山口六郎次の発言 (鉱工業委員会)

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○山口(六)委員 今のお答えの方針の問題ですが、今日のように資金にいたしましても、ないし資材にいたしましても、あるいは販売にいたしましても、國がそうした方針で、すべてを抑えて制約してやつておられて、しかも明年明後年という一つの計畫がまだ政府で別の問題と一緒に考えているというような程度では非常に心細いと思うのでございます。從來の自由企業の場合におきましては、それぞれ業者はその日暮しでは仕事は成立いたしませんので、やはり當然概括的計畫がなければ決して現在の生産も、將來の生産の維持もできないことは、これは當然の常識なんでございます。こうしたいろいろな隘路の多いときに、しかも遲れ遲れて、第二・四半期の問題が第二・四半期にはいつてから、ないしは半ばにはいつてから、第三・四半期の問題が第三・四半期に半ばにはいつてから政府の態度方針がきめられるといつたようなことでは、どうしても計畫遂行は無理だと思います。私は少くとも將來のときどきの方針を、それが國家の最高を決定した意思でないまでも、ある程度まで目安の點であつても當然知らしむべきだ。そうしなければ現状の計畫それ自體の遂行も無理なんだといつたような考えに立つて、政府が當然指導助長すベきものだ。そうした用意を承つているのでありまして、そうした意味の特段の御勘考を願いたいと思うのであります。
 それから資材のことにつきましては、たまたま切符が現物化しにものの御説明だけがあつたのですが、實際問題としては、現物化しないものの方が多いのです。たまたま現物化した一つの特異な例だけをあげて、こうなつているのだというのでなくて、むしろそうした問題の隘路を説明してくださる方が、ほんとうに隘路打開の本旨に副うのだという觀點に立つて御回答を願えるような氣持にお願いいたします。

発言情報

speech_id: 100104283X00419470806_023

発言者: 山口六郎次

speaker_id: 8927

日付: 1947-08-06

院: 衆議院

会議名: 鉱工業委員会