科学技術・イノベーション推進特別委員会
○松本参考人 皆様、おはようございます。国立研究開発法人理化学研究所理事長を拝命してございます松本紘でございます。 本日は、このような機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 理化学研究所は、この四月一日から、研究開発成果の最大化ということをミッションとする国立研究開発法人に衣がえをいたしてございます。 時を同じくして、私も四月一日に理化学研究所、理研と言わせていただきます
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発言数 26件
初発言日: 2015-06-03 / 最新発言日: 2015-06-04 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○松本参考人 皆様、おはようございます。国立研究開発法人理化学研究所理事長を拝命してございます松本紘でございます。 本日は、このような機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 理化学研究所は、この四月一日から、研究開発成果の最大化ということをミッションとする国立研究開発法人に衣がえをいたしてございます。 時を同じくして、私も四月一日に理化学研究所、理研と言わせていただきます
○松本参考人 お答えいたします。 任期制の研究員が多いというお尋ねでございましたが、九割ぐらいが任期制の研究者でございます。先ほど申し上げましたが、一九八六年、割合早い時期に任期制の導入を図ってございます。 今世紀に入りましてからいろいろな戦略センターを設置してまいりましたが、センターそのものも有期でございますので、そこで働く研究者も有期、基本的には、毎年更新でございますが、五年までとしてございます。優秀な人はさらに五年までいけ
○松本参考人 ありがとうございます。 国際的なことも視野に入れて研究者をどう評価していくか、これは大変難しい問題であります。 現在、御案内のように、ランキングというのが世界じゅうで大変横行しておりまして、西洋の目から見た、西洋文化の中から見たランキングというのが出ております。 研究者は、国内はもちろん、いろいろな研究機関を渡り歩く方もおられますし、一カ所でずっとやられる方もおられますが、いずれにしても、その標準がそろっていな
○松本参考人 お答えいたします。 お答えする前に、一言だけ。先ほどの質問で、産業とのつなぎをどうするんだ、どう評価するんだというお話がございました。それは大変重要と思っていまして、例えば、パテント一件は論文何件に相当する等々、分野によってしっかり見きわめて、評価点に加えたいと思ってございます。 今のお尋ねの件でございますが、本部機能をどう強化するのかというお尋ねでございますが、これは、今まで理研は各センターの主体性を尊重して、そ
○松本参考人 どういうふうに組み上げていくかということは大変難しい、いつの時代も難しい問題でございますが、私は、例えば、科学技術ハブと申し上げましたが、産業界とどうするのか。 実は、理研は、産学連携にももちろん力を注いでまいりましたが、産学連携本部というものが一番上に見えるようになってございません。ですから、早速四月から、産学連携本部というものを明確に見えるように設置いたしました。 そこには、共同研究をする企業の方々もたくさん来
○松本参考人 お答えいたします。 まず、若手をどういうふうに元気づけるか、あるいは研究者全般をどういうふうに元気づけるかという大変重要な問題がございます。私は、これが現在の理研においては最も重要だろうと思っています。 いろいろ回りまして、話をいたしまして、研究者の声が直接理事長に届くというシステムも必要だということで、早速やりました。いろいろな意見が出ましたが、去年と比べて理研は明るくなった、研究に自信が持てるようになったという
○松本参考人 お答えいたします。 大変大きな質問を投げかけていただきました。 私は、現代文明が科学技術によって支えられているということはかたく信じている人間の一人なんですが、もともと人類文明というのは、学術があって、その学術に基づく科学、科学は学術の一部でございますが、そのサイエンスに支えられて技術がある、その技術が実社会にインプリメントされて、つまり移っていって、豊かな社会に、徐々にではありますけれども、進んできた。 現代
○松本参考人 お答えいたします。 これは大変重要なことを御指摘いただいているんですが、当たり前のことというふうに表現されましたが、当たり前でも大変重要だろうと私どもは認識してございます。 去年の出来事もございましたし、科学者の倫理観はどうかというような問題もございましたが、一番重要なことは、社会、市民を含む社会と科学の関係を一人一人の科学者がしっかりと認識するということだろうと思っています。その中には、当然、自分の研究成果を社会
○松本参考人 テニュアトラックを導入してテニュア制という制度に持っていきたいということを申し上げましたが、研究者のモチベーションをどういうふうにすくい上げるか。研究所ですから、研究者が主にいるわけですね。もちろんそれをサポートする事務スタッフもおりますが、そういう人たちの意欲をどう持ち上げていくか。これもよく言われることですけれども、トップダウン方式がいいのか、ボトムアップ方式がいいのか。実は、私は両方必要だろうと思っています。 両
○松本参考人 科学力展開プラン、これは就任してから一カ月半ぐらいで取りまとめたものですが、それだけに、大筋の枠が示されておりまして、細かいことはまだこれから詰めるということが多くございます。 スピード感という意味では、私はスピード感が最も大事だと思っています。世の中の変動が非常に激しい中、日本の大学とか研究機関がやや遅いという非難が諸外国からも寄せられております。 したがいまして、私は、人事制度が一番難しいので、きょう言ってあし
○松本参考人 お答えのしにくい質問でございましたが、お答えしたいと思います。 御案内のとおり、野依前理事長が就任されて、独立行政法人としての理研というものを立ち上げられました。その時期にはかなりの御苦労があったのではないかと推察してございます。ノーベル賞を受賞された優秀な研究者でいらっしゃることは誰も疑いようがない事実でございますけれども、かなり力を発揮されまして、現在の理研まで、去年の事案が起こるまで、SPring8を利用拡大した
○松本参考人 私も、大学にいて、若いころは研究をがんがんやっておりました。恐らく、教授になって半分ぐらいまでは、教育と研究だけに打ち込むことができました。しかし、年齢が重なりますと、いろいろな役職が当たります。選挙でそういうふうになっていくわけです。そうしますと、研究ガバナンスということを意識するようになります。 私は、そうして結局定年まで行って、実は企業に就職して研究開発等をやろうと思っていたんですが、副学長という指名を受けまして
○松本参考人 御指摘のように、研究者コミュニティーが社会との接点を持つのは広報ということになります。大変重要な問題だと考えております。 昨年のSTAP問題に関する報道のあり方は、少しどうかという批判もございます。 これは、私はこういうふうに考えています。 今後、いろいろな意味で研究成果を発表してまいりますが、まず、発表文の中身が非常に難しい専門用語だけになっておって、記者の皆さんもよく理解できない、まして市民にはそれが伝わら
○松本参考人 研究開発成果の最大化というのがミッションになりましたから、今委員御指摘のことも一つの要素になろうかと思います。 研究者全体が社会の中でどういう社会的地位を持つかということにも関係するんですね。プロ野球選手のような、数億円というような収入を持つ人はいないわけですけれども、やはり、こつこつ真面目にやってきた人たちが自分の仕事に誇りを持って、その誇りが維持できる程度の社会的評価というのが必要だろうと思ってございます。
○松本参考人 人材の流動性ということを御指摘いただきましたが、これは大変重要なことです。 産学というふうに今おっしゃいましたが、研究者と産業界の方々が協力する、これは当然、イノベーションを起こしていく上では不可欠だろうと思っています。 ただ、そのやり方は、例えば産業界の方が理研に来られて研究者と一緒に研究する、これは必要なフェーズです。そこから先が難しいと思っておりまして、これは先ほど御質問も出ましたが、研究者の評価をどうするか
○松本参考人 お答えいたしたいと思います。 研究不正というのは、残念ながら、いつの時代にも起こってきた。過去形、そうですね、完全にゼロになることを理想といたしますが、起こらないように常に研究所としても取り組むということが大変大事だと思ってございます。 昨年の事案も十分に考慮いたしまして、理研では、アクションプランというのをつくって、これは、今委員御指摘の事柄を我々は着々とやるというプランを立ててございます。 具体的に申し上げ
○松本参考人 お答えいたします。 答えといっても、ユニークな、答えがないような、難しい問題だと思います。 委員御指摘のように、研究分野、技術分野が非常に細分化しております。それぞれのプロはいるんですが、その道のことに関しては言うけれども、ちょっと外れますと、私はそれは専門じゃありませんと逃げ腰になるという傾向が見受けられます。 これは、そもそも学問あるいは技術、科学の世界からいうと、ひずんだ状態になっていると思います。そうい
○松本参考人 お答えいたします。 流動性と安定性というのは相矛盾する言葉なんですね。どちらも必要だという認識は皆さん持っている。 流動性というのは昔はなかった社会だったんですが、若手の研究者の流動性制度が導入されてから、若手はすごく動くようになりました。もうちょっと言いますと、動かされるようになりました。 シニアの人は流動性が低いというお話もございましたが、実は、シニアの人も流動しないといけないというふうに強く思っております
○松本参考人 委員御指摘の不正は、当然あってはいけないというふうに強く思っているところでございます。 いろいろ制度をやっても、それだけじゃだめよねというお話もございました。研究者は、研究者である前に人でなければならないと強く信じているところです。あらゆる人がそれぞれの立場で強い倫理観を持たなければ、日本のよき社会の伝統を守ることはできないというふうに思ってございます。それは、研究者を抱えてございます理研としても、何度も発信をこの四月
○松本参考人 これは大変時間のかかる、人を育てる、人が基本でございますから、その人が健全な考え方を持つということがまずベースになければならないと思っております。 例えば、資金の集中化とか基礎研究費の低下ということは、統計データを見れば、明らかにそうなってございます。これをストップさせて、いろいろな研究者が健全な気持ちで研究に取り組める環境、これは理研で、あるいは理研の研究者に対してはある程度できます。ある程度できますが、それが全国に