農林水産委員会
○山下参考人 山下でございます。よろしくお願いします。 今日は、こういう機会を設けていただきまして、大変ありがとうございます。先ほど委員長から忌憚のない御意見を言ってくれと言われたので、私も意を強くして、忌憚のない意見を言わせていただきたいと思います。 私の発言する内容は二つあります。 一つは、大きく農政の全般についての問題です。この大きく農政の全般の問題がいろいろなところで影響を与える、農地だけじゃなくて、輸出の問題とか、
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発言数 59件
初発言日: 2003-04-16 / 最新発言日: 2022-04-13 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○山下参考人 山下でございます。よろしくお願いします。 今日は、こういう機会を設けていただきまして、大変ありがとうございます。先ほど委員長から忌憚のない御意見を言ってくれと言われたので、私も意を強くして、忌憚のない意見を言わせていただきたいと思います。 私の発言する内容は二つあります。 一つは、大きく農政の全般についての問題です。この大きく農政の全般の問題がいろいろなところで影響を与える、農地だけじゃなくて、輸出の問題とか、
○山下参考人 私は、全く逆の問題意識を持っています。 というのは、今まで、冒頭に申し上げたのは、農政の場合は、目的に掲げていること、言っていることとやっていることが真逆のことをやってきたわけです。 その結果が、資料の後ろから三枚目を見て、その裏の方なんですけれども、豊かな農業と特殊な米農業というグラフがあると思います。米だけ異質なんです。米農家の所得のうちの農業所得はごく僅かです。ダイダイが兼業収入です。緑が年金収入です。だから
○山下参考人 冒頭申し上げましたように、何で農地が出てこないか。米価が高いからなんですね。今、農地の集積で問題にされているのは米農業なんです。畜産とかそんな話じゃないわけですね。土地利用型農業、米農業で農地が出てこない。これは、高米価政策、減反政策をやっていることなんです。その根本のところに皆さん方はメスを入れようとしないんです。その根本のところの問題を解決しないから、農地が出てこない。だけれども、何か仕事をやっているふりをしないと駄目
○山下参考人 この中間管理機構というのは、農水省が基本法を作ってからやろうとした夢なんです。ただし、それが不十分だというのは、先買い権を持っていないということ、これが決定的にフランスのSAFERとは違うということです。 それから、三分の二以上の賛成があったら管理権を中間管理機構に設定する、そういう義務規定みたいなのがありますけれども、三分の二以上じゃなくて、これは中間管理機構が進んでできるというふうに、SAFERのような強力な集積の
○山下参考人 明治の時代に、興業意見、これは殖産政策の柱になった意見なんですけれども、それを作った前田正名さんが、村是を作って、村の方針です、村是、町是、郡是、県是、それをやって国是にする、ボトムアップ運動というのをやったことがあります。今の下着メーカーのグンゼというのは、その運動で、意気に感じた人が京都で始めたのがグンゼという会社だったわけです。 でも、これはボトムアップの運動だったんですけれども、それを、大変な運動になったわけで
○山下参考人 本当に私が一番言いたいスライドを指摘していただいて、どうもありがとうございました。 農の心がなくなったんです。減反政策と農地転用で農の心がなくなった。物すごくもうかったわけですね。だから、その農の心を取り戻すにはどうするか。農家が、農業を誇りだと思えるような職業であるという認識を持たないと駄目なんです。その後に石橋湛山の言葉もありますけれども、みんな農業というのはつまらない産業だと。 農村政策でもそうです。何か、直
○山下参考人 中山間地域のお尋ねなんですけれども、私は、地域振興課長として、中山間地域等の直接支払い制度を、最初の制度設計から、与野党の調整とか、財務省の調整、総務省の調整、農水省の調整、全部やりました。最後の実施もやりました。 そのときに一番印象に残ったのは、集落協定を作れと言ったわけですね、集落協定を作ったところに直接支払いが出ると。そのときに、最初に言われた言葉は、いやあ、今まで地域で、集落で話合いなんかできなかったと。この集
○山下参考人 戦前の食管制度を利用して、食管法を利用して、事実上の農地改革を先取りしたような改革を行った、地主制度を解体した、あのときは、農林省自体が小さな、世帯としてそんなにがたいの大きな省庁ではなかったと思うんですね。ただし、農林水産行政全体を見渡せるようなすごい人材がきら星のごとくいたんですね。だから、タコつぼ化にはならなかったわけです。 だから、そういうふうなことを見渡せるような人材が残念ながら今の農林水産省にはいないのかな
○山下参考人 まず、食料自給率というのは私はまやかしの議論だと思います。あれは、農林水産省がつくったプロパガンダの中で最も成功したプロパガンダです。で、最も空疎なものです。 なぜかというと、食料自給率というのは生産を消費で割ったものです。消費というのは国内生産と輸入で構成されています。それを消費しているわけですね。したがって、輸入を全部ストップする、例えばアメリカ産の農産物を全部ストップする、欧州も全部ストップすると、食料自給率は一
○山下参考人 山下でございます。今日は、このような機会を設けていただきまして、どうもありがとうございました。 私、三十年間農林水産省に勤務していまして、その頃、大変温かく、時には厳しく御指導をいただいた先生方もたくさんいらっしゃるので、そんな中で、笑いが起こるというのは、多分思い出があるんだと思うんですが、その中でこういう私の意見を陳述させてもらうことは大変光栄だというふうに思っております。 若干緊張していますけれども、農林水産
○山下参考人 ありがとうございました。
○山下参考人 ありがとうございます。 今日は、うちを出るときに、変なことは言わないようにと言われてきたんですけれども、やはりそれに触れざるを得ないと。 資料の開いて二ページ目の一番下の方に書いているんですけれども、二つ理由があります。 一つは、欧米にも農業の利益を代弁する政治的な組織がございます。ただし、欧米と違って日本には、JA、農協という、政治組織でありつつ、それ自体が経済行為を行っている組織がある。これが、欧米の農業に
○山下参考人 ありがとうございます。 養父市の市長さんには私も随分前にお会いさせていただきまして、養父市の耕作放棄をどうしようかということを本当に真剣に悩まれている方なんですね。それで、やむを得なく企業の農地取得ということを提案されたんだと思います。特に中山間地域は企業にすがらないと農地を維持管理できない、そこまで追い込まれているんだというふうに思います。そういうふうな可能性を閉ざすというのが本当にいいのかどうか。 それから、あ
○山下参考人 おはようございます。 きょうもまた呼んでいただきまして、ありがとうございました。 前の二人の御参考人の方とは全く逆の立場から、政府案に対して意見を申し上げたいと思います。 左からの反論と右からの反論、これを合わせて、道は中庸にありということは昔から言われますが、右からの反論、左からの反論、両方あるときは、足して二で割ると、やはり政府案がよかったんじゃないかなというふうなことになりかねないんですけれども、私は私の
○山下参考人 どうも御指摘ありがとうございます。 私が、一九九〇年代ぐらいにブラッセルのEU代表部というところにいたんですけれども、そのときの経験を踏まえて中山間地域の直接支払いなんかを制度設計したんですけれども、そのときの私の記憶では、フランス農政の対象というのは何かというと、労働時間の半分以上を農業に投下している、それから所得のうちの半分以上を農業から得ている、そういう人たちがフランス農政の対象だということなんですね。 つま
○山下参考人 昔、岸本議員と、えいやの世界で仕事をしてきたものなんですけれども、えいやの世界でも、特定農産加工法なんか二人でやって、いい制度はつくったんじゃないかなというふうに私は思っています。 農林省に科学性を要求する、これはちょっと、言うだけやぼだというふうな感じもいたします。実は、農林省は戦後間もなくのときに、初めての経済系の研究所、農業総合研究所を和田博雄農業大臣が設立して、その最初の所長に東畑精一を迎えて、これからは農林省
○山下参考人 私の立場というか考え方は、農家所得の安定なんて意味がないということですから、ナラシも収入保険も基本的には要らないんじゃないかなと思います。 農業政策の目的が、農地資源の維持、それを通じた食料安全保障の確保、それから多面的機能の確保ということであれば、EU型の面積に応じた単一型直接支払い、それから、農業のタイプに応じて、米をつくっても麦をつくっても野菜をつくっても果樹をつくっても、面積当たり幾らの直接支払いを行う、そうい
○山下参考人 多面的機能、食料安全保障、みんなすばらしい言葉なんです。でも、では実際の農政は何をやってきたか。減反をやりました。多面的機能というのは、水資源の涵養、洪水防止、景観、みんな、水田を水田として、米をつくるからこそ果たしてきた役割なわけですね。ところが、減反をすることによって米をつくらせないという政策を、しかも補助金をつけてやるという政策をこの四十年間やってしまった。それから、食料安全保障に必要な農地面積も、減反をやってから百
○山下参考人 どうもありがとうございます。 農業政策で何を保護しようとしているのか。農家を保障しようとしているのか、それは兼業農家も含めて、主業農家も含めて、それを全部丸抱えで保護しようとしているのか、あるいは農業を守ろうとしているのか、その視点の違いで随分政策は変わってくるんだろうと思います。 本当に、兼業農家も含めて農家の所得を保障するなら、五十万の所得で、片や農外所得が五百万以上あるというところであれば、五十万の農業所得を
○山下参考人 山下でございます。 参考人として意見陳述ということで言われたんですけれども、実は、この件については、それほどよくフォローしてきたわけじゃないんです。というのは、何が議論されているのかというのが、私は、はっきり言って、さっぱりわからなかったわけでございます。 実は、この問題について全く素人じゃなくて、私は、平成元年に当時の農林水産省の畜産局牛乳乳製品課というところに行きまして、そこで酪農の制度とかいろいろ勉強してきた