神田博の発言 (鉱工業委員会)
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○神田委員 まことに政府委員は從順なものでありまして、政府委員らしい答辯をされております。讀んで字の通り、これはその通りでありますが、私は讀んで字の通りだということでお尋ねしたわけではないのでありまして、政府委員の諸君が、大臣の輔佐官として、商工大臣の談話というものは、おそらく諸君の手もとでこれは若干書いたものだと思います。職業に貴賤なし、勞働は神聖なり、そういうことから考えて、このような法案が出ると、勞働者は國家的地位に目覺めて誇りをもつて働くことができるというなら、何でも法案を出せば、勞働者は國家的地位に目覺めで誇りをもつて働くことができる、こういうような考えをもたれた日には、これは日本は法治國になつてしまう。讀んで字の通りと言われるが、私は讀んで字をどうこう聽いておるのではないのでありまして、その内容の問題である。勞働者はその國家的地位に目覺めて誇りをもつて働くことができると言われるが、一體増産法案だとか、あるいは助成法案だとかいろいろな法律ができれば、勤勞者はそんな簡單に誇りをもつて働くことができると考えているか、ひとつ御答辯願いたいと思います。