岩沢忠恭の発言 (国土計画委員会)
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○政府委員(岩沢忠恭君) 今委員長のお話になりまして水力電氣のことにつきまして、現在岡山縣におきまして、砂防堰堤を利用して農村電化の一助とするために計畫を進めておるやに聞いております。これは大體現在において山奥なんかで電氣が來ていない所がある。又非常に山奥に木材なんかがありまして、その木材を都會に素木で運ぶのは非常に輸送上ロスが多い。これはやはり生産地において製材する、そうして製材したものを輸送すれば非常に輸送力を増強し、又都會の方におきましても直ぐそれが役立つというような考えから、その附近にあります砂防堰堤を利用して、そうしてその發電をし、その電力を農村の電化竝びに工業用にやろうという計畫を立つております。これは非常に發電のモーターが小さいのでありまして、このモーターにつきましては、内務省といたしましては三菱電機の方とも連絡を取りまして、そういうような特殊のモーターを一つ試作して見て呉れというので、現在試作して、これはいずれ遠からず岡山縣の方におきましてもそれを利用するのじやないかと思います。これが成功すれば、砂防の堰堤が今後續々とできた場合においては、そういうようなロー・ヘツドで、小さい僅かな水で僅かな發電をしても、田舍の方の農村は、脱穀なり或いはその他工業方面、家内工業の方に相當利用されるのじやないかと思つて、非常に希望を持つております。