岩沢忠恭の発言 (国土計画委員会)
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○政府委員(岩沢忠恭君) お答えいたします。廣島、呉の兩市を除外いたしましたのは、提案理由の際にも御説明いたしましたように、この法案は、憲法二十二條で保障されておる自由權を多少限定する強い制限を伴うものでありまして、地域的にも、期間的にも、でき得る限りこういう強制法を避けたいという趣旨から、現在の二十三都市の抑制都市の抑生都市を、今囘は九つ外して、十四都市にしました。その都市も、市街地が連續して、特に抑制の必要なる京濱地區とか、或いは京阪地區及び北九州地區に限定したのであります。
又廣島、呉兩市におきまする實情を申上げますと、今年の三日から九月までにおける人口に流入程度は、大體月平均廣島市が二千六百人で、呉は逆に月に六十人ぐらいの減少になつておりまして、それぞれ轉入許容率は六〇%から七〇%になつておるのであります。その他食糧、住宅等の事情は、よその都市に比べて、必らずしもよいとは言いませんけれども、放任することによつて多少の弊害は考えるのでありますが、荒廢地があると同時に、大きな都市が他の地域程集中してもおらず、現在の人口増加状況では、憲法上の自由の制限をする程の必要はないように考えたので、やはり呉と廣島は、外の九都市並みに今囘は取扱つて、自由に轉入ができるような措置をとつた次第であります。