加賀山之雄の発言 (鉱工業委員会)
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○加賀山政府委員 セクシヨナリズムと言われますが、實は北海道との間は、御承知の通り青函間の船がほとんどやられまして、非常にただいま隘路になつておりまして、一日二百輛程度の貨車しか受渡しができないという状態になつております。北海道に特に修繕車が多く溜りました理由は、實は貨車につきましては一定の期限を經た貨車は止めておいて、檢査をして十分手を加えて使う。こうしないと途中でバネが折れたりして不測の事故を起すというので、そういうことをやつておりますが、北海道にまわりました貨車は、そういつたぐあいで、修繕期限の切れた貨車は、實は不正直にやればあるいは使えるかも知れませんが、それが期限が來たために溜めこんだ。これは非常に正直にやつて續けた結果、他に鐵道局管内よりも多くの修繕車を抱えた。數字で申しますると、他の鐵道局で多いところでも千二、三百輛というのでございますが、札幌鐵道局の管内におきましては、一時は二千五百輛に達しまして、當然もつであろう數字の倍以上をもつたのであります。これではいかぬということで、先ほど申しました期限の切れた貨車はよく調べて、よいものはすぐ本土に向けて出させ、本土内で必要な修繕をやるということにする。それからもう一つは北海道内で急速に修繕の力を増強する。これは資材、技術、特に貨車の面ですと、木材が非常に問題なので、先ほども木材の方から製材にしてひとつ大いに協力しようというお話を承つて非常に力強く感じたのですが、そういつたものをいただいて、急速に進める。次に六百輛くらいの修繕車をよけいやる。そういう計畫を立てまして、早速これを指令いたしておりますので、近くこの状態は囘復すると思います。今特に北海道は輸送力に苦しんでおりますが、この問題の解決によつて北海道内の輸送は幾分よくなるものと私は考えております。決してこれはセクシヨナリズムというような問題ではないのでございまして、今申しましたような事情でありましたので、御了承願いたいと思います。