「菊池努」の過去の国会発言

発言数 26件

初発言日: 2004-04-22  /  最新発言日: 2004-04-22  /  1 ページ目 / 全体 2ページ

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2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 青山学院の菊池でございます。 私は、青山学院で主にアジア太平洋の国際関係を教え、また勉強しております。それから、財団法人日本国際問題研究所あるいは平和・安全保障研究所といったシンクタンクでも長い間仕事をしております。その一環として、主にアジア太平洋の安全保障あるいは経済協力といった分野で数多くの会合に参加をしております。きょうは、このような機会を与えられまして、大変光栄に存じます。 きょう私がお話しします地域安全保

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 アメリカという国は時々おかしなこともする国ですけれども、社会の復元力が非常に高い国でありまして、社会が非常に開かれていますし、多様な意見が出ますし、間違いに対してはそれを是正する力もありますし、そういう点で、我々がこれからパートナーとしていくには、世界でいろいろ国がありますけれども、それは最もいい国であるのは間違いない話だろうというふうに思います。 ただ、先ほど言いましたように、アメリカは時に大きなミスもすることもあり

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 先ほど伊藤先生のおっしゃいました二〇五〇年の予測というのは大変興味深いですが、通貨危機の前に、これからアジアで、インドネシアが世界三番目か四番目の経済大国になるという世界銀行の予測がありまして、見事に裏切られたことがあるんですけれども。今の状況をこのまま延長して予測して果たしていいのかという話は別途あるかと存じます。 アジアというのは日本にとって、御承知のとおり非常に微妙な地域でございまして、世界、アジアの国の中で、我

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 先ほど申しましたように、私、日本の安全にかかわる問題というのは、日本、領土だけではなくて、広く地域、国際社会全体の問題もかかわっているわけでありまして、したがって、集団的自衛権の問題をあらかじめ狭く限定するというのは果たして実効性のあるものなのかどうかというのは、大いに疑問だろうというふうに思っております。より広く集団防衛というのを規定して、それで、実際にそれを適用するのは、随時、そのときの状況を勘案しながら判断していくと

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 それについては、少なくとも、私が日ごろ接している東南アジアの人たちからそういった話を聞いたことはほとんどございません。 日本の経済的なプレゼンスが高まるというのは、確かにそれは日本は利益のためにやっているわけで、しかし、その利益というのは日本だけが独占しているものではないわけでありまして、東南アジアの諸国もそれによって大きな経済的利益を得ているわけです。 ですから、日本の企業が東南アジアに進出するというのは、日本の

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 最初の相互依存の話ですけれども、確かに、歴史を見れば、みんなどこの国家も可能な限り自分たちの自立性を守ろうというふうにやってきたわけですね。できれば他国に依存しないで、自分たちの持っている資源、技術、資本、人、そういうもので経済を発展させたい。それが一番いいことかもしれない。 ただ、悲しいかな、それではうまくいかない。一番典型的なのは戦後の中国ですね。つまり、自主自立、自立更生というのは確かに美しいスローガンであるんで

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私自身は非常に結論ははっきりしておりまして、朝鮮半島の有事あるいは台湾海峡の有事というのは、日本にとっても深刻な問題ですし、アジア太平洋全体にとっても深刻な問題でありますし、それから、世界全体にとっても非常に深刻な問題であります。したがって、それに対して日本がしかるべき役割を軍事的にも政治的にも経済的にも果たしていくというのは、それは日本の狭い意味での国益の発露ではなくて、より大きな公益を守る一環であるということであります

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 国連の機能を強化するというのは極めて大事なことで、世界は、先ほど申しましたようにさまざまな新しい問題を抱えていて、それは国際的な協調なしにはなかなか解決できない問題であろうかというふうに思います。 そのときに、やはり世界で数少ない正統性を持った組織として国連というのがあるのは事実ですし、ただ同時に、国連がなし得ることにも非常に大きな限界があるということもやはり知っておかなければいけないことだろう。これは、日本が安保理の

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 先ほど言いましたように、今のFTAは相当政治的な思惑を秘めたFTAでありまして、ですから、FTAの中身がどうであるかということよりも、ある種、相手の国に対して、自分たちの外交的な大きな意味合いを込めてFTAの提案が行われているというのが実態だろうと思います。 実際、ASEANの国の人たちに聞きますと、どうも最初に期待していたほどの話ではないなという、中国とのFTAの交渉ですけれども。東南アジアの国からいきますと、中国か

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 東南アジア友好協力条約ですけれども、この中身を見ますと、実は国連憲章そのものでありまして、ただ、ではなぜ国連憲章ではだめで、東南アジア独自の条約が必要だったのかということですけれども、要するに、東南アジアの国からいったら、国連憲章というのは彼らが全くかかわりのないところでできたものであるわけですね、東南アジアが独立する前にでき上がっていたものですから。 なぜバリ条約、一九七六年の友好協力条約が全く国連憲章と同じものであ

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私自身は、この話は最初から、まじめに考える部分とそうではない部分とあって、どうでもいい部分というのは、あそこに盛られているさまざまな条項についてまじめに議論するというのはこれは愚かな話で、要するに、先ほど言いましたように、ASEAN友好協力条約の一番のポイントというのは、あれに署名することによって、紛争を平和的に解決していくんだということを約束する、コミットするということであって、ですから、日本の一部にあった、例えばASE

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私は、過去の戦争が日本とアジアとの関係に影響を及ぼしていないとは思いません。思いませんけれども、ただ、日本がいささか十分これまで考えてこなかったのは、日本と東南アジア諸国との関係が、何か起こるとそれを常に過去の戦争に還元して、そして日本が過去を反省しなかったからという話になっている。ただ、僕はどうもそれだけの話ではないんじゃないかと思っております。 というのは、日本とアジア諸国とのこれだけの力の格差、経済力の格差を考え

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 では、自分のことよりも最初に人の話を。 アジア諸国は、英語で言うとアンビバレント、両義的といいますか、一方で、アメリカがアジアに引き続き軍事的にも経済的にも存在し続けるということはアジアにとって極めて重要であるというのは間違いのない話でありまして、ただ、立場として非常に微妙で、以前インドネシアのある外務大臣が非常におもしろいことを言いまして、我々は原則としてアメリカの基地は東南アジアから撤去してもらいたい、我々は中立で

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 おっしゃるとおりでありまして、冷戦が終わった後に、敵対関係ではないんだけれども、ひょっとすると将来敵対するかもしれない、そういう国の間になるべく戦争にならないようにあらかじめいろいろ対話、信頼醸成を進めて、そして平和的な環境を維持しようと。 実際、そういう試みというのは、アジアでも、本日お話ししましたように、ASEAN地域フォーラムであるとか、あるいは東南アジアではASEANをベースに行われてきているわけですね。それは

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 最初の外交ということでありますけれども、日本を見ましても、決して軍事力一本で安全を確保しようとしているとは私は思っておりませんし、外交的な、例えば今の北朝鮮の六者協議などを見ますと、いかにして平和的に北朝鮮の核開発を放棄させるかといって相当忍耐強い外交をやっているわけでありまして、ということで、外交面でも非常に大きな努力を払っているというふうに私自身は理解しています。 それから、人間の安全保障という考え方でも、とりわけ

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私は、憲法を改正した方がいいかどうかということはちょっとわきに置いて、今日本がどういう問題に直面しているのか、その直面した問題に対して日本がどういう対応策をとったら一番いいのか、その対応策をとる際に何か障害になるものがあるのかどうか。仮に憲法が障害になるのであれば、それは粛々と憲法を変えればいいだけの話であって、憲法を不磨の大典のごとく守るというのも愚かな立場でしょうし、それから、憲法を変えなければいけないというふうに最初

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 実は、ASEANも長い間、ミャンマー問題というのは目をつぶっていたわけです。それは内政不干渉原則。 ASEANは、あくまでも大事なのは、国家と国家の間の関係できちんとルールを守るかどうかということで、国内で人権弾圧していようと何しようと、それは別な話である、極端に言いますと。ところが、国際社会からもいろいろ批判を受けて、ASEAN全体のイメージがますます悪くなってきて、ですから、ASEANとしても何かやらなければいけな

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私は、今先生がおっしゃったことに基本的に同意いたします。私が日ごろ考えていることとほとんど同じであります。 実際、グローバルガバナンスといいますか、世界のいろいろな秩序維持に関して日本がアメリカとは異なる路線をとってきたというのも、さまざまな事例がこれを示しているわけであります。他方、同盟というのが、あるいはパワーポリティックスというのが依然としてこのアジアの中にあって、それに対する備えというのを日本がしていかなきゃい

2004-04-22 衆議院

憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会

○菊池参考人 私は、六者協議に関しては、アジアで恐らく初めて多角的な安全保障の対話が始まったという意味で、これがうまく大きく育ってくれることを強く願っております。 ですから、北朝鮮の核問題だけをとれば、これはひょっとすると、六者協議をバイパスしてもう一度アメリカと北朝鮮が二国間で話し合いをする、それの方が解決にいくには早いかもしれない。ただ、せっかくの六者協議というのが始まったのを何とかうまく育てるということに僕自身は大きな関心を持

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