山崎道子の発言 (厚生委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山崎(道)委員 現在の法律がそうですから、確かに法の建前からいけば、一割差引いたものを支給した場合には、その中の一割をまた地方な負擔させる、それは公式論でございます。けれどもこれはどこで調べられますか。民生委員と町村長というものはそういう腹でやつております。それで保護を受ける者は弱いのでございます。こういう場合にはなかなか調査は困難だと思います。それからいま一つは、とにかく渡したことに帳面づらはなつております。千圓出して一割は地元で負擔したということになつておつて、現實には本人に九割しか渡つていないということになる。そしてまた九割から一割引くということになれば、政府や町村はいいかもわかりませんが、もらう方はばかをみちやう。私はどうしてもこの點をよほど徹底さしていただかなければ、松谷さんも申されましたように、弱い者がいつも泣寢入になつております。殊に八割を政府が負擔をして、二割が縣と地元負擔であるにもかかわらず、この生活保護法の適用にあたつてこういう摩擦が各所に起きておりますのは、私非常に心細く思つておりますし、今度の兒童福祉法が通りましても、いろいろな施設費が地方にいくということになりますれば、なかなかこれが寛現することは困難だと思いますので、この精神を何とかひとつ徹底さしていただかなければ困るし思います。それから今言しましたように、地元負擔が一割ということになると、最高額はどうしても出せないのです。困つていても、なるたけ出さないように出さないようにとしてまいりますのが地方の人々のやり方でございますので、私は受ける人の立場になつてみるとき、葛西さんの話を聽いていると、なるほどなと思うのです。けれども現實にぶつかるとそうでないのです。だからそこの一割負擔のことは今後十分に研究してまいりたいと思つておりますが、現實にそういう面があるのを今度はもつてまいりまして、ひとつその方面の御教育を願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 100104237X02919471110_023

発言者: 山崎道子

speaker_id: 22415

日付: 1947-11-10

院: 衆議院

会議名: 厚生委員会