予算委員会第二分科会
○政府委員(正木崇君) 石炭鉱山における災害が最近目立っておりまするが、御存じの保安法が昭和二十五年に施行されましたが、その当時の災害の回数は約十六万件でございますが、昨年はこれは五万二千件に減っております。ただ残念なことには、死者の数があまり減っておりませんので、昭和二十五年には七百八十四名でざごいましたが、二十九年は七百九名、昨年は六百六十二名ということで漸次減少はいたしておりますけれども、災害の総件数の減少に比べまして、減少の率が
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発言数 105件
初発言日: 1947-09-29 / 最新発言日: 1956-03-19 / 1 ページ目 / 全体 6ページ
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○政府委員(正木崇君) 石炭鉱山における災害が最近目立っておりまするが、御存じの保安法が昭和二十五年に施行されましたが、その当時の災害の回数は約十六万件でございますが、昨年はこれは五万二千件に減っております。ただ残念なことには、死者の数があまり減っておりませんので、昭和二十五年には七百八十四名でざごいましたが、二十九年は七百九名、昨年は六百六十二名ということで漸次減少はいたしておりますけれども、災害の総件数の減少に比べまして、減少の率が
○政府委員(正木崇君) 石炭保安規則の改正につきましては、先般組合関係の方々から御意見を承わっております。これにつきましては、なお検討を加えております。さらに災害防止の見地から鉱山の保安管理機構も整備を考える必要があると思いまして、その点につきましてもなお検討中でございます。 それからガスの爆発の関係でございますが、これは二つの種類がございまして、一つは自然発火に基く充填とか、いろいろな消火の措置の作業中の事故、それからガス検定を怠
○政府委員(正木崇君) 鉱業権はことしの二月では切れませんですが……。
○政府委員(正木崇君) ただいまの鉱害問題でございますが、御存じのようにもと日本鉱業株式会社が所有しておりました鉱業権を、昨年六月に現在の鉱業権者が譲渡を受けまして、操業を始めたものであります。その操業の開始に当りまして、旧鉱業権者の設置しておりました沈澱池の底をさらいました泥を川に放流したという事実がありますので、それによる鉱害というものは、現在の鉱業権者もそれは認めておりまして、これに対する鉱害賠償ということをする意向で、地元側と今
○政府委員(正木崇君) 選鉱場の施設につきまして認可をいたしましたものを使用する場合には、さらに監督部の検査が必要でございます。従いましてその検査を行いまして、検査の結果支障はないと認めたものですから、一応かりに認めたわけでございまして、支障がないという結論を出しましたのは、鉱山保安監督部でも、排水の上澄み水の資料を取りまして、その酸度を測定いたしました結果、これが河水に放流された場合に中性に近い水でありますので、水が酸性のゆえに鉱害を
○政府委員(正木崇君) 鉱山は六月に鉱業権の譲渡を受けまして、設備の認可申請は七月十九日と記憶しております。そうして七月の二十六日に認可を受けておりますので、その間に多少のズレはございますけれども、非合法に長い期間操業したというふうには考えられませんので、さように私どもは取り扱っておる次第でございます。
○政府委員(正木崇君) 先ほど申し上げましたように、認可という行為と、それから検査という行為と二つございます。その仮検査を一応いたしましたのは御指摘の通り十二月でございますが、認可は七月に行われております。従いまして、仮検査をいたしますまでに一応最初の認可申請書に記載された内容から、鉱害が発生する可能性がないという判断で使用を認めて参ったというふうに私は了解しております。
○政府委員(正木崇君) 先ほど申し上げました選鉱場の仮検査の有効期限が二月の末日でございます。そこで福岡の監督部から監督官を派遣いたいまして事情を調べまして、差しつかえないという判断のもとに、本極査証を交付するという手続をとることになっております。 それから先ほどお話がありましたその鉱害にあらずということを監督部で申し上げているのじゃないのでございまして、現在の選鉱場の排水による鉱害ではない、現在の選鉱場を運転する前に、前の鉱業権者
○政府委員(正木崇君) 私の先ほどの御説明があるいは不十分であったかと存じますが、鉱害の事実はあるのであります。ただこれには二つの原因がございまして、一つは前の鉱業権者が作った沈澱池の泥を川へ流したという事実による鉱害でございます。これは現在の鉱業権者に賠償の責任がございますし、現在の鉱業権者もこの責任を認めまして、賠償に応ずるということを言っております。私が鉱害にあらずと申しましたのは、現在の鉱業権者の操業による選鉱場の排水による鉱害
○政府委員(正木崇君) もう少し詳しく御説明申し上げますと、旧沈澱池の沈澱物、泥でございますが、これに銅イオンを含んでおるわけであります。これをさらって川へ流しましたために、その鉱物が水田に入りまして、水田に停滞して鉱害を及ぼしたという判断をいたしております。それから水が酸性であるという場合に、もちろん鉱害が起りまするけれども、ただいまお話がございましたように、常時流れておるものでございますから、長時間そういう状態が続かなければ鉱害は起
○政府委員(正木崇君) 鉱山保安法に基きます保安規則の話かと思いまするが、保安規則が十分に守られておりまして、なおかつ変災が起りますならば、これは法の不備ではないかというふうな議論も成り立ちますが、最近起りました事例の例をあげてみましても、保安規則が十分に守られていない、それが原因になりまして大災害を起しておるという事実から、法律を改正し、規則を改正するより先に、現在の規則を十分守っていただくということが先なのではないかというふうに考え
○政府委員(正木崇君) 保安法が不備だという点が、もし罰則につきましての御議論でありまするならば、これは別問題でございまするけれども、保安法は御存じのように非常に広範な委任立法をしておりまして、その詳細は省令できめることになっております。従いましてその省令につきましては十分技術的な検討を加えましてさらに御存じの保安協議会、これは労働者、経営者、中立の三者構成の公正な委員会がございまして、その委員会に諮問いたしまして、その答申を待って制定
○政府委員(正木崇君) ただいまの保安法の建前から申しますと、保安法によりまする権限は、すべて地方の鉱山保安監督部長、または緊急を要する場合には鉱務監督官に権限を与えてございます。従いまして法律上も実際上も地方の機構の構成者が全責任を負い、また十分な権限をもちまして指導監督をいたしておる次第でございますが、もちろん私といたしましてもこういった構成のもとにおきましても、しばしば中央に、保安監督部長会議を開き、あるいは監督課長会議を開き、私
○政府委員(正木崇君) 地方の監督官はただいま全国で二百三名おりまするが、これが担当いたしております鉱山は石炭、金属含めまして約四千余りございます。従いまして、私どもの方針といたしましては、災害発生のおそれの非常に多い山に重点を置きまして監督を強化しておりまするけれども、常時つき添って監督するわけではございませんので、監督官が十分誠意を尽して監督をいたしましても、次の監督までの間に状況の変化もございましょうし、また監督官のいない場合に法
○政府委員(正木崇君) その点につきまして従来もやっておりまするけれども、今後も一種の行政監察といいまするか、本省から係官を派遣いたしまして地方の監督官が十分職責を尽しているかどうかということを調べ、また十分な指導もするということを最近きめまして、これから大いに中央の監督を強化いたしまして、監督官の怠慢による災害が起るというようなことがないように指導いたしたいと考えております。
○政府委員(正木崇君) この補助金と申しますのは、ガス抜きの技術を向上させるために工業技術院で担当しております工業化試験、応用研究、この二つの種類に補助金を出しておりますが、二十七年から三十年までに合計二千二百万円の補助金を出しております。それからなおこのガス抜きを実施いたします場合の設備に必要な資金につきましては、開発銀行とも連絡いたしまして、国家資金を低利に利用できるように申し入れを私どもとしては行なっている次第でございます。
○政府委員(正木崇君) もちろんガス対策として最も徹減した方法がガス抜きでございますので、甲種炭鉱についてはあとう限りガス抜きを行うように指導いたしたいと考えておりますが、ただ問題は、技術的な点に入っておそれ入りますが、ガスの所在を予測することが非常に技術的に困難であるという点にありまするので、むやみやたらに岩壁にボーリングをいたしましても、ガスが抜けるものではございませんので、先ほど申し上げました技術研究補助金によりまして、早く的確に
○政府委員(正木崇君) 昨日直ちに本局から監督官を一名、それから平の保安監督部から数名の監督官が現場に参りまして、調査を現在行なっている次第でございますが、ただいままで到着いたしました報告によりますると、坑道の一部に自然発火を起しまして、昨日の午前二時の休憩中の坑員が火煙を認めまして自然発火の事実を知りまして、直ちにこれを保安係員に急報し、保安係員はさらに現場に到清いたしまして自然発火の事実を確認いたしましたので、電話をもってそれより下
○正木政府委員 これは多賀谷先生よく御存じかと思いますが、鉱業権を設定いたしまして鉱業に着手いたします場合には、施業案を申請いたしまして認可を受けてやっております。しかしながらその後いろいろと事情が変って参りましても、そのままの施業案でやっておる場合がありますので、施業案違反でありますとそういう事案を発見いたしました場合には必ず法律上の措置をするということをやっておりますけれども、非常にたくさんある炭鉱でございますので、あるいは目が届き
○正木政府委員 御指摘の昨年の事件につきましては、鉱業権者でない者が盗掘をいたしましたために起った事件でありますが、鉱山災害ではありませんので報告が参っておりませんから、詳細は承知しておりませんけれども、鉱業権者でない者が盗掘をする場合は、実は鉱業法上の監督の問題でございまして、鉱業法上の監督は地方の通産局長の権限でございます。しかし私どもの方は、相当数の業務監督官を置きまして、ひんぱんに、鉱山の災害防止、あるいはその技術指導の面におき