生がおっしゃるように、ワクチンには、感染予防効果があるものと、感染予防効果は低いけれども重症予防効果があるというものもあります。例えば、インフルエンザワクチンは後者の方に。そんなに感染予防効果は強くないんですけれども、お年寄りには打っている意味というのは、重症化を予防するところがあるので、そういう意味がある。 恐らく、この新型コロナウイルスに関しましては、ウイルスの性状その他を考えますと、インフルエンザとやはりよく似

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 今の御質問に関しまして、アメリカで最近までよく行われていたことは、実は、人工抗体を投与するよりももっと前の治療法というのがありまして、それは、回復者の血液をとってきて、その中にはいい抗体があるはずだから、その抗体を入れたらば治るであろう。初期のデータは非常に目覚ましい結果だったんですが、その後、数をふやしてみると、治る人もいるし、むしろ悪くなる人もいる。何にも変化がない方もいる。これは難しいということになったわけです。

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 この抗体は、アメリカでは、イーライリリー、アストラゼネカ、それからリジェネロンという三つの会社がしのぎを削っておりまして、アメリカで、ファイザーだけで三十万人分ぐらいがもう抗体ができているそうですけれども、アメリカは一日に十数万人感染していますから、今アメリカがつくっている量というのは焼け石に水の量なんですね。 では、日本のメーカーはどうかといいますと、日本のメーカーは、リウマチなんかにおきましては抗体医薬というのを既

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 それは、可能性としてはあると思いますけれども、これもやはり、日本での第三相試験を行わないと、アメリカ人あるいはトランプ大統領に効いても、日本人に効くのかという問題があります。 ただ、抗体を大量に投与するというのは、もうリウマチなんかで、実際に医薬品として投与するということは行われていて、中にはアナフィラキシーショックが起きたという報告もありますし、普通の医薬品を投与するのと同程度のリスクがあるということはわかっています

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 これまでのワクチンの考え方というのは、インフルエンザワクチンを打てばインフルエンザの予防はできるけれども、ポリオウイルスなりほかのウイルスの予防はできないという考え方。それはおおむね正しいと思います。 それはなぜかといいますと、ワクチンを投与すると、我々の体では二段構えの防御体制というのがあって、自然免疫という、どのウイルスでもどの病原体でも防ぐ自然に持っている免疫機構、それが最初に働きます。次に、獲得免疫といって、抗

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 一つ追加させてください。 ワクチンが働くとき、あるいは病原体が入ってきて我々の免疫機構が働くのは、必ず自然免疫が働いて獲得免疫が働きますので、最初に何らかのワクチンを打っておきますと自然免疫が高まりますので、そこにコロナが入ってくれば、コロナに対する獲得免疫ができやすくなる可能性も十分あるわけです。 ですから、私は、Aというワクチンを打ってもBという病気に対しての防御効果がある程度ある可能性というのは十分にあると思

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 今回開発されているワクチンに関しましては、初期データを見る限りにおいては、これまでのインフルエンザワクチンなんかよりもずっと効く、効果は高い可能性は十分にあると思っています。それは予防効果に関してです。重症化効果についてはまだわかりません。 しかし、どのワクチンでもそうですけれども、今までも効くワクチンというのは幾つも開発されてきたんですけれども、最終的な成功率というのは、前臨床から薬事承認まで至ったのは四%、すなわち

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 私も岡部先生と意見は同じでありまして、大事なことは、今回、何社かのワクチンの有効率が語られていますけれども、極めてソフトなデータに基づくものであって、それにバイアスがかかると、このワクチンは効くはずだ、効くはずだと、やはり早く受けなければいけないというような前のめり体制がどんどん進んでしまう。 一方、何度も指摘されていることですけれども、本当の大きな重篤な副反応が起こるリスクが現在ではわからない中では、マスコミももう少

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 努力義務という言葉の定義によると思うんですけれども、文字どおり努力をすることが義務であるというのであるのだったらば、ノーと言えるわけですから、私は、そういうふうにとればノーと言える、考慮される可能性があると思いますので。 ですけれども、問題は、努力義務というのを違う意味で使われたらば、要するに、逆に言うと、人は努力をしないとけしからぬというようなニュアンスがそこに入ってくると、そういう形での努力義務と言われると、ノーと

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 それについてはほとんどわかっていないと思います。 今、善玉抗体ははかる方法というのははっきりと統一した方法があるんですけれども、悪玉抗体のはかり方というのはグループによってもはかり方が違っていて、特に、試験管の中で悪いことをしても、それが本当に人の中で悪いことをしているのか、この確認をとるのがなかなか難しい。 といいますのは、このウイルスの場合には人体実験ができませんから、猿なんかでそういうことをやらないといけない

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 ADEという現象、すなわち、ウイルス感染によって起きた抗体が感染自体を悪化させてしまうという状態。これは、コロナウイルスでは、新型コロナ以外の例えば先生がおっしゃったSARS、MERSでも、そういう事例がワクチンの開発段階で動物で見られたということもありますし、猫のコロナウイルスでもADEが見られたという報告があります。 したがって、人間でもそういうことが起きたら困るなというのも我々は心配なんですけれども、残念ながら、

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 既に申し上げましたけれども、私は、二十代以下、若年者に対するワクチン接種というのは、今すぐ急ぐ必要はないというふうに考えております。

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 今まで申し上げたとおりで、特にそこに足すことはございません。岡部先生がおっしゃったとおりで、私も同じ意見であります。

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 妊婦あるいは母体に、あるいは胎児に対してワクチンがどういう影響を持つのか。これまでは、生ワクチンでないと恐らく影響は少ないだろうと言われていたんですけれども、免疫学的に考えますと、できてくる抗体は、IgM抗体とIgG抗体、二種類ができてきます。特に免疫の後期ではIgG抗体ができる。これは胎盤を通過します。したがって、胎児の中に入り得ます。したがって、理屈から考えると、もしも胎児の例えば神経系に対するような抗体をつくるような

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 私も全く同じ意見でして、現在は、今までのデータをもとにして想定をすると、私が最初のお話でもしましたように、恐らくプラセボ群とワクチン群でこういう感染者の数なんだろうなということが推定されるというだけであって、実際にそのデータは示されているわけではないんですね。それは示してはいけないデータなんです、実は。 ですから、それを、推定したデータのもとにいろいろなことをお話しするのは難しいんですけれども、ただし、一般的なことを申

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 お答えは同じです。 先ほども何度も申し上げていますけれども、データを推測でしか我々は、出てくるやつはそういうデータしかない段階で、このワクチンの感染予防効果はどのくらいかとか、発症予防効果はどのくらいかと議論をすると、どんどんどんどん間違った方向に行く可能性もありますので、ここは議論を避けた方がいいと思っています。

2020-11-17 衆議院

厚生労働委員会

○宮坂参考人 これも何度も申し上げていることなんですけれども、もしも例えばワクチンの有効率が九〇%だったとしても、問題はどのくらいの副反応のリスクがあるかということで、ここが読めないわけですから、ワクチンの有効率のみで、じゃ、あなたは打ちますかとか、ほかの人に勧めるべきですかということは議論ができないということを何度も申し上げているんですが。

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