内閣委員会
○松尾参考人 東京大学の松尾と申します。 AI戦略会議において座長を務めさせていただいております。 本日は、本法案に関しまして、1、AIの利活用及び開発力の強化、2、人材育成の重要性、3、イノベーションの促進とリスク対応の両立の三点について、意見を述べさせていただきます。 それに先立ちまして、今現在の日本を取り巻くAIの状況についてお話ししたいと思います。 二〇二二年十一月に出たチャットGPT以降、世界は生成AIをめぐっ
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発言数 30件
初発言日: 2021-03-18 / 最新発言日: 2025-04-16 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○松尾参考人 東京大学の松尾と申します。 AI戦略会議において座長を務めさせていただいております。 本日は、本法案に関しまして、1、AIの利活用及び開発力の強化、2、人材育成の重要性、3、イノベーションの促進とリスク対応の両立の三点について、意見を述べさせていただきます。 それに先立ちまして、今現在の日本を取り巻くAIの状況についてお話ししたいと思います。 二〇二二年十一月に出たチャットGPT以降、世界は生成AIをめぐっ
○松尾参考人 ありがとうございます。 今、高校の情報の教育も大分充実してきておりまして、レベルが上がっていると思います。それから、先ほど私がお話ししましたように、AIを学ぶ人も増えています。いい傾向だと思います。これをますます加速させていくことが必要ですけれども、ポイントを一つだけ。 若い人が若い人を教える、あるいは最近学んだ方が次に学ぶ方を教えるということが最も重要じゃないか、今までの教育はややもすれば、経験の長い方が教えてき
○松尾参考人 御質問ありがとうございます。 キャッチアップは容易ではないと思います。やはり私は、現状を正しく認識するということはすごく大事だと思っておりますし、先ほど田中参考人からありましたように、ほとんど勝っていた状態から相当負けている状態まで下がってきたわけですから、その下がっているトレンドをまずはフラットにして、そして上向きにしていくということを順番にやっていかないと、よく復活、V字復活とか言いますけれども、そういうことではな
○松尾参考人 ありがとうございます。 不安にどういうふうに対応していくかですけれども、これは、しっかり啓蒙活動をしていくということが一つ重要だと思います。今でも一生懸命やっておりますけれども、生成AIの使い方をしっかりと伝えて、それから、リスクに対しての対応の仕方、そういったこともしっかり伝える。 特に学校の教育の現場では、今多くの学生生徒が生成AIを使っているような状況にあると思いますし、先生方もそうしたものにどういうふうに対
○松尾参考人 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、ディープシーク、国の様々な考え方ですとか文化、思想が入り込んできます。そういった意味で、日本でもしっかりと国産の大規模言語モデル、LLMを作っていくということは一つ重要だと思います。 それから、そういったリスクをしっかり把握するために情報収集等が必要で、その意味でも、今回の法案によってAI戦略本部ができて、そこでそういったリスクに対してある程度情報収集していくということは非
○松尾参考人 ありがとうございます。 どのような理念かですけれども、やはり人々の生活を豊かにする、社会をより豊かなものにしていくということだと思います。 AI、テクノロジーの話ですけれども、テクノロジーそのものではなくて、やはりそれが社会にどういうふうな影響を与えるのか、どういった社会をつくっていきたいのかということをしっかり考えていく、そういったこともしっかり理念に入れるべきじゃないかというふうに思います。 以上です。
○松尾参考人 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、人間の知能を超えるようなAI、AGIというふうな言い方もされますけれども、そういった開発に向けて世界がしのぎを削っているということかと思います。 そういった中で、いろいろなリスクがあるわけですけれども、先生がおっしゃられたような人をだます知能、これは少し注意が必要でして、人をだますAIというのはあるわけですけれども、ただ、AIが自ら人をだまそうと思ってだましているわけではな
○松尾参考人 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、中国は技術レベルも高いですし、国全体でデータ、AIの活用に踏み込んできますから、非常に進歩も速いということだと思います。 こういった技術の進歩に対応していくには、やはり日本でもしっかりAIの開発力をつけていかないといけないということですし、日本だけじゃなくていろいろな各国がうまく連携しながら研究開発、活用を進めていって、全体としてのレベルを上げていく、どこかだけが独占的に強
○松尾参考人 ありがとうございます。 プロンプトというのは非常に重要です。私の研究室でもプロンプトエンジニアリングの研究をやっていまして、一つ有名になった研究が、レッツ・シンク・ステップ・バイ・ステップという一文をつけるだけで生成AIの能力がなぜか上がるというものです。つまり、一歩ずつゆっくり考えようねと言ってあげると、なぜか数学等の性能が上がるということがあります。それなんかを見ますと、ちょっとこれは、何か子供にゆっくり考えようね
○松尾参考人 ありがとうございます。 LLMの開発、日本語でやることも大事なんですけれども、例えば東南アジアの諸国語、これをつなぐようなLLMができれば、日本語が例えば自然にインドネシア語に変換されたりマレーシア語に変換されたりということで、両国間の交流も活発になりますし、いろいろなビジネスも増えてくるということで、こういった辺りを日本がイニシアチブを取っていくべきじゃないかというのを私は考えとして持っております。 以上です。
○松尾参考人 ありがとうございます。 教育に関してですけれども、一つは、まず、私は割と楽観的でして、余り心配しない方がいいと。 なぜなら、例えば、電卓ができたときに、電卓によって暗算の能力が失われてしまうんじゃないかということが言われていたり、PC、スマホができてきて、みんな漢字が書けなくなるんじゃないかと言われてきたり、まあ、実際そうなったのかもしれませんけれども、またそれを使った新しい能力が次々と生まれてきている。 です
○松尾参考人 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、東南アジアは非常に重要だと思います。 実は、私の研究室でAIの講義を提供しておりますけれども、昨年末からマレーシアとインドネシアにも提供し始めました。彼らも非常にAIを勉強したがっていますし、おっしゃるとおり、自分たち独自でしっかりやっていきたいという思いもありますから、日本との協力関係というのを非常に求めています。 そういった人材育成も基盤にしながら、AIの活用、それ
○松尾参考人 ありがとうございます。 最初の、これまで負けた理由ですね、大変重要な御質問かと思います。 私は、いろいろな経営者の方にお話を聞いておりますと、例えば一九九〇年代後半に今のGAFAMに相当するようなビジネスというのはいろいろな企業に芽吹いていました。それをやろうとしてきた方も何人もいる。ところが、それが本流のビジネスとかち合うから、バッティングするから等の理由で、中で余り支援してもらえなかったという中で、そういった芽
○松尾参考人 ありがとうございます。 偽・誤情報は非常に重要な問題かと思います。 生成AIで様々な画像等を生成できるようになっています。それに対して、技術的には、それを見破る技術というのがあります。生成AIで作ったかどうかを判定するという技術ですね。こうした技術をしっかりと開発していくということも重要です。 それから、発信者を明示する、発信者を特定できるような情報を付与するというふうな技術もございます。こういった仕組みを進め
○松尾参考人 ありがとうございます。 私のちょっと個人的な意見になりますけれども、政治は、社会の中で何が大事かを決めていく、その価値であったり、複数の人の利益であったり、生活であったり、そういったものを話していく場であって、それはやはり僕はAIには最も向かないと思います。 ですので、そういった意味で、先生がおっしゃるように、AIと最も縁遠いというのはそのとおりかと思います。 ただ、その過程の中で、恐らく、過去の議論を集約する
○松尾参考人 ありがとうございます。 今の点は、余りこれまで考えたことがないのと、そのネイチャーの論文も読んでいませんので分かりませんけれども、少し印象として感じるのは、米国は、御存じのとおり、オープンAIであったりグーグルであったり、非常に派手に、こんなことができますということですし、ホワイトカラーの生産性を大きく上げます、仕事の仕方を変えますというふうな形ですけれども、中国の方がもっとそういった各インダストリーに入り込んでいる。
○松尾参考人 ありがとうございます。非常に重要な御質問かと思います。 私も、実は先生と全く同じ印象を持っておりまして、経済安全保障で、いろいろな形でトレードをしないようにすると、しばらくは困っていますけれども、かなり早いうちに代替の技術をつくってしまうということが、例えばGPUのような半導体のレベルでも起こりますし、それからソフトウェアのレベルでも起こっているというふうに感じています。 そうすると、結果的には、それが更に中国国内
○松尾参考人 ありがとうございます。 やはり現状を正しく認識することが重要で、まず、今まで勝っていたのが負けてきたわけですから、それをしっかり踏みとどまる、そこからチャンスがあれば浮上していくということだと思います。 それが本当にできるのか、デジタル赤字の解消という意味で、私は直接的にはなかなか難しいんじゃないかと思っていまして、というのは、今、インターネットのビッグテックに代わるようなサービスが日本から出せるのかというと、そこ
○松尾参考人 御質問ありがとうございます。 デジタルを進めていくことは国と地方との線引きとは独立の話だと思いますので、全体として効率化していくということで、また別の議論になるのかというふうに思います。
○松尾参考人 御質問ありがとうございます。 インクルージョン、アカウンタビリティー、大変重要な概念だと思います。 オードリー・タンさんのことを私なりに拝見して思うのが、非常に若い方で、技術に非常に詳しい、ああいう方が政府のデジタル行政のトップに立つということ自体がやはりすばらしいなというふうに思いますし、年もそうですし、多様性の面でもそうですけれども、やはりああいう能力を持った人を十分に活用していくということがデジタル庁の中でも