山口六郎次の発言 (鉱工業委員会)

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○山口(六)委員 先ほどの石炭の生産に關する方計、金融に關する方針、及び資材に關してそれぞれ當局に承りたいと思います。生産方針につきましては、一應應急措置としての對策と同時に、それと並行して三年計畫、五年計畫と申しますか、計畫があつてしかるべきだと思うのであります。さしあたり三千萬トン生産が中心で、論議されておりますが、その三千萬トンなるものも、必ずしも今のわが國の經濟消費關係を勘案してつくつたものとも思えない。なぜかというと、もちろん三千萬トン生産されないからではあるけれども、ともかくも非常なやみ値で賣れておるということは、消費が非常にうまくいつていない、不公正である事實にあると思う。從つてそういう事實からみましても、三千萬トンというものは必ずしもわが國の經濟再建の最小限度と申しますか、一つの内輪の計畫であるのかもわかりませんが、そこで私ども考えるのに、應急措置と同時に、それと並行した計畫性が當然政府にあるのではないかと思いますのて、石炭廳、商工省においては、そういうような點において方針をもつて推進されておるのかどうかということであります。
 それから資金のことにつきましては、金融の問題は現地でわくを要求いたしましても、なかなかおいそれとは決定しない。決定したものさえも三月も半年もかかる。資金統制を通つたものが現金化するまでにはそういう期間を要する。この事實は三千萬トン計畫にマツチした當然の業者の要請であるからして、從つて三千萬トン生産を要請しておる政府としては、そういう點においてそうしたところのないような正確な運營があつてしかるベきだと考えておるのであります。しかるにもかかわらず、最近聞くところによりますと、第二・四半期第三・四半期の資金計畫は、大分縮小されるやに聞くのでありますが、それでは三千萬トンの計畫に對して、一方においては矛盾した措置をやるのではないかと考えざるを得ないのであります。そうした意味におきまして、第二・四半期、乃至は第三・四半期、第四・四半期の今年のそうした資金計畫は、どういうように計畫されておるのか。そうした一應資金調整が決定したものが、なぜ三月も半年も現金化さないのか、そうした責任は金融機關にあるのか、政府安本等の別途對策の支障による責任であるかということを、併せて承りたいと思うのであります。
 それから第三の資材に關しましては、資材が切符を發行されて、勞働組合員に、業者に渡されておる。しかもそれらの資材が現物化さない。これはただに石炭ばかりではないのであります。多少私どもも理解はもつておるつもりでありますけれども、すでに物動計畫によつて切符を發行していながら、しかも最も重點産業である石炭の場合において、切符を發行したものがなぜ現物化さないのか。直接當面の責任はどこで負つたらいいのか。それに對する對策はどういうふうに考えておられるのかということを承りたいと思うのであります。

発言情報

speech_id: 100104283X00419470806_020

発言者: 山口六郎次

speaker_id: 8927

日付: 1947-08-06

院: 衆議院

会議名: 鉱工業委員会