「汐見稔幸」の過去の国会発言

発言数 21件

初発言日: 2002-04-03  /  最新発言日: 2010-02-10  /  1 ページ目 / 全体 2ページ

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2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 多分、歴史的に見ると、日本は、一九七〇年代の末辺りまでは言わば社会政策型で福祉国家型の国家を目指していたと思うんです。 参考のために申し上げますと、一九七〇年ごろには保育所は一万二千か所ぐらいで、それから十年間の間に二万一千か所まで増やしました。十年間で八千か所以上増やしました。子供の数でいいますと、百万人から二百万人まで十年間で増やしました。その当時、今よりも財政的に豊かであったという保証は多分なかったと思

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 最初の御質問ですけれども、学校と地域の敷居をどんどん取っていってということで、これからの学校はそういう形でないと私はうまくいかないと思っています。地域社会と家庭の中でいろいろ困難を抱えた子供たちがそのままその影響を受けてきて、学校はそれを知らないでちゃんと勉強せぬかとやっても、うまくいくわけないのです。 それで、ちょっと前に大阪市の教育委員会が大変面白い試みを行いました。教育委員会から幾つかの小学校に地域担当

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 御質問は二つあったと思いますが、このデータを見ていただいても分かるんですが、民間主導型というのは、モデルというか、典型はアメリカでありますが、実は公費負担がこのように非常に少なくなっています。アメリカはしかし共働き率は日本より高いのでして、ですから、赤ちゃんのときから保育所に預けるという方がたくさんいらっしゃいます。 それで、最近はゼロ歳から保育所に預けるというケースが増えているんですが、その保育制度は日本の

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 汐見でございます。よろしくお願いいたします。(資料映写) お言葉に甘えまして、座ったままで御報告させていただきます。 私の方の報告につきましては、お手元に二枚とじのレジュメと、資料用に作りましたパワーポイントのスライドを印刷していただいたものがございます。適宜このパワーポイントの映像を見ていただきながら、このレジュメに沿ってお話を進めさせていただきます。 私の御報告は三つのテーマに一応分けてありますが

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 最初の御質問は、地域をもう必死になってつくらなきゃいけないということは、もちろん、子供が減って、家に入って、そして世代間のギャップが大きくなってますます不気味がるという、こういう悪循環をどこかで断たなきゃいけないという、そういう思いです。 そして、子供は未来の宝ですから、その子供たちが社会から余り歓迎されていないという思いをどこかで持つと、心の深いところに自分に対する信頼感だとかあるいは意欲だとかというものが

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 放課後子どもクラブの専門性に対する御質問でしたが、これは今は退職教員だとか地域のボランティアの人に行っていただいていますが、実は、これは昔から学童保育の指導員の専門性ということで随分議論になってまいりました。 子供が今豊かに遊ぶということができなくなっているために、地域社会の中で知恵を出して遊ぶということができるという、その指導をしなきゃいけません。ところが、遊びというのは、こうしなさい、ああしなさいとされた

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 御質問は二つだったと思いますが、少子高齢化対策、そして共生社会づくりということで様々な施策が今行われている中で、例えば少子対策として所得保障的な対策と制度拡充的なものというのは、どちらかにプライオリティーを置くのか、それとも両方をということでございましたが、今出生率が回復している国、例えばフランスだとかそういうところを見ますと、先ほど紙委員がおっしゃいましたように、やっぱり施策はかなり総合的だと私は思っています。

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 是非頑張っていただきたいというのが最初のあれなんですが、保育政策については、その前に、子育てについては手当という物質的基盤を高めることと、それから環境を整えるというふうにおっしゃってくださいましたが、その環境の方に二種類ある。それは制度的環境というのと、なかなか制度にはならないんだけれども、先ほどちょっと私申しましたけれども、みんなが引きこもってしまって、地域といってもだれも出てこなくて寝に帰るだけになってしまっ

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) その点ではフランスはかなりの典型例だと思います。フランスの場合は、もうかなり前から三歳以降は幼稚園でもなく保育所でもなくて、エコールマテルネルという、フランスの国の規定では幼児教育ではなくて学校教育の基礎期間というふうになっています。 カリキュラムは日本の学習指導要領と同じようなものが実はそこから作られていますから、実質的にもう義務教育が三歳から始まっている。これは九九%は公立です。先生は、幼稚園の資格と小学

2010-02-10 参議院

少子高齢化・共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) この辺は私は専門ではないので詳しいことは申し上げられませんが、たしか九十何年でしたか、オランダが相当不景気で失業率が一〇%を超えていたときにその政策に切り替えたんです。猛烈な反発が企業からありました。 端的に言いますと、正規雇用とそれからパートタイム雇用の基本的単価を同じにする、それから男女の賃金を基本的には同じにしていくという、そういう政策ですよね。 ですから、長時間働くんじゃなくて、男性が〇・八、女性

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 私、虐待に至ってしまう、それが氷山の頂点だといたしますと、その下に隠れている部分に、このままではちょっとしたことで追い詰められたりして虐待に至ってしまうような精神構造というのが日本人、特に若い世代に増えてきているんじゃないかという危惧を持っているわけです。それで、それが今、大仁田先生がおっしゃった精神の中に、いいとか悪いとかということに先にこだわって、いいも悪いもないという、そのどちらでもいいんだというところで安

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 汐見でございます。よろしくお願いいたします。 私は、現在、東京大学の教育学研究科に勤務しておりますので、児童虐待防止のためのシステムづくり及びそのための施策の在り方のうち、主として教育の側面からどのようなハードを整備していくべきなのかということについて、日ごろ考えていることを少しまとめて申し述べさせていただきたいと思っております。 これまで虐待防止については主として、既に虐待をしてしまったケース、あるいは

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 今おっしゃっていただきましたように、専業主婦と共働き家庭の主婦と、育児不安がどちらが強いかという調査についてはかなり以前からございまして、私も八〇年代の前半に行いましたときに、既に専業主婦の方が強いというデータが出ておりました。 その理由は、恐らく、朝から子どもから解放されることがない、昔のように子どもを少し家の近所に解放する、ちょっと遊んでおいでという形で出せないんですね。そのために子どもの行動がすべて見え

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 私に対する御質問は、こういう「里親を知っていますか?」というブックレットをしばらく前に私は編集して出版したんですが、これはなぜこういう本を書かざるを得なかったかということを含めてお話し申し上げさせていただきますが、今、虐待を受けた子どもたちが親から切り離された場合にどこで養護を受けるかと申しますと、実は、これまでの児童福祉法体制の下では虐待を受けた子どもたちを預かるという特別な施設があったわけではなかったわけであ

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 長期的な見通しの中では、これから親になる若い世代が疑似的にでもいいから育児を体験してみるということがかなり大事ではないかというふうに私は戦略的に考えていますのは、実際にそういう現場に立ち会いますと子どもたちの目が驚くほど生き生きしてくるということに直面しているからです。 例えば、ある幼稚園でやったのにちょっと付き合ってみたら、小学校高学年の子どもだったと思うんですが、来て、最初に何を言ったかと言いますと、あ、

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 今、有馬先生がおっしゃってくださったことは、私も全くそのとおりだと思っておりまして、私たちの教育研究者仲間の中には、学力がこのままでは低下するということを盛んにあおるような形で言う人がいまして、私は全く逆に、学力と言っても、例えば対人関係処理の豊かさだとか、その能力の豊かさだとか、あるいは遊びを様々に考案していく力だとか、そういうものの方がむしろ将来役に立つんだということで、なぜそれを学力と言わないのかということ

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 医者、特に産婦人科医とそれから小児科医の果たす役割というのは、これから大変大きくなってくると私も思っております。 ただ、どちらの医者にしても、これまで病を持った子どもの治療をするというのが仕事で、そういう教育しか受けてきておりませんから、それを育てている親の心のケアをするということが余り得意でないという方が実際にはかなり多いんですね。子どもがうまく育っていないと、すぐに出てくるのは母親に対する説教になってしま

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) まだこなれない言葉でもっと考えなきゃいけませんが、育児支援士というのを提案しているんですが、具体的には私は今三つぐらいのレベルの支援士を考えておりまして、かなり高いレベルになりますと、一年以上にわたって綿密な講義を受け、そして現場に行き、そして実際に体験もするということをこなした上できちんとテストもしてオーケーというのを出すというレベルから、一か月ぐらいの短期の講座でパスをしたらというふうなレベルまでちょっと今考

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 実は、虐待をしてしまうその親、保護者の方にも、例えば自分も同じように育てられたケースというのはかなり高いという現実がございます。それから、現代の社会の中では、専業主婦で条件に恵まれているにもかかわらず虐待するということは、個人原因じゃなくて社会原因で、いつ、だれがやってもおかしくないような状況があるということを考えますと、厳罰をしくだけでこのことがかなり解決されるというふうには私は簡単にはいかないだろうと思ってい

2002-04-03 参議院

共生社会に関する調査会

○参考人(汐見稔幸君) 率直に言って、なかなかというか大変難しい問題なんで、私はちょっとまだ判断ができないところがあります。 今、坪井参考人もおっしゃっていましたけれども、歴史的に見たらホモセクシュアル、当然長い歴史があるわけで、それから小児性愛者も古代ギリシャからずっとあって、それは病的な性格だというふうに判断できるのかということになりますと、性的な関係というのは多様であったというふうな分析も実はあるわけですから、その辺のまず判断

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