中平常太郎の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)
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○中平常太郎君 そういう御計画をなさつて、その筋と御交渉をなさつておられまして、誠に我々も感謝いたすのでありますが、生活保護法と申しますのは、実際最低限度の生活を保障しておるかというと実際におきましては生活保護法の金では最低生活を保障されないのであります。今日千円程度のものを五人家族というようなことでは、絶対生活保護法の金で食つて行けないのでありまして、何かしなくちやならん、どうしても副業か何かの職に就かなければならんのでございます。而も傷痍されておる人々に対しましてはそれぞれ適当な仕事があるものであります。ただ設備さえ國がすれば、その人らは生活保護法にかかり、あとの足りない部分を働くのであります。ただこれをやるとやらないとの問題でありまして、誠にそういう状態に置かれる人の心を考えて御覧願いましたならば、どんなに痛切なものがあるか分らないのでございます。その筋との御交渉につきましては、とにかく傷痍者などの恨みを買うようなことのないように思いを馳せて貰いまして、押しの一手でございますが、十分な押しを一つ局長さんあたりは持つて貰いまして、押しの一手で押し切つて、どうでも早くやつて貰いますように、十一ケ所できましたならば後まで及ぼして、少くとも一縣下に一つぐらいはお拵えになるようにやつて頂きたいと思うのであります。又委員会におきましてもできるだけの援助をするつもりでおりますから、一つこれは普通の交渉でなくして、本腰を入れて十分なる押しを以て、いわゆる強腰で御交渉願いたいと思うのであります。
それから十一ヶ所というものにつきまして、予算をとつておるのでございましようか、その点はまだですね。