外交防衛委員会
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 ゼレンスキー大統領の演説の中で、この国連改革ということではありますけれども、この戦後を見据えて新しい国際秩序、そして国際的な協力の枠組みを考え、その中で日本の役割に期待を表明したということだと思います。 ですから、具体的に国連改革をウクライナが日本に求めているということよりは、やはりこれは戦後について日本のリーダーシップを期待したいと。このやはりウクライナにおいて戦後という話が出て
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発言数 15件
初発言日: 2022-03-29 / 最新発言日: 2022-03-29 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 ゼレンスキー大統領の演説の中で、この国連改革ということではありますけれども、この戦後を見据えて新しい国際秩序、そして国際的な協力の枠組みを考え、その中で日本の役割に期待を表明したということだと思います。 ですから、具体的に国連改革をウクライナが日本に求めているということよりは、やはりこれは戦後について日本のリーダーシップを期待したいと。このやはりウクライナにおいて戦後という話が出て
○参考人(鶴岡路人君) 今御紹介いただきました慶應義塾大学の鶴岡と申します。よろしくお願いいたします。 本日は参考人質疑ということでして、中身いろいろ考えたんですけれども、一つはやはり、戦況分析してもしようがないんで、この今回の戦争の構図というものをどのように捉えたらいいかということで、まず抑止ということに着目をして今回の戦争の構図を考えてみたいと思います。その上で、日本の課題ということで、生物化学兵器が使われた場合の対応と、対ロ制
○参考人(鶴岡路人君) ゼレンスキー大統領、非常にその演説を依頼する国を選んで演説を実施しているということでありますし、また、それぞれの国の状況を考えた上で様々な中身を練っているということだと思います。ですから、その結果として、日本においても非常にすばらしいスピーチになったんだろうと思います。 やはりその国がなくなるかもしれないという極限の状態において、大統領があのような形で国内のみならず世界に対して発信をし続けられると。これはやは
○参考人(鶴岡路人君) これは様々なものがあるんだと思います。やはり一つは、復興の基礎となりますインフラですね。今ロシア軍は意図的に民間のインフラを破壊しているという状況です。ですから、水道ですとかこの燃料のシステム等々ですね、そういったところの再建というものは必要になってくるんだと思います。 ただ、それと同時に、やはりこのソフトの方面ということでして、この戦争で心に傷を負った人たちが恐らく数え切れないほどいらっしゃるんだと思います
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 これ、なかなか地上部隊ということでウクライナに米軍ないしNATO諸国の部隊が入るというのは現実的には極めて難しいんだろうと思います。 ただ、そのことは、何もNATO側ができないということは意味しないということです。ですから、実は今の段階でも相当、この情報という観点では、NATO、アメリカを筆頭としてNATO諸国はウクライナに提供して助けていると。これは空の情報ですね。ロシア軍機がど
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 御指摘のとおり、まだ今は強化局面であります。ただ、強化局面なんですけれども、この石油、天然ガスの禁輸ということに踏み切らないんであれば、やはりなかなか今の段階から抜本的に制裁を強化するというのは難しいんだろうと思います。その結果として、やはりこの制裁逃れのようなもの、そしてこの穴を塞いでいくといったような対策が重要性を増していると。 これは、様々な局面、側面があると思います。一つは
○参考人(鶴岡路人君) これは既に岸田政権がかなり力入れているかと思いますけれども、このアジア太平洋、インド太平洋地域において対ロシア包囲網を広げていくと。ただ、なかなか、端的に申しまして、インド等々、働きかけは行いつつも難しい国というものがあるわけですけれども、ただ、この努力とアプローチというものは今後も続けていく必要があるんだろうと思います。 あと、もう一つは中国でして、やはりこの中国に対して、この段階でロシアを実質的に助けるこ
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 アメリカがどのようなときに介入をする、あるいは守るかということは、やはり第一には、その対象となる国が重要であるということなんだと思います。その観点では、日本がいかにアメリカにとって重要な国であるということを証明し続けられるかが必要になってくるんだと思います。そして同盟ということです。やはり同盟のコミットメントは非常に重いものですので、この同盟を、日本の観点では日米同盟をしっかり維持強化
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 核の傘あるいは拡大核抑止、これの信頼性という話は、これもゼロか一〇〇ということではないんだと思います。一〇〇もあり得ないですし、ゼロも今の状況ではあり得ないと。そうしますと、日本にとっての課題というのは、それを一でも二でも引き上げていく、この信頼性をですね、これが課題になってくるわけです。その観点では、やはり様々な段階に応じて、我々日本、そして日米同盟としてどのように対処するのか、これ
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 全体として、ロシアが強い姿勢に出たとしてもアメリカの反応というのは弱いんではないかと、そういう印象をロシアに与えてしまったのは事実だと思います。 ですから、それはその十二月になってからのこの米軍は送らないんだという発言のみではなく、やはり昨年六月のジュネーブでの米ロ首脳会談等々、様々なものを通じてアメリカは強く出てこないんではないかというメッセージが伝わってしまったんだろうと思いま
○参考人(鶴岡路人君) そのアメリカは強く出ないんじゃないかということと同時に、やはりヨーロッパは足並みが乱れるんではないかというのが恐らくプーチン大統領の計算だったんだと思います。蓋を開けてみれば、しかし、非常に強い制裁になっておりまして、これはプーチン政権にとっては大きな誤算だったんだと思います。 イギリスとEUの関係も、この今回の事態に至ってはかなり協力関係が進んでいるとは思います。ただ、そのヨーロッパが足並み乱れるんじゃない
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 国連の改革ということに関しては、なかなか短期的な答えはないんだろうと思います。そうした中で、日本にとってやはり重要なのは、今御指摘のとおり、この今回の戦争、侵略というものはもうこの国際社会全体にとっての挑戦であると、この原理原則の部分をこれは幾ら強調しても強調し過ぎることはないということですので、日本はずっと発信し続けるということだと思います。 その際に注意しないといけないのが、こ
○参考人(鶴岡路人君) このNATO拡大の件は、もちろんロシアはそのように主張するわけですけれども、このウクライナのNATO加盟自体全く何も進んでいなかったんですね。ですから、進んでいないものに脅威を感じていたというのが実態だったんだろうと思います。そこには何らかの擦れ違いもあったということなんだと思います。 もう一つ、そのウクライナが完璧な国家でないことは当然です。汚職も問題ですし、様々な問題を抱えている国です。ただ、だとしても、
○参考人(鶴岡路人君) ありがとうございます。 核抑止については、核兵器が実際使われていないということであれば核抑止が機能している可能性があると。これ、ただ証明はできないんですね。核兵器が使われてしまったときに核抑止が崩壊してしまったというのが分かるというだけであります。これは抑止論において常に抱えている難題だとは思います。 ただ、今回課題になっている、問題になっているのは、恐らくロシアの限定的な核の使用ということなんだと思いま
○参考人(鶴岡路人君) これ、停戦はこれ交渉事ですので、ロシア、ウクライナ双方が譲歩をしてでもまとめたいと、この機運が高まらないといけないと。ですから、今のままの状態を続けていくことがコストが高過ぎるということになれば、交渉というのはより進んでいくと。ただ、この交渉における力関係というのは現場の軍事バランスに関わってくるということですので、交渉を優位に進めるために更に軍事作戦を強化するということは十分考えられるわけでして、まさにロシアが