内閣委員会
○参考人(渡邊頼純君) 和田先生、どうも御質問ありがとうございました。 確かに、私は、TPPに戻ってこないで困るのはアメリカであるということを申し上げております。 幾つかございますけれども、まず一つは、TPPの持っているその戦略的意義というのがあると思います。やはりこのTPPというのは、ある意味でTPPの議論の中で隠されたアジェンダの一つは、中国をどう取り扱うかということ、あるいは中国との関係をどうするかということであったかと思
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発言数 54件
初発言日: 1994-11-30 / 最新発言日: 2018-06-19 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○参考人(渡邊頼純君) 和田先生、どうも御質問ありがとうございました。 確かに、私は、TPPに戻ってこないで困るのはアメリカであるということを申し上げております。 幾つかございますけれども、まず一つは、TPPの持っているその戦略的意義というのがあると思います。やはりこのTPPというのは、ある意味でTPPの議論の中で隠されたアジェンダの一つは、中国をどう取り扱うかということ、あるいは中国との関係をどうするかということであったかと思
○参考人(渡邊頼純君) 熊野先生、どうもありがとうございました。 このアメリカがTPPに復帰する見込み、これはなかなか難しいですね。余り私は賭けが上手じゃないので、そのオッズはとても申し上げられないんですけれども、ただ、一つ言えることがあるとしますと、やはり今アメリカが日本に対して二国間のFTAをやりたいと言ってきているということは、いろいろ新聞報道等でも出ているところでございます。また、私もアメリカの大使館の幹部たちと交流する機会
○参考人(渡邊頼純君) 以上です。
○参考人(渡邊頼純君) 御紹介いただきました慶應義塾大学の総合政策学部教授をしております渡邊頼純と申します。今日は、この非常に重要な会議の席に参考人としてお呼びくださり、心から感謝申し上げます。大変光栄に存じている次第でございます。 私の話の前に、少し私自身について先生方に御紹介申し上げたいと思いますが、私、今は慶應義塾大学の教授をしておりますが、実は長い間、国際貿易の問題にずっと関わってまいりました。古くは一九八五年から九〇年まで
○参考人(渡邊頼純君) はい。 これで終わりますが、日本企業が東アジアで構築してきた生産ネットワークの維持強化のためにRCEPを推進していく、また、日・EUの経済連携も早期に発効させることで、言わば保護主義に対する防波堤としてのTPP11の役割、これを明確に主張していくということが極めて重要であると考えるわけでございます。 どうも御清聴ありがとうございました。
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 まさにそういうことでございます。以前、中国をしてレスポンシブルステークホルダーという言い方が一時期はやったことがあるかと思います。つまり、責任ある大国にしていく。まさに、中国の躍進、中国の経済的成長、これは抑えようがない勢いで今進行中でございます。これと別に感情的に対抗軸になろうということを目指すのは必ずしも適切ではない、むしろその中国の勢いをアメリカも日本も取り入れて、そしてアジア太
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 TPP12にも言及をくださいまして、ありがとうございました。まさにゲームチェンジャーということで、日本は例外なき関税化と言っていたところに例外をつくり得たわけですね。その代わり、日本も痛みを引き取った。例えば、自動車については、十五年間据置きで、十六年目にやっと例えばアメリカの関税が二・五がゼロになるといったような痛みも背負ったわけでございますが、確かにゲームチェンジャーとしてその役割
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 まさに和田先生がおっしゃったとおりでございます。FTAとか経済連携協定というのは二国間、三国間のものですので、どうしてもアウトサイダーをつくってしまうわけですね。アウトサイダーというのは、中の域内国は優遇するけどアウトサイダーの域外国は冷遇されるわけで、ここに差別が生じます。そういうバイのFTA、EPA、日本はこれまで十五、十六と数を重ねてまいりましたが、TPPというのはそれを更に包括
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 〔理事藤川政人君退席、委員長着席〕 今先生から頂戴しました農業我慢してくれ論でございますが、これは私は全くそういう立場を取っておりません。むしろ、私が当初からTPPを推進してきたその背景には、TPPで農業を強くする、むしろTPPで日本の農業を世界一の農業にできるんだという、そういう希望を持って議論してきております。ですから、決して、製造業の犠牲に、あるいはサービス産業の犠牲にな
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 関税は、国内産業を守るための手段として、その正当な手段として認められていると思います。日本の工業関税の平均は今実質ベースで一・九%、それに対して農業関税の方は大体一二%ということになっています。ですから、一・九の製造業と一二%の農産品の保護という意味では、関税は十分農産品を保護している。中には、米のように七七八%とか、麦の場合のように二五〇%とかというように、非常に高率の関税があるわけ
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 それは先生、どうも、大変すばらしい質問だと思うんですね。TPP11と12はどう違うかということにも通じるかと思うんですが、基本的には、TPP11というのはアメリカのトランプ政権が未来永劫続くものではないという認識の下にあるわけなんですね。つまり、今のトランプ政権はTPP12に背を向けているけれども、しかし、次の政権、誰が出てくるかはまだ分かりませんが、これは分かりません。あるいは、もう
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 これはもうひとえに、第二次世界大戦に至る道筋を少し思い出していただきたいと思うんですが、やはり世界が、一九二九年のあの暗黒の木曜日、十月二十二日だったと思いますが、ここでウォールストリートの株価が暴落して、世界大恐慌になると。その大恐慌の中で各国は、それぞれが自分さえ良ければいいという自国優先主義に陥るわけですね。その中で、各国は関税障壁を高めたりして、そして数量規制を設けたりして、他
○参考人(渡邊頼純君) ありがとうございます。 経済交渉も外交交渉であるということですね。ですから、外交交渉というのは、いろんな関心を持っている人、いわゆるステークホルダーが巻き込まれていますので、そのステークホルダーの一部にだけ例えば情報を出すということは多分バランスを欠いたりするんだろうと思いますし、ある意味で、相手国を説得するために国内を説得する必要もあるでしょうし、ステークホルダーというのは国境の向こう側にもいるわけですよね
○参考人(渡邊頼純君) 山本先生、どうも御質問ありがとうございます。 まず、非常に率直に申し上げて、このアメリカの鉄鋼、アルミに対する追加関税、これはWTOルールに照らしますと、全くの違法行為であります。ですから、これはもう全く弁明の余地がないWTO違反であると思います。 ただ、アメリカはこれを、一九六二年の貿易拡大法、ちょうどケネディ・ラウンドをやるために、アメリカの議会がケネディあるいはジョンソン政権に交渉マンデートを与える
○参考人(渡邊頼純君) 私は、良くもあしくもガット・WTO屋でございます。つまり、貿易紛争の問題というのは多国間のルールに従ってルールに基づいた解決、いわゆるルールベースソリューションというものを求めていくべきだと考えておりますので、基本はWTOへの提訴ということであって、制裁とか報復とかというようなことも、このWTOの紛争解決手続にのっとった制裁ないしは報復ということですね。つまりは、WTOでオーソライズされた、WTOでこれはやってよ
○参考人(渡邊頼純君) 御質問ありがとうございます。 実は、このISDSというのは、私自身が交渉を担当させていただきました日本とメキシコとのEPAもそうなんですが、日本がこれまで行ってきた二国間のEPAのほぼ全てにISDSが入っております。 これは、産業界にいろいろヒアリングとかしますと、是非それを入れてほしいとむしろ産業界からリクエストがあって、それは要するに、最初投資をしていくときに、投資をしてほしい相手の、日本のEPAの対
○参考人(渡邊頼純君) 御質問ありがとうございます。 このEUが提唱してきているいわゆる国際投資法廷といいましょうか、これは、それはそれでメリットがいろいろあると思います。それで、日本としては、これから、一方でISDS、一方でICS、これを見ながらそのそれぞれの良さを検討していく、欠点も検討していくということで、政策的には選択の可能性があるんだろうと思います。 大事なことは、投資の紛争も、力に任せた紛争解決ではなくて、ルールに従
○参考人(渡邊頼純君) 分かりました。 簡潔に申し上げますが、適用範囲の外の問題を中に入れていくときには、これ当然、いわゆる修正交渉、修正のための交渉というのをやらなければならないんだろうと思います。ですから、そういう意味では、新しい要素というものを協定の中に入れ込んでいくということになれば、これは新しい交渉が必要になると思います。 他方では、例えば私が担当していたメキシコとの経済連携協定の場合など、例えばメキシコにおける治安の
○参考人(渡邊頼純君) 浜田先生、どうもありがとうございました。 三つとも大変難しい質問でございまして、チャレンジングな質問を頂戴して、感謝申し上げます。 まず一つ目の、アメリカで今言われております国境税というものについてなんですけれども、これはもう少し、実際にはこれが一体実態としてどういうふうに施行されるのか、どういうふうにインプリメントされるのかということを確かめないと、ちょっと軽々には申し上げられないという点がございます。
○参考人(渡邊頼純君) 今日は、こういう大変重要な会議、参議院の外交防衛委員会にお呼びくださいまして誠にありがとうございます。大変光栄に存ずる次第でございます。 今、岡本行夫参考人が述べられましたように、私も、この新しい潮流、特に新しい帝国主義の台頭とでもいいましょうか、あるいは私の分野に引き付けて申しますと、新経済ナショナリズムとでも言ったらいいような状況が展開していることに非常に大きな懸念を持っております。特に重商主義的な傾向、