外交・安全保障に関する調査会
○参考人(立山良司君) 立山でございます。どうぞよろしくお願いします。 私は、中東の現代政治、特にイスラエルとパレスチナ問題を専門にしております。 御承知のとおり、一昨年十月七日にハマスが大規模なイスラエルへの越境攻撃を行って、それ以降、ガザはずっと戦闘状態が続いておりました。加えて、レバノンのシーア派組織ヒズボラがイスラエルへ攻撃をする、あるいはイスラエルとイランの間での応酬がある。加えて、直接は関係ないんですけれども、連鎖的
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発言数 36件
初発言日: 2002-02-13 / 最新発言日: 2025-02-12 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○参考人(立山良司君) 立山でございます。どうぞよろしくお願いします。 私は、中東の現代政治、特にイスラエルとパレスチナ問題を専門にしております。 御承知のとおり、一昨年十月七日にハマスが大規模なイスラエルへの越境攻撃を行って、それ以降、ガザはずっと戦闘状態が続いておりました。加えて、レバノンのシーア派組織ヒズボラがイスラエルへ攻撃をする、あるいはイスラエルとイランの間での応酬がある。加えて、直接は関係ないんですけれども、連鎖的
○参考人(立山良司君) 御質問ありがとうございます。 第二段階のアメリカの関与の必要性があるのではないかということですけれども、関与をどういうことでおっしゃっているのか、今の御質問での私の理解では、ある意味では力によってその合意を守らせるというふうなことなのかなというふうにも聞こえたんですけれども、恐らく、この一年三か月、十五か月間の状況を見てますと、やはりハマスに力でもってイスラエルなりほかの国の意図を押し付けることはできないと思
○参考人(立山良司君) イラン国内は今非常に、経済的に非常に難しい状況になっています。それは、石油の輸出が制裁でうまくいかないというようなこともありますし、それから、イスラエルの攻撃によってイランの通貨が大幅に下落して、その結果、物価が急上昇している。さらには、おっしゃられたように、一昨年に、昨年ですか、ベール、ヘジャブというのをかぶる強制問題。さらには、もっと長く言えば、非常に抑圧的な体制が続いていて自由に物を言えない、そういう問題が
○参考人(立山良司君) 御質問ありがとうございます。 まず、トランプ大統領が、提案と言っていいのかよく分かりませんが、口にずっとしているガザのリビエラ化構想といいますか、そもそも、まず第一に、私理解できないのは、そのネタニヤフ首相との共同記者会見のときにトランプ大統領が言ったのは、ガザをテークオーバー、あるいはオウンと言ったんですね、日本では所有するとかというふうに訳されていますが。 それから、その後、数日後に彼がSNSに書いた
○参考人(立山良司君) 御質問ありがとうございます。 明確にこれが理由というのはなかなか特定し難いんですね。恐らく一番根底にあるのは、イスラエルの側もハマスの側も十五か月間の戦闘で疲れたということだと思います。もちろん、ハマスの側は多数の戦闘員を幹部含めて失っていますし、それに、そのハマスが基盤としているガザの社会があれほどひどい状況になっているという問題があります。イスラエルの方は、財政赤字が拡大をしているとか、長期にわたる動員で
○参考人(立山良司君) 御質問ありがとうございます。 過去何回か、ハマスが攻撃してはイスラエルが報復攻撃をするということは繰り返し行われてきましたけれども、今回は極めて大規模であり、その結果として多数のイスラエル国民が死に、あるいは人質に取られたということで、かつてない規模の報復攻撃がつい先日まで続いていたということ。これは、恐らくハマスは当然報復攻撃はあると想定していたと思いますけれども、そのパレスチナ人の研究者に私が聞いた話では
○参考人(立山良司君) 実際に、ハマスとそれからパレスチナ自治政府、パレスチナ自治政府が主体となっているのはファタハというパレスチナの政治集団ですけれども、そのファタハとハマスがライバル関係にあるわけですけれども、それが、例えば昨年の七月か八月には中国の仲介で統一政府をつくるという宣言を出しておりますし、最近でも、エジプトの仲介で、党派制のないテクノクラートの組織をつくってガザの復興、復旧復興に当たるという議論もしております。ですから、
○参考人(立山良司君) 過去何回もガザは攻撃の対象になり、復興復旧のプロジェクトというのは行われてきたわけです。でも、過去において、アメリカがリーダーシップを取ったことはほとんどございません。というのは、イスラエルとの関係で、ガザを支援するというのに後ろ向き、あるいは少なくとも積極的ではないということです。むしろ、だからこそ、ヨーロッパ諸国とか日本とか、さらには関係するアラブ諸国がリーダーシップを取っていく必要があると思っております。
○参考人(立山良司君) 一月の三十日にイスラエルで二つの法が効果を発揮しまして、一つはイスラエル国内でUNRWAの活動を禁止する、この場合のイスラエル国内というのは東エルサレム、東エルサレムは占領地ですけれども、イスラエル側はもう自国領だと主張しているわけですね。で、東エルサレムを含むイスラエルと、及びそのイスラエル政府関係者、機関がUNRWAと接触することを禁止するというもので、そうすると、例えば占領地、ヨルダン川西岸でもいいですし、
○参考人(立山良司君) 大変難しい御質問をいただいたんですけれども、最初の御報告で申し上げましたとおり、中東というのは様々な不安定要因があります。国としての凝集力が弱いとか、国境の浸透性が高いとか、そういう意味で、どうしても、国家間戦争ではないにせよ一定の暴力が起きてしまう、その暴力が、ハマスは国家ではありませんけれども、あれだけの甚大な被害をイスラエル側に引き起こすだけの力を持っている。あるいは、このガザ戦争中に起きたことですけれども
○参考人(立山良司君) 私、UNRWAについては一応フォローはしているんですけれども、日本の中で、UNRWAはハマスである、あるいは悪であるという声が通常の報道で上がっているのは、私は残念ながら認識をしておりません。様々なメディアの中でそういう声が上がって、あるいはそのUNRWAに日本が拠出金を出すべきではないという声が上がっているのかもしれませんけれども、私が接していたり、あるいは私が聞かれたりした点では、そういう声は聞いておりません
○参考人(立山良司君) シリアもまたガザと、国ですから規模が違う状況で、大変な状況になっております。十数年にわたる内戦で破壊が行われていて、復興だけで二千億ドル以上掛かるだろうというような推定もございますし、国外避難の難民が六百万人ぐらい、国内避難民が七百万人ぐらい、人口の半分以上ということです。ですからこそ、何らかの安定が必要なわけですけれども、他方で、アサド政権が崩壊することによって、現在、力の真空状態といいますか、空白状態が起きた
○参考人(立山良司君) もちろん、パレスチナ独立国家ができてイスラエルと共存をしていくという、いわゆる二国家解決案というのが実現すればいいわけですけれども、現実にはそう簡単にはいかない、ガザの状況しかりですし、ヨルダン川西岸の状況もしかりです。 ですから、長期的に、やはりパレスチナ人、占領下にあるパレスチナ人をどう支えていくのかという視点が必要でありますし、もちろんガザに関して言えば、緊急な支援も必要ですし、長期的な視点にわたる支援
○立山参考人 立山でございます。 私は、中東・イラク情勢をこの限られた時間ですべて概説するというよりは、むしろ、政策的な観点を含めた日本の課題について、四点、お話をいたしたいと思います。 一つは、イラク問題に対する国際的な協調体制を維持することの重要性、二番目は、もし対イラク攻撃が行われた場合の日本の対応について考えるべき基本的な課題、三番目は中東和平問題への対処、四番目は、やや中長期的な視点を含めたユーラシア大陸における地域的
○立山参考人 対話促進の枠組み、今、日本政府、特に外務省の中ではトラック2という枠組み、つまり、政府関係者でもなく、ビジネス界でもない、イスラエル、パレスチナ、双方から学者なんかを呼んでさまざまな問題を議論してもらうということは進めているようでございますけれども、これも随分話が出てからまだ実現していないという状況でございます。 できる限りそういった対話を、私はビジネス界を含めてでもよろしいのではないかと思うんですけれども、さまざまな
○立山参考人 さまざまな理由があるかと思いますけれども、例えばパレスチナ旅券をついせんだってやっと認めたということでございますけれども、これはやはり法的な解釈が日本は極めて厳しい体制をとっているということに起因しているのだろうと思います。それはそれで一つの考え方かと思いますが、ただ他方で、今おっしゃられましたように、対パレスチナのODAがこの二年ほどで大幅に減少していることは事実でございます。 一つの要因といたしましては、実際に現地
○立山参考人 お答えいたします。 東南アジアと日本とのかかわりを見てみますと、これはちょっと表現があれかと思いますけれども、公的関係から極端な場合には暴力団までが、さまざまな層で関係がある。他方、中近東と日本との関係というのは、公的な関係と一部商社、石油会社の関係に極めて限られているということで、やはりどうしても日本の関心が薄い。今おっしゃられましたような言語の問題を含めて、関心が薄いということがあるかと思います。 それで、特使
○立山参考人 大変難しい御質問だと思います。難しい御質問という意味は、私にとってということではなくて、今、世界にとって、まさにその問題が問われていることかと思います。 つまり、イラクが大量破壊兵器及び運搬手段であるミサイルを過去開発してきて、かつ使ってきたことは事実でありますし、かつ、九一年以降の、以前の査察体制の中で、さまざまな形でイラクが虚偽の申告をしたりあるいは査察の妨害をしてきたことも、例えば前の査察機関の報告書に明確に書い
○立山参考人 先ほど江畑参考人も御指摘されましたけれども、テロの背景というのは実にさまざまでございます。宗教的な問題、あるいは文化的な問題、あるいは政治的な問題、民族的な問題、今おっしゃられましたような貧困、飢餓といったような問題、さまざまなことでございます。 軍事的な手段以外でテロにどう対応していくか、あるいはテロをどうやって少なくしていくかということですけれども、さまざまな形の対応が可能かと思います。 もちろん一つは、ODA
○立山参考人 イージス艦の派遣そのものをイラクがどう見ているかというのは、私はちょっとまだ把握をしておりませんけれども、日本が軍事的に中東にこれまでほとんど何も関与してこなかった、あるいは何らかの形でプレゼンスを示さなかったということは事実でございますが、これが高く評価されているとは私自身は思っておりません。むしろ日本が見えてきていない。むしろ日本のイメージというのは、テレビであり車でありラジカセでありというようなイメージの方が先行して