前尾繁三郎の発言 (予算委員会)
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○前尾政府委員 税務官吏待遇改善に關しましては、先般すでに閣議できまつております凹凸是正によりまして、昨年の七月のカーヴに從つて大體におきまして全官公吏平均にまいるわけであります。數字的に申し上げますと、これは千六百圓ベースの場合の給與でありますが、千六百圓ベースで税務官吏の平均を出してまいりますと、千三百六十一圓になります。ところが現行給與は千二百二十五圓でありますので、差引月額百三十六圓というものが足りない、これは官吏の場合でありますが、囑託、雇傭員につきましては千六百圓ベースの場合に九百二十一圓でありまして、現行給與が八百四十一圓從つて八十圓、これが今囘の凹凸是正資金によりまして、その差額が十月以降におきましては俸給引上げという形で行われる次第であります。おそらく月額五百萬圓程度の支給額の増額に相なると思います。
次にこの特別待遇ということにつきましては、税務官吏といたしましては最近の調査は非常に困難であり、かつまた誘惑も多い、また滯納處分にしても相當危險性もございます。そういうような關係からいたしまして、そういう調査に出かけました場合に、基本給に暫定加給を加えたものの三割を支給するわけであります。これは出張いたしました日に限つて支給するのでございます。なおまた密造の檢擧取締というような、特に危險のあります場合には、危險手當といたしまして一日五十圓を支給するのでございます。また最近は現金を取扱います金額が非常に多くなつてまいつております。これは他の省等におきましても例もありますが、特に窓口におりまして現金の出納事務に從う場合におきましては、他の省との關係をにらみ合わせまして、現金出納手當というものを出すことにいたしております、それに要しまする經費は八九千萬圓、これはまだ主計局の査定を受けておりませんのですが、その程度になるのではないかというように考えている次第であります。