外務委員会
○田代参考人 おはようございます。田代です。 本日、宗家文書について説明してくれという御依頼が急にございまして、十分間で説明するのはとても無理なんですけれども、表などを交えながら、簡単に御説明いたします。 まず、宗家文書というのはどういうものかといいますと、江戸時代、対朝鮮外交、貿易を幕府から委託されました対馬藩宗家に伝わる記録文書類です。日本の古文書はもちろんのこと、朝鮮側の公文書もございまして、これは約一万点ほどございます。
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発言数 11件
初発言日: 2011-04-27 / 最新発言日: 2011-04-27 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○田代参考人 おはようございます。田代です。 本日、宗家文書について説明してくれという御依頼が急にございまして、十分間で説明するのはとても無理なんですけれども、表などを交えながら、簡単に御説明いたします。 まず、宗家文書というのはどういうものかといいますと、江戸時代、対朝鮮外交、貿易を幕府から委託されました対馬藩宗家に伝わる記録文書類です。日本の古文書はもちろんのこと、朝鮮側の公文書もございまして、これは約一万点ほどございます。
○田代参考人 お答えいたします。 私は日本史の方で、専門ではございませんけれども、朝鮮史の友人がたびたび言っております。この引き渡しに際しまして、必ず書誌学的なさまざまなデータを残していただきたいということ、そしていろいろな、画像的なものも含めまして、そういった複製も含めまして、そういったものを全部残していただければ、ほかにも写しというか王朝儀軌の複本というのはあるので、これが渡ってしまったので研究がもうとまってしまうということはな
○田代参考人 私が最初に韓国に行きましたときに、この閲覧の権限は全部国史編纂委員会の委員長が持っておりました。その委員長がこれをお見せできない理由ということで申されたことは、朝鮮戦争が終わった後、私たちがソウルに戻ってきて見た光景というのを話していただきました。宗家文書が中庭に山のように積まれておりまして、今すぐにガソリンをかけて燃やす寸前になっていたということ、雨ざらしになっていた文書を一点一点手に抱えて、我々は倉庫に戻したという話。
○田代参考人 これは韓国側の感情の問題だと思うんです。対等に、こちらが本を渡すので向こうから渡していただきたい、そういう議論にはこれはならないと思うんです。つまり、置かれた状況、置き去りになった状況というのが状況なので、韓国側の宗家文書に対する思いがとても複雑だということが考えられます。 したがって、こちらからそういう形で外交交渉というところに臨みますと、必ず、それならばこれは非公開にしましょうということで、とりあえず別の場を設けて
○田代参考人 これはちょっと難しい問題で、私の専門から外れますので、申しわけないんですけれども、ちょっとコメントから外させていただきます。
○田代参考人 私は、宗家文書しかよくわからないのですけれども、個別にそれはなさった方がいいんじゃないかと思うんですね。相互的にやりますと、すべて、いろいろなものが渡った事情というのは違っておりますので、個別に。 ただ、関心を持っていただいたということはとてもうれしいので、これはぜひ関心を持ち続けていただきたいと思います。
○田代参考人 この参考資料でお配りしましたチャートに、最初に総督府が買い上げましたとき、これを保管した場所に御注目ください。これは朝鮮史編修会という、新しく日本人の手によって朝鮮史をつくり上げよう、そういう朝鮮史編修会というものを立ち上げました。そこに使われる資料の一つとして、これがその当時のいうところの文化事業という説明になっています。 しかし、それは文化事業といいながら、植民地思想のもとでの歴史を支配しよう、そういう一つのあり方
○田代参考人 韓国が買ったわけではなくて、朝鮮総督府、日本人が宗家から購入したということです。これに当たって、何人かの歴史学者がこの宗家文書の重要性を説きまして、それで総督府がそれを買い上げた、そういうことになっております。
○田代参考人 私は、物資料よりも文献資料で研究している人間ですので、文献資料の立場から申し上げますと、韓国でつけられている文献資料というのは、基本的に国家が編さんしたもの、これが正史として認められております。したがいまして、国家的な総力を挙げてつくられたもの、それなりの権威と、そしてすばらしい、その国の持つ最高水準のものがそこに記されているということになります。 逆に、私が研究しております日本の江戸時代のものというのは、これは、庶民
○田代参考人 これは私が、先学といいますか、先にいろいろ研究なさっている方の研究を読んだ限りで、はっきりとはわからないんですけれども、そこにはこうありました。韓国の歴史というのは、王朝実録を中心にして、そこで認められたことが歴史として積み上がっていく。そうしますと、王朝国家が認めたもの以外は正史ではなくなるということになります。 そこで、日本が植民地化したときに、そのいわゆる王朝国家の見方ではなくて、もっと下からの、先ほど申し上げま
○田代参考人 古文書を読んでいくのはなかなか大変なことなので、私のやった努力というのは、韓国人に日本の古文書を読む作業というのを一生懸命やりました。それで、彼らが帰りました後、日本の古文書を、特に宗家文書についての重要性を説いてもらう、そのことをかなり大学でやってきました。そういう形で、韓国人もこの対馬文書、宗家文書というものにアクセスできるような体制というのが現在できつつあります。そのために、対馬の宗家文書というのが、本当に世界的な意