共生社会に関する調査会
○参考人(芦野由利子君) ありがとうございます。 女性の体と性、健康を考える女性のグループというものが今結構日本にもございまして、小規模ながら大変いい活動を続けております。私もそういったグループの一つにかかわってささやかなボランタリーな運動をしているんですけれども、からだと性の法律をつくる女の会というグループでございます。そこで、優生保護法が一部改正され母体保護法になった時点で、これもおかしい、ならば、ただただ反対をしていても始まり
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発言数 18件
初発言日: 2000-11-01 / 最新発言日: 2000-11-01 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(芦野由利子君) ありがとうございます。 女性の体と性、健康を考える女性のグループというものが今結構日本にもございまして、小規模ながら大変いい活動を続けております。私もそういったグループの一つにかかわってささやかなボランタリーな運動をしているんですけれども、からだと性の法律をつくる女の会というグループでございます。そこで、優生保護法が一部改正され母体保護法になった時点で、これもおかしい、ならば、ただただ反対をしていても始まり
○参考人(芦野由利子君) これも冒頭の発言の中で触れましたけれども、小宮山議員おっしゃるように、情報やサービスを提供する、プロバイダーと申しますけれども、そのプロバイダーがどのような知識を持っているか、どのような意識でサービスを提供するか、これは大変重要なことでございます。プロバイダーがその人のモラルでクライアントを判断してしまって、そのことによってクライアントの側が大変に傷つくという現実もございますので、決してモラルジャッジメントして
○参考人(芦野由利子君) 本日はお招きいただきましてまことにありがとうございます。 戦前、産めよふやせよが国家の人口増加政策として推進されていた時代に産児調節運動を進めて投獄をされた女性がいました。申し上げるまでもなく、ほとんどの方が御存じでいらっしゃると思いますが、その女性は加藤シヅエさんといいます。戦後三十年、二十数年間ですか、参議院議員としても活躍をした女性でございます。その加藤シヅエさんが会長を務めます社団法人日本家族計画連
○参考人(芦野由利子君) 出産は無料でもいいけれども中絶は有料にとおっしゃる根拠は何なのかということを逆に私の方からお聞きしたいと今思いましたけれども、まずお答え申し上げますと、それこそがまさに長いこと議論されてきたこと、つまりなぜリプロダクティブヘルス・ライツということをわざわざ言う必要があるかということにもなるんですけれども、先ほど冒頭にも御説明いたしましたように、とかく中絶はこれまで道徳あるいは宗教といった範疇で語られ、そのことに
○参考人(芦野由利子君) 今の御質問はかなり頻繁に男性の方々からお聞きする質問でございます。私も心情的にはわかるような気がするんですね。ですけれども、先ほど金城参考人からも御説明がありましたように、最初から私どもは男性は要らない、男性を排除すると言っているわけでは決してなくて、むしろ男性の方々とパートナーシップをとって一緒に考え、一緒に決めていきたいというふうに思っているわけです。 ですけれども、そうならないケースというのもあるわけ
○参考人(芦野由利子君) それでは私から。 大変に大きな御質問をいただきましたので簡単にお答えするのは難しいように思いますけれども、今の学校教育を考えますと、だれしもがおっしゃることですが、受験教育のための教育になっているということが大きくあるだろうと思います。そういう中で、性教育は受験とは関係がございませんので、一応カリキュラムに、指導要綱に十分ではございませんが多少あっても、どんどん先送り先送りされてしまうというようなことがある
○参考人(芦野由利子君) それはもう繰り返し繰り返し飽きることなく話を続けていく、説得を続けていくほかないのではないでしょうか。 例えば、セクシュアルハラスメントという言葉、今ではセクハラというふうに短くされて、かなり広く用いられるようになりました。もちろん、セクシュアルハラスメントについて果たしてどれだけの人が正確に理解しているかということになりますと疑問なところもあるかもしれませんが、でも、この言葉が日本に紹介された当時に比べま
○参考人(芦野由利子君) 生殖技術に含まれる問題、先ほど申し上げましたような生命倫理上の問題、女の体が結局産む道具化されてしまうのではないかといったような問題、さまざまございます。子供の親はだれかといったようなこと、そもそも人とは何かといった大変人間にとって本質的な問題を提示しておりますので、これを今の日本のように全く何の歯どめもなく市場原理に任せるまま放置しておくこと、これは問題だろうと思います。 したがって、何かルールが必要だろ
○参考人(芦野由利子君) 私は、現時点では不妊治療に健康保険を適用すべきであると積極的に申し上げられるところまでいっておりません、私の中の考えが。どちらかといいますと、いささか、六分ぐらい少し否定的なところがあるかもしれません。 と申しますのは、不妊の当事者の方たちの自助グループ、今幾つかございますけれども、そのグループの方たちとも私は接触ございまして、そういう方たちの御意見を聞きますと、健康保険が適用されると今よりもっと不妊治療を
○参考人(芦野由利子君) いわゆる奨励金あるいは物、最近は金塊を与えるところも出てきたと新聞記事で見まして私は本当に驚きましたが、何か物やお金で子供を産んでくれということ自体が、これは人口政策と銘打っておりませんけれども、私はやっぱり人口増加政策と言わざるを得ないのではないかというふうに思うんですね。 では、お金を出したら女の人は子供を産むかと申しますと、この出産一時金を出している、いわゆる出産奨励策をとっている地方自治体の中で明ら
○参考人(芦野由利子君) 申しわけございません。ちょっと御質問を確認させていただきたいんですが、避妊相談ですか。
○参考人(芦野由利子君) 不妊相談でございますか。 不妊相談に関しましては、先ほど来から申し上げておりますように、やはり不妊であることによる偏見や差別というものが大変根強くございますから、まず相談に当たる人自身がそういう考え方に束縛されていると困りますね。ですから、不妊のまま生きることも一つの選択であるというアドバイスもできるような、大変柔軟性を持たせた、先ほど性教育のところで私はモラルジャッジメント、情報やサービスを提供する人の道
○参考人(芦野由利子君) これまで申し上げましたことの繰り返しになるかもしれませんけれども、要すれば望まない妊娠をどう減らせるかということになりますから、やはりここでは学校での教育、学校だけにはとどまりませんが、主に学校での性教育、そして具体的な情報サービス、避妊法、避妊具も含めまして、それが簡単に安価に手に入れられるという、そういう場所が必要だろうというふうに思います。 つまり、基本的な教育と、そこで情報、知識が得られたとしても実
○参考人(芦野由利子君) スウェーデンにつきましては、先ほども御説明いたしましたように、大変数多く気軽に相談に行ける場所がございます。私は日ごろから思うんですけれども、日本でもコンビニがあるほどに相談所があるといいなと。もっと言いますと、コンビニの一画がちょっとした情報提供や相談のできる場所に使えないだろうかというようなことまで考えたりしております。まだまだどれだけ実効性があるかどうかわかりませんが、私の頭の中だけのことですので。
○参考人(芦野由利子君) 一言だけ。 私は、もう日本政府も一日も早くこの条約をきちんと実行に移すべく御努力いただきたいというふうに思っております。
○参考人(芦野由利子君) ありがとうございます。 少子化対策と男女共同参画審議会の報告書に関してもう少し言葉を添えたいと思います。 少子化対策と申しますのは、私はやはり人間の数を基本に置いた人口政策なのではないかというふうに思うんですね。先ほどちょっと触れました少子化社会対策基本法案を拝見しますと、その中で仕事と子育ての両立支援のことなども触れております。あるいは労働時間をもう少し短くすべきであるというような雇用の問題にも触れて
○参考人(芦野由利子君) これもこれまで申し上げたことの繰り返しですが、まずカイロ会議自体が国家の人口政策に対する反省と申しますか、そのことがつまりはカップルと個人、特に女性の産む産まないの選択の自由を実は侵害することになるのではないか。途上国ではかなりの国で現在でも実は人口政策がとられておりますけれども、以前は相当大規模に強制的な不妊手術が行われましたり、強制的に避妊薬が配付されたりいたしました。家族計画の指導員が村に入っていくと石を
○参考人(芦野由利子君) 堂本議員がおっしゃいましたように、本当にこの問題は日本では七〇年代の初めぐらいから運動としてはあると思うんですけれども、なかなか広がらないという問題がございます。 それはどうしてかというふうに思いますと、今、金城参考人が御指摘になった、日本では戦後間もなくいち早く中絶が合法化されてしまった。それがために、実は刑法堕胎罪があるにもかかわらず、実質的には中絶がかなり合法的にしやすい状況があるものですから、問題の