内閣委員会
○米津参考人 よろしくお願いします。 私は、この法案に反対し、廃止を求める立場からお話をさせていただきます。 その廃止を求める理由を、最初に三つ申し上げます。まず、この法案は、人権を尊重する国際的な流れに逆行しており、女性の基本的人権を侵害するおそれがあります。次に、不妊治療を少子化対策の中に位置づけるべきではないということです。三つ目に、この法案は、人口問題に関する国際的な視点を持っていません。 順番に内容をお話しします。
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発言数 22件
初発言日: 2003-06-04 / 最新発言日: 2003-06-04 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○米津参考人 よろしくお願いします。 私は、この法案に反対し、廃止を求める立場からお話をさせていただきます。 その廃止を求める理由を、最初に三つ申し上げます。まず、この法案は、人権を尊重する国際的な流れに逆行しており、女性の基本的人権を侵害するおそれがあります。次に、不妊治療を少子化対策の中に位置づけるべきではないということです。三つ目に、この法案は、人口問題に関する国際的な視点を持っていません。 順番に内容をお話しします。
○米津参考人 まず、個別法がしっかりしていなければ、基本法があっても意味がないと思います。基本法に抽象的な理念が書いてあることがどのように解釈されるか、そこが非常に難しいので、そこでまず人権が侵害されないということがしっかり書いてあることが基本ですが、さらに個別法の中で具体的なことがしっかりあるということで、初めて有効性があると思います。
○米津参考人 私が入れていただきたいと思っていることは、さっき四つ読み上げました。つまり、生殖における個人及びカップルの自己決定を妨げない、これを必ず入れていただきたい。リプロダクティブヘルス・ライツを尊重すること。育児の責任が女性と男性両方にあり、社会が支援すること。国と企業は、男性が育児の責任を果たせるように、女性が職業と育児が両立するように必要な制度をつくる責任を負うということ。この法案がどういう社会に置かれるかということを、つま
○米津参考人 バランスというのはちょっとどういうふうに理解していいのか難しいところがありますが、私なりにバランスのことを言ってきたつもりで、いまだに、公のために個人は尽くした方がいいという考え方がこの社会にはあり、女性は子供を産んだ方がいいという考えも非常に強い。そういう社会の中に置かれる法律として、その社会とのバランスをとるために、個人の決定ということを法律の中で書いてほしいということを私は言ってきたんです。
○米津参考人 私も、まず個人の選択が尊重されるということが書いてあって初めて、懸念を持たずに素直に文言を読むことができると思います。それがないので、いろいろな文言が、これはもしかして価値観の押しつけになるのではないかというふうに読めてしまうので、やはり個人の選択の尊重が入るべきであろう。その上で、あいまいな文章は排して、具体的に何を言っているのかわかる文章にすべきだと思います。
○米津参考人 私は、不妊の人たちに対して支援が必要ないと言っているのでは決してありません、さっきのお話ししたことでわかっていただけると思いますが。これはこれで、少子化対策という枠組みではなく、ちゃんと別に場を設けて議論し、行っていくことだと思うのです。 少子化対策の中でやりますと、どうしても必要な支援のごく一部にしか触れることができない。実際にこの法案がそうなっています。これは不妊の方たちを決して大切にしていない、そのように思います
○米津参考人 私は、堕胎罪の廃止を求めておりますし、人工妊娠中絶で女性が罰せられることは不当であると考えています。ただ、そう思うことと、生命を尊重しないということなのかというと、それは違います。私も生命は尊重されるべきだと思います。 ただ、それがこういう法案の中に一言だけ出てくるというのは、非常に危険な使われ方、どう読まれ、解釈され、ひとり歩きしていくかということがわからない。これはとても一言で語り切れることではない。この短い時間の
○米津参考人 私も、さっき申しましたけれども、個別法が充実していて具体的でなければ基本法があっても意味はないのではないか、その基本法があいまいなことが書いてあるだけならば、どのように解釈されるのかよくわからない、不安を感じるような内容であればなくてよいと。ですから、私は、この法案に対しては反対の立場で意見を言っております。
○米津参考人 確かに、子供が少なく高齢者が多いというのは大変であろうと思います。ただ、それをどうしていくかというときに、国内だけを見ていてはやはりわからない。今は、食糧の問題、環境の問題、人口の問題、これは世界の問題です。日本に労働力人口が少ないと言われるならば、働きに来たいという海外の方たちをどのように、文化や人種やさまざまなものが違う者たちがどのように共存していけるかということは、これは日本だけじゃなくて世界的な課題です。これをやは
○米津参考人 私は、個人の決定を尊重するということをやはり書いてほしいと思います。当然、皆さんそう思っているとおっしゃいますが、不妊の方が、どうして子供をつくらないの、早く治療しなさいという冷たい声を浴びせられる。結婚していないあるいは子供を持っていない人が、どうしてと聞かれる。これはやはり圧力としてあります。こういう圧力のバランスの中では、やはりこれは個人の決定の問題である、尊重すべきであるということを書かれていなければならないと思い
○米津参考人 私も、産みたい人が産めるようにする、それはとても必要なことだと思います。ただ、法律や制度は、それができたときに、逆の立場の人を圧迫したり非難するようなことがあってはならない、これが大事です。ですから、産みたい人が産めるようにするとともに、産めない、産まない人が非難されないという配慮も当然必要です。 それから、産みたい人を想定するときに、皆さんはどういう方を思い浮かべるでしょうか。私はその思い浮かべる顔の中に、病気や障害
○米津参考人 では、せっかくの機会なので。 私は、この法律の名前を読んだときに、この国は少子化に向かっていく、それに対して社会はどうあればいいかということを考えるための法律だと思ったんですね。つまり、国民にどうしろこうしろということではなく、例えば、外国から労働したい人が入ってきたときにどのように社会はそれを受け入れてともに生きていけるのかとか、産みたい人の願いをどうかなえていくのかとか、それから、保険とか年金、そういうものをどうい
○米津参考人 私は、北川委員がおっしゃる懸念をまさに言いにきたのです。 法律というものは、無色透明な中で読まれるものではありませんから、それを読む社会が持っている色合いに染まっていくということがあります。この社会は、やはり女性は産むべきである、人口が減るのは困る、これだけ社会がやっているのになぜ子供をみんな産まないのか、そういう声の中でこれが読まれるということを考えれば、懸念を持つのは当然だと思います。
○米津参考人 私は、生命というのはいつからどこまでという線引きは難しいと思っています。ですから、胎児を生命かと言われれば、生命だろうと思います。けれども、母体を離れて自分で生きていける状態、段階といいますか、その後とその前では法律的な扱いは違ってくるだろうと思います。私は法律の専門ではありませんので詳しいことは言えませんが、そこにおける線引き、法律上の線引きというのはある、あるべきであると考えます。 では、生命だと私が認める胎児を出
○米津参考人 シングルの女性が子供を産むことをふやせと言っているのではなくて、現実にそうしたいという人はできるようにすべきだと言っているんです。また、それを支援することがアナーキーになるというふうに私はちょっと思えないんです。現実に、離婚によって一人親の家庭になったり、あるいは、初めから結婚ということが制度上できないということで一人で子供を持つということはありますし、実際にそれが可能ならば子供を持ちたい人はいるでしょう。それを支援すると
○米津参考人 私も、金澄さんがおっしゃったように、本人の決定の重要性ということは入れてほしいと思います。 しかし、産めない人を非難しないとか、多様な家族、多様な生き方を尊重するという点は必要だと思います。ただ、数だけではなく子供が心身ともに健康に育つということを問題にするということは、これはちょっと注意しなければならないことがあると思います。 それは当然なんですが、一方でこの社会は障害や病気を持つことに対して非常に否定的な考え方
○米津参考人 人口政策の問題点について先ほど言わせていただきましたが、二十八日の議論の中では、それを戦前の問題というふうに認識されている方がかなりいらした。しかし、実際は戦後にできた優生保護法の方が、戦前の国民優生法よりもさらに強い優生の政策を持っていたんです。それが九六年まであった。この優生保護法の中には、本人が同意しなくても優生手術、優生上の理由から不妊手術を行うということができてしまったんです。その方たちがいた、確かに。それで、補
○米津参考人 瀬古議員がおっしゃるとおり、大変問題だと思います。 一方で、少子化は問題だというふうにいってこういう法律をつくろうといっておきながら、片方では、子供を生み育てられる環境をつくっていない。父親も母親も、子供と過ごしたいのに子供と過ごす時間がない。特に、日本の父親は子供とともに過ごす時間が非常に短いということも聞いております。これは変えていかなければならないことですが、こういうことを、片方でそれを難しくしていることをやって
○米津参考人 私も、育児に関しては女性と男性両方が担うということがはっきりわかる文言で書いてほしいと思います。そうでなければ、やはり女性を想定して読んでしまうと思います。
○米津参考人 私は、社会環境の整備は、整えられているとは思えません。その結果が今のような状況をもたらしていると思います。 また一方では、非婚でも、つまり結婚はしたくないけれども子供は欲しいという人もいます。もし子供をどうしても、家庭というか結婚という制度を、ちゃんと段階を踏んだところで子供を持てというのは、そういうふうにおっしゃるのでしょうけれども、そういう、結婚はしないけれども子供は持ちたいという人の声にこたえていくということも大