岩沢忠恭の発言 (国土計画委員会)

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○政府委員(岩沢忠恭君) この調書で大體御覽になりますと、工法によつて相當資材の要らないものでも砂防の目的を達する所があるのでありますけれども、要するに何といつても砂防工事は大部分がセメントを根幹とする方法が多い關係上、一應は工事費だけを纒めたのでありますが、結局今後の施工の促進というものは、セメントの生産によつて相當制約を受けるのではないかとも考えます。御承知の通り今年は年間百八十萬トンのものが、現在の状態では石炭事情のために百四十萬トン程度に非常に減少するというようなことも言われている關係上、從つてその工事なんかも多少抑制をされるということは止むを得ないと思います。併しながら今後において、この二十三年度以降においては、何だか明るいような情報もあるのでありますから、その點についてはやはり我々が二十三年度に計畫しているものは大體消化し得るだけの資材が來るのではないかとも考えております。併しながら五ケ年計畫においては、今後セメントの生産が順次戰時中の六百萬トンとか五百五十萬トンというようなことになれば、軍事的な方にこれが全然行かなくなつた關係上、昭和十年或いは十二年までにおいて、内務省の土木工事においては二百萬トンくらいのものを消化したことを思いますれば、當然年間二百萬トン近いものは今後における土木工事なり或いは砂防工事の方に充足せられるというような希望を持つておりますから、結局砂防工事の促進には非常に役立つのではないかとも考えております。

発言情報

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発言者: 岩沢忠恭

speaker_id: 22225

日付: 1947-11-15

院: 参議院

会議名: 国土計画委員会