厚生労働委員会
○参考人(菊池馨実君) 早稲田大学、菊池でございます。よろしくお願いいたします。 今般法案審議がなされています生活困窮者自立支援法、生活保護法の見直しに向けた議論は、令和三年十月から生活困窮者自立支援のあり方等に関する論点整理のための検討会ワーキンググループで開始されました。私は社会保障法学を専攻する法学研究者ですが、この検討会の構成員として参画し、令和四年四月に生活困窮者自立支援のあり方等に関する論点整理をまとめました。 次い
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発言数 44件
初発言日: 2012-08-07 / 最新発言日: 2024-04-11 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○参考人(菊池馨実君) 早稲田大学、菊池でございます。よろしくお願いいたします。 今般法案審議がなされています生活困窮者自立支援法、生活保護法の見直しに向けた議論は、令和三年十月から生活困窮者自立支援のあり方等に関する論点整理のための検討会ワーキンググループで開始されました。私は社会保障法学を専攻する法学研究者ですが、この検討会の構成員として参画し、令和四年四月に生活困窮者自立支援のあり方等に関する論点整理をまとめました。 次い
○参考人(菊池馨実君) 御質問ありがとうございます。 大変大きな質問で、私の手に負えるところではございませんが、まず、先生のおっしゃるように、最後のセーフティーネットと、いわゆる第二のセーフティーネットという、そういう位置付けがあるということ、私もそう理解しております。ただ、その両方の、生活保護における自立、それから生困法における自立、この自立概念は共通であるというのが、そういう解釈を少なくとも政府、行政解釈としては取っております。
○参考人(菊池馨実君) 非常に哲学的な問いでございまして、これも私の手に余るのですが、先生おっしゃいますように、自立のための環境づくりというのは、広い意味では共通だと思いますけれども、仕事がない方にハローワークに行っていただいて、そこで自分に合った仕事を選んで就いていただく、あるいはその訓練の機会を提供するという、それでまあ自分で仕事に就いていけるという、もちろんそういう方たくさんおられますけれども、生困法が念頭に置いている、なぜそこに
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 結論的には、先生おっしゃる形が一つのあり得る選択肢だと思っています。 この問題、非常に間口が広くて、判断能力のある方、十分ない方、それから資力のある方、ない方、また高齢者だけの問題でもないということで難しいんですが、一定の資力があって判断能力もある方には、民間のいわゆる身元保証サポート事業者と言われる事業者さんが最近出てきていて、そことの契約でサービスを受けるということもあり得るで
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 高齢者世帯が非常に増えている、半分を超えているという状況の中で、昔からあるんですが、その生活保護制度の中で高齢者向けのその仕組みを別建てにしてはどうかという議論は以前からあるところです。ただ、私は直ちにそれを支持するということではないです。やはり法における自立助長というものが年齢を問わずやはり妥当すると思っていますし、別建てにすること自体は私自身は賛成はしておりません。 ただ、先生
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 先ほど申しましたのは、これはやはり教育政策として正面から取り上げていただきたいなと思っております。 私の勤める早稲田大学、私立大学ですけど、裕福な子女ばっかりじゃないかと思われるかもしれません。そんなことはないです。本当に厳しい状況の中で通っている学生もいます。まあ余り特定されるとあれなんですけれども、本当に小さい頃には保護世帯、保護を受給していた世帯で育って、もう本人頑張って勉強
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 大変難しい問題でありますが、しかし、地域共生社会という政策理念を立てて、そこに向かっていくという今、本法案もその一環であると思いますが、地域共生社会の向かうその理念というのは、やはりその地域で人と人が支え合うといいますか、つながりを持って地域で生活をしていくという、そういう社会をつくっていこう、それは、地縁、血縁、あと社縁ですか、会社の、が薄れてきている中で、もう一度そういうものをつく
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 難しい御質問だと思っておりまして、そうですね、まあいろいろあると思いますが、電子化の推進、そういったものがまだ遅れていた、あるいは、やはり地域で支えていくと、今日お話しさせていただいた地域包括ケア体制、地域共生社会という枠組みはありますけれども、じゃ、実際、どういう連携をしながら実際にどうやっていくのかというところがまだ実践として、仕組みとして十分整っていないという、そういったところの
○参考人(菊池馨実君) 早稲田大学の菊池でございます。よろしくお願いいたします。 私は、法学、法律学の研究者でございまして、社会保障法という分野を専攻しております。また、社会保障審議会介護保険部会の部会長、医療保険部会の部会長代理、そして内閣官房全世代型社会保障構築会議の構成員を拝命してございます。 これらの会議では、これまでのような世代別、年齢別ではなく、全ての世代で負担能力に応じて、増加する医療費を公平に支え合う仕組みを強化
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。菊池でございます。 社会保障制度といいますのは、やはり社会状況、経済状況の変容、それから財政状況、人口動態の変化などに応じてその都度見直しを迫られていきますので、ここまでやれば完成形というものはないと思っております。 また、既存の制度を変更するに当たりましても、様々な関係者関わっておりますので、相互の調整をしながらということが不可避ですので、突然ドラスチックな改革というのはなかなかな
○参考人(菊池馨実君) 御質問ありがとうございます。 私自身も、生産性、介護における生産性向上というのは違和感を持って当初から受け止めている部分がございます。私が使い始めた言葉ではございませんので。 これは、推測するに、やはり一般産業界における生産性向上といったものをこの介護分野においてどう展開していくかということであると思うんですが、私の言葉に置き換えると、その眼目は、目的は、サービスの質の向上という、そのために何が必要かとい
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 出産育児一時金が五十万円に引き上げられたことは私はよかったと思っています。ただ、出産費用が上がっていますので、それに合わせた引上げというのはやはり不可避だと思います。 ただ、出産、通常分娩は保険診療ではなく自由診療ですので、言わば市場価格で決まってくる。その市場価格に合わせて一時金を増額するという、しかしこれはイタチごっこになる可能性がありますので、やはり私が申し上げたように見える
○参考人(菊池馨実君) そんな偉そうなことを申し上げる立場でございませんので、恐縮でございます。まさか国会議員の先生に新聞記事をお読みいただけるとは思ってもいなかったので、今日取り上げていただいて本当に大変恐縮しております。 この国会での御議論というのは、申し訳ないですが不勉強で、日々の御議論を拝聴しておるわけではないのですが、今日も様々な御議論を拝聴していく中で、割と大きな議論をされているなと安心した部分がございます。 もちろ
○参考人(菊池馨実君) 御質問ありがとうございます。 個別の制度、個別の局面を見れば、それ自体が公平性、公平にかなっているのかというところは多々あると思います。 ただ、国保については、どうしてもその制度の性格上、応能割、健保のように応能割、報酬のみに着目するわけにはいかないので、御案内のとおり、やはり応益割をやらざるを得ないという立て付けになっている。 それを具体的にどう割っていくかという話ですけれども、どう割っていくかとい
○参考人(菊池馨実君) 先生御指摘のとおり、個別に見ていった場合に、非常に厳しい生活状況になるということがないようにしなければいけないと思います、基本的には。そのためには、制度の議論をする際にも留意はしていますが、やはりデータに基づく分析を行いその評価を行っていくという作業を更に精緻にしていくことが不可欠だと思います。 あわせて、私は、社会保険の仕組みの中に、資産もその拠出の評価の中に入れることには基本的には賛成していません。それは
○参考人(菊池馨実君) 先生の御指摘の点、私も賛成でございます。 私、障害者部会の委員も務めておりまして、そこで、その委員、当事者、関係者の皆様から、入院時の障害福祉サービスの利用継続という非常に強い声をいただいているということも承知しております。それを受けての運用改善というのが一定程度図られているとは思うのですが、今先生から御指摘のあった、実際には現場ではそれが実施されていないじゃないかという御指摘だと思います。 そこはしっか
○参考人(菊池馨実君) 御指名ありがとうございます。早稲田大学の菊池でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私からは、地域住民の抱える課題の解決のための包括的な支援体制の整備に関わる社会福祉法改正を中心に意見陳述をさせていただきます。お手元のレジュメに沿ってお話しさせていただきます。 私は、二点について意見を申し述べたいと思います。一つは、今回改正に至るまでの経緯と今回改正の意義、もう一つが、相談支援、地域づくりが重視さ
○参考人(菊池馨実君) ただいまの御質問、健康保険の被保険者証などに関わる問題と認識しておりますが、先生おっしゃるとおり、本人の利便性という観点から推進することは私も適当だと思ってございます。 さらに、この被保険者証の資格確認という面では、外国人の不正受給問題に端を発する不正利用の問題もあります。また、不正とまでは言えなくても、その資格喪失後の保険診療の際に、その後になって保険者が債権回収することのコストといった現実もあります。です
○参考人(菊池馨実君) ありがとうございます。 現場の方と話していると、不要不急なものは控えてくださいというので、相談支援って不要不急じゃないのかという、すごくそこで悩んでおられるという。多分不要不急なんだと思うんですけれども、私は。ただ、ウイルスということで難しい部分があるということです。 先生の御質問に関して、縦割りを排した相談支援体制をつくりましても、もう当然、窓口だけ、窓口で待っているだけでは支援にならないわけでして、様
○参考人(菊池馨実君) 地域支援事業ということでございますけれども、それは相談支援一般に通じると思うのですが、物理的距離を置くことが求められている中で、ICTの活用というのは積極的に推進されるべきだと私も思っております。 ただ、これも、専門職の御知見によりますと、やはり相談支援というのは五感全てを使って行うものであって、言語、言語レベルのやり取りだけで済むものではないという。やはり三次元の空間を共有しながら相談支援を前に進めることが